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メイキング・オブ・マイマイ新子

映画「マイマイ新子と千年の魔法」の監督・片渕須直が語る作品の裏側。

第一次ロケハン

2009年08月31日 12時16分52秒 | mai-mai-making

●都合3度におよぶ防府ロケハン(風景採集)で、現地へ注ぐ目が育った。


 最初のロケーション・ハンティングは2007年1月14日から16日にかけて。
 同行者はマッドハウスとエイベックスの各プロデューサー、制作、道案内としてマッドの丸田プロデューサーのお父上。丸田さんは山口県柳井市出身。父上はかつて防府勤務経験者。

 駅前に立派にそびえているはずの山陽楼食堂は、足場とブルーのシートに覆われて解体工事中。
 町一番の目抜き通りのはずの天神銀座は、ほとんど軒並み閉ざされた「シャッター通り」。そのアーケード内で写真を撮りまくっていると、地元の主婦の方に見咎められて、叱られてしまいました。一行中に坊主頭が二、三人おり、地上げ屋に似た雰囲気を漂わせてしまっていたのかもしれません。映画を作るんです、と話したら、笑って放免してもらえました。

 高樹のぶ子芥川賞受賞作『光抱く友よ』のラストシーンの舞台、佐波川土手にも登りました。
「ここはずーっと桜並木だったのに。こんなに伐ってしもうて」
 と、丸田・父上が嘆かれました。我々の映画では、ここに花を咲かそう、と心に決めました。

 おおよその土地勘が出来てきたつもりです。
 あとは、新子の家のありかを見定めることです。


(写真上:ロケハン当時解体中だった山陽楼。下:映画の舞台である昭和30年前半には建設中だったはず)

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