●原作『マイマイ新子』より、祖父・小太郎の言葉。
「ここはな、そのころ周防の国の都じゃった」
「この国衙という地名はな、国の都という意味でな」
「ここに大きな都があって、たくさんの人間がいそいそと歩いてるのを想像してみるんじゃ」
我々も想像してみた。
いまだ未発見の国庁のありかは、我々なりに「実はあそこなのではないだろうか」と推理を働かせてはみましたが、映画の中では今の周防国衙跡史跡公園の場所に置いてあります。ここは昭和30年頃当時に唱えられていた説に合わるべきだろう、と。
ただ、国庁なんていっても元々は奈良時代の施設ですから、それから何百年か経った"千年前"にはすでに廃却され、朽ち果てているように描こうとは考えました。
そういうのも、"想像"の結果。
国庁跡地から国司館へ向かう登場人物たちの足どりを、現地のその場に立って思い浮かべてみます。これがそのときのノート。

ここから先は、ロケハンから帰って3月中に行った作業。
発掘現場で撮影した柱穴の写真を加工して平面図を割り出し、少し細工を加えながら寝殿造りの国司館の設計図を作ります。ここまでは画面設計・浦谷千恵さんの仕事。

それを元に、美術監督・上原さんが清原元輔邸をデザインしていきます。
地面に開いた穴ボコだったものが、こんなふうに。

この絵はまだラフです。
さらに、蹴鞠場がないから作らなくちゃ、などと考えながら、「千年前」をだんだんと目に見えるものにしてゆきます。
「ここはな、そのころ周防の国の都じゃった」
「この国衙という地名はな、国の都という意味でな」
「ここに大きな都があって、たくさんの人間がいそいそと歩いてるのを想像してみるんじゃ」
我々も想像してみた。
いまだ未発見の国庁のありかは、我々なりに「実はあそこなのではないだろうか」と推理を働かせてはみましたが、映画の中では今の周防国衙跡史跡公園の場所に置いてあります。ここは昭和30年頃当時に唱えられていた説に合わるべきだろう、と。
ただ、国庁なんていっても元々は奈良時代の施設ですから、それから何百年か経った"千年前"にはすでに廃却され、朽ち果てているように描こうとは考えました。
そういうのも、"想像"の結果。
国庁跡地から国司館へ向かう登場人物たちの足どりを、現地のその場に立って思い浮かべてみます。これがそのときのノート。
ここから先は、ロケハンから帰って3月中に行った作業。
発掘現場で撮影した柱穴の写真を加工して平面図を割り出し、少し細工を加えながら寝殿造りの国司館の設計図を作ります。ここまでは画面設計・浦谷千恵さんの仕事。
それを元に、美術監督・上原さんが清原元輔邸をデザインしていきます。
地面に開いた穴ボコだったものが、こんなふうに。
この絵はまだラフです。
さらに、蹴鞠場がないから作らなくちゃ、などと考えながら、「千年前」をだんだんと目に見えるものにしてゆきます。