日本を出るにあたって、
「一度真っ白になってみます」
と渡英の目的を説明してきたワタシ。
真っ白になる、のは、もっと簡単なことだと思っていた。
なんだかんだバタバタと忙しく過ぎてしまって渡英早2ヶ月。
やっと生活が落ち着いてきたこのごろ。
そうしたらなんだか不安ばかりを感じるようになってきた。
「本当にこれでよかったのか」
小さいときから、いわゆる「キャリア志向」で歩んできた。
積み上げて、積み上げて、
目指していたものが路の先に見えるところまできていた。
そしてその路において、ある種の才能はあったろう、と思う。
だけれど、才能がある、と、好き、は別。
それが、私が真っ白になろうと決めた理由。
この決断を下すにも、ずいぶんと年月がかかった。
なまじそれなりの力を自分に感じると、
そしてこれまで積み上げてきたものを考えると、
簡単に手放すことなどできない。
結局、ダンナの留学という、
ある意味他責にできる機会を利用して、
やっと踏み切ることができたのだ。
そして渡英2ヶ月。
新しい路をさがさなくちゃと、焦燥感にかられ、
とりあえず、
これまで興味がありながら、
きちんと学べなかった領域を開拓しようとしている私。
でもそこに何もなかったら?
コースが始まり、クラスに座ったとして、
そのとき私のなかで何の音も響かなかったら?
皮肉なことに、
MBA留学をしている夫を持つゆえ、
それまで自分が触れてきた、慣れ親しんだ世界がすぐ隣にある。
その世界なら泳ぎ方がわかる。
たぶんきっとそこそこ上手く泳げる。
けれど自分はそこにはいない。
あたらしい世界なんて本当にあるのか?
そこで私はちゃんと泳げるのか?
とどのつまり、自分は本当に正しい選択をしたのか?
こんな不安が少しづつ少しづつ重んできて
とうとうダンナにぶつけた。
「不安なの?」
そして彼が次にいった言葉。
「やっと真っ白になりかけてるんだな」
真っ白になる、と私が言ってから
彼はいつかこの日が来ると思っていたという。
・・これからいろいろなトライアンドエラーをするのだろう。
そうして2年の間に見つかればいいし、
もし見つからなかったとしても、
真っ白になるのだけに2年かけたって
おれはいいと思っているよ、と。
自分の人生を一回考え直してみる、
それは誰にでもまわってくるチャンスではない。
せっかくの機会を中途半端に使っちゃもったいない、
あせらずゆったり、取り組んでみればいいじゃない。・・
不安になる、
それが真っ白になることの最初の一歩。
はっとさせられる。
そっか、まず真っ白になること自体、
時間もプロセスもかかることだったのね。
ワタシの旅はまだまだ始まったばかり、の模様。
だなんて・・・素敵だね
私ならその言葉は出てこないなぁ
tomocotnさんのことものすごく考えてくれてる
その先に思うものが無かったとしても
それが糧になる
誰もがこれだ!なんて自信を持ってやれることなんてないもの
ゆったり楽しむように頑張ってください♪
今更いわずもがなですね。
はっきりした目標があれば、大抵の人はそこに向かって走ることができる。
例えそれが本当のゴールじゃなくてもね。
そりゃ不安になるよ。はじめてもぐった海がものすごく怖かったように。
私の転職もまさしくトライアンドエラーの一例。いろんなトライがないとエラーだって分からない。
振り返ってみるとそもそも「トライ」自体をしてきていないこの人生。その状態が今となってはものすごく恥ずかしいし、もどかしい。
今更ながらではあるけれど、たとえ「失敗」しか招かない「経験」であっても、私はそれ自体をを積みたいのです。
今回の「転職」はまさにそれを具現化第一弾。
その仕事がしたいという観点ではなく、
自分の視野を広げるための転職であり、生活の糧としての転職。
私は完全なる真っ白にはなりえないけれど、
今の私で出来る精一杯の「真っ白」をやったつもりです。
おかれている環境は違うけれど、皆それぞれの立ち位置で頑張ってる。
貴女にはさらに支えてくれるパートナーがいる。
一つ成長して会えるといいね。
貴女なら大丈夫。
私も頑張ります。
ゆったり楽しんでいこうと思います、ありがとう
万年思春期はおこがましいからやめなさい。w思春期を語るには年食いすぎよ、あたしたち。
前向きでうらやましいよ。私は日々老後の不安を感じてる。