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米アイビーリーグ校へのサイバー攻撃相次ぐ、プリンストン大も被害

  • プリンストン大の卒業生や寄付者の情報含むデータベースに不正侵入
  • ペンシルベニア大も10月に被害公表、ハーバード大もデータ侵害調査
Students walk through the Princeton University campus in Princeton, New Jersey.

Students walk through the Princeton University campus in Princeton, New Jersey.

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

プリンストン大学は、卒業生や寄付者、学生などの個人情報を含むデータベースが外部から侵入を受け、24時間近くにわたり不正アクセスを受けたことを明らかにした。米名門私立大学「アイビーリーグ」を狙った新たなサイバー攻撃となった。

  プリンストン大学によると、サイバー攻撃は11月10日に発生し、寄付活動などを担当する大学のアドバンスメント部門のシステムが影響を受けた。このシステムには氏名や連絡先、「募金活動や寄付に関する情報」などが含まれていたという。内容は卒業生に宛てた電子メールおよび大学の公式サイト上で公表された。

  米国の大学は長年ハッカー集団の標的となっているが、最近では特にアイビーリーグ校への攻撃が相次いでいる。10月31日にはペンシルベニア大学が、「同窓会活動などの関連する特定の情報システム」が侵害を受けたことを明らかにした。

  同月にはハーバード大学も、オラクルのソフトウエアの脆弱(ぜいじゃく)性を通じてデータが侵害された可能性を調査していた。6月にはコロンビア大学が、学生や出願者など約87万人の個人情報が流出したハッキング事件について調査を開始したと州当局への報告で明らかにした。

  プリンストン大は声明で、攻撃者を24時間以内にシステムから排除し、他の技術システムへの侵入は確認されていないと説明した。侵入は、アドバンスメント部門のデータベースにアクセス権を持つ職員を標的にしたフィッシング行為を通じて行われたという。

  大学は学生、保護者、教職員、卒業生、寄付者などの個人情報を多数保有しており、こうした情報は盗取や恐喝の対象になりやすいことから、教育機関は長年、頻繁にサイバー攻撃の標的となっている。

 

原題:Princeton Hacked in Latest Attack on an Ivy League School (1)(抜粋)

— 取材協力 Janet Lorin

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