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ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第22巻-2黒い肌の狙撃者

2006-11-27 00:03:56 | 第021巻~第025巻

■黒い肌の狙撃者(第86話) 発表1974年4月

評価     ★★★

依頼人    サミー・ブラウン

ターゲット  カーク・ローレル退役大佐

報酬     $50,000

今回弾丸発射数       3/ 通算弾丸発射数 590

今回殺害人数         4/ 通算殺害人数   492

今回まぐわい回数     1/  通算まぐわい回数   51

<ストーリー>
黒人サミー・ブラウンから殺害依頼を受けるゴルゴ。報酬は血で汚れた紙幣だった・・・

<この一言>
金を得る手段が金の本質を変えるとは思わない・・・

<解説>
黒人サミー・ブラウンから、白人エーベル・バネットの敵討ちを依頼されるゴルゴ。サミーとエーベルはベトナムの戦友同士。ふたりは北ベトナムの捕虜となり、反戦を訴えて帰国した。エーベルは故郷ミシシッピで、カーク・ローレル退役大佐らに「黄色い奴らの捕虜だったくせに」「”黒”と連盟で」反戦行動をとったと追い込まれ自殺した。サミーはエーベルの無念をはらすべく、ゴルゴにローレル大佐の殺害を依頼。命がけで強奪した金を手に懇願する。ゴルゴは「金を得る手段が金の本質を変えるとは思わない・・・」と応諾。カネに色はないと言うが、ゴルゴのカネに対する考え方が伺えるセリフだ。

ゴルゴは有色人種への偏見と差別で満ちたミシシッピに潜入。日焼けをして黒人になりますます。警察官に素っ裸になれと言われ全裸になったゴルゴ。なんと「コックの先まで黒」い。偽装のための日焼けひとつをとっても全く抜かりがないゴルゴの細心振りには恐れ入る。日焼けシーンではトレードマークの白ブリーフをはいていたのに?との疑念はあるが・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (22)巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第22巻-1スエズの東

2006-11-26 01:07:27 | 第021巻~第025巻

■スエズの東(第85話) 発表1973年9月

評価     ★★★

依頼人    PFLP幹部 ロトフ・アーデル・ロトフ司令

ターゲット  イスラエル特攻隊員訓練所の爆破

報酬     $100,000

今回弾丸発射数       23/ 通算弾丸発射数 587

今回殺害人数         48/ 通算殺害人数   488

今回まぐわい回数      1/  通算まぐわい回数   50

<ストーリー>
イスラエル特攻隊によりベイルートが奇襲をうけ、レバノン人・パレスチナ人に多数の死傷者が発生。パレスチナ側はゴルゴに接触、報復を依頼する・・・

<この一言>
”夜間飛行”・・・悪くない香水だ・・・

<解説>
テロに対するパレスチナ側の回答は、やはりテロ。中東の対立を描く本作は、1973年イスラエルのレバノン襲撃事件をモチーフにした作品。ゴルゴへの依頼は400m先の小さな標的を狙撃、イスラエル特攻隊員基地を爆破するというもの。作戦決行直前に告げられた400m先の標的とは、ジープに積んだ爆薬で自爆テロを誘発するものであった。当事件の発生日付は1973年4月25日と具体的に記されている。

本作発表は1973年であるが、今日に至っても中東諸国の対立は解消されておらず、自爆テロは西側諸国にも矛先を向けられていることを考えると複雑な心境になる。

なお、本作は400mの長距離狙撃であるが、過去の長距離狙撃ランクは以下の通り。
第7巻-1『AT PINHOLE!』1,020m
第18巻-1『動作・24分の4』700m
第11巻-1『ROOM No.909』 500m
④第22巻-1『スエズの東』400m

ズキューン

ゴルゴ13 (22)巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第21巻-3国家秩序維持省

2006-11-25 00:07:47 | 第021巻~第025巻

■国家秩序維持省(第84話) 発表1974年5月

評価     ★★

依頼人   ソ連(KGB?)

ターゲット  ワーシリィ・イワノビッチ

報酬     不明

今回弾丸発射数        1/ 通算弾丸発射数 564

今回殺害人数          1/ 通算殺害人数   440

今回まぐわい回数      0/  通算まぐわい回数  49

<ストーリー>
シドニー空港入国審査の際、ソ連大使館に入国を察知されたゴルゴ。ソ連大使館はゴルゴをマークするが・・・

<この一言>
(セリフなし)

<解説>
ゴルゴのオーストラリア入国をソ連大使館は察知、本国へ通報し指示を仰ぐが、ゴルゴのじゃまをするなとの返答。ゴルゴの仕事の依頼主はソ連本国だったのだ。その仕事内容は、KGBのスパイ「ワシーリィ・イワノビッチ」の狙撃。イワノビッチは2重スパイとなって、私腹を肥やしていた。群衆のなかのイワノビッチを遠距離狙撃で仕留めるシーンが唯一の見どころ。ゴルゴは一言も言葉を発していない。

ズキューン

ゴルゴ13 (21) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第21巻-2海へ向かうエバ

2006-11-24 00:45:35 | 第021巻~第025巻

■海へ向かうエバ(第83話) 発表1974年2月

評価     ★★★★★

依頼人   不明

ターゲット  エバ・クルーグマン

報酬     不明

今回弾丸発射数        1/ 通算弾丸発射数 563

今回殺害人数          1/ 通算殺害人数   439

今回まぐわい回数       2/  通算まぐわい回数  49

<ストーリー>
かつてゴルゴと肌を合わせたことのある女殺し屋「エバ・クルーグマン」。再び彼女の前に姿を現したゴルゴだが・・・

<この一言>
じゃあな・・・エバ・・・

<もう一言>
いや・・・偶然じゃあない!

<解説>
ゴルゴ史上最も叙情性に富んだ作品。殺し屋という職業を選んだ男女の出会いと永遠の別れを描いた本作は、エバの思慕とゴルゴから滲み出る感情が交錯する、哀しいラブストーリーとなっている。

同じ船上に居合わせたゴルゴとエバ。船に爆弾が仕掛けられたとのアナウンスに船内はパニック状態となる。ゴルゴとエバのみが事態を静観、ゴルゴが爆弾を処理した後、「同じにおい」を持つもの同士、体を重ね合う。お互い名を聞くこともなく別れたが、3年半後にニースで再会、再び肌を合わせる。「偶然また再会できてうれしかった」というエバに、「いや・・・偶然じゃあない!」と応えるゴルゴ。別れ際に「じゃあな・・・エバ・・・」と告げるゴルゴに、すべてを悟ったエバ。「わたしの・・・名前を・・・」「さようなら・・・わたしの・・・男・・・」というたった2つの短いセリフがエバの心情を吐露している。エバは仕事をキャンセル、武器を捨て、子どもたちと戯れる。子どものころに立ち返り、人生をやり直したいと考えたのだろうか?それとも、殺し屋稼業を辞め、一人の女に戻った束の間の開放感を味わったのだろうか。あるいは、一人の女としてゴルゴの子どもを授かりたかったのだろうか?幸せそうなエバの表情を見るにつれ、やるせない気持ちになる。ゴルゴに撃たれ、モーターボートの動力のままに海に向かうエバの安らかな表情が救いをもたらしてくれる。

一方のゴルゴはどうだろう?依頼人からエバの写真を見せられたとき、明らかに狼狽した表情を見せている。ゴルゴもエバに対し何らかの感情を隠し持っていたに違いない。エバの元を去るときの「じゃあな・・・エバ・・・」というセリフ、ゴルゴはいかなる表情で告げたのか。背を向けて立ち去る姿に、殺人マシーンではない一人の男としてのゴルゴを感じる。最後のシーンで、スコープ越しにエバのボートが水平線に消え去るのを見届けるゴルゴ。ゴルゴの思いすべてが凝縮されている象徴的なシーンだ。

ズキューン

ゴルゴ13 (21) 巻掲載
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ゴルゴ13第21巻-1統計解析射撃

2006-11-23 18:02:23 | 第021巻~第025巻

■統計解析射撃(第82話) 発表1974年6月

評価     ★★★★★

依頼人   不明(中東産油国)

ターゲット  ハミルトン石油 チャック・ハミルトン会長

報酬     不明

今回弾丸発射数        15/ 通算弾丸発射数 562

今回殺害人数          13/ 通算殺害人数   438

今回まぐわい回数       1/  通算まぐわい回数  47

<ストーリー>
ケネディ大統領が暗殺されたダラスにゴルゴが現れた。20世紀最大の謎、ケネディ暗殺事件はゴルゴの仕業なのか?ゴルゴがダラスを訪れた目的とは・・・

<この一言>
チャンスは・・・一度で・・・いい!

<解説>
ケネディ大統領暗殺はゴルゴのスナイプたっだのか?ゴルゴがケネディ暗殺の地「ダラス」を訪れた目的とは?現在も真相が明らかにされていないケネディ暗殺をテーマにした本作は『ダラスの疑惑』『ダラスの極限』『ダラスの閃光』の3部から成る長編。見どころ満載の傑作である。

『ダラスの疑惑』では、ケネディ大統領暗殺がゴルゴの狙撃だったのかを検証する。世界的なジャーナリストでゴルゴ研究家でもあるマンディ・ワシントンが 第14巻-1『日本人・東研作』 に続いて登場、ダラス市警ロバート・ハスケルとともにケネディ暗殺の真相に迫る。ケネディが暗殺された「ダラスの日」のゴルゴのアリバイが成立、20世紀最大の陰謀とも言われるケネディ暗殺事件の実行犯はゴルゴでないことが確認される。歴史的大事件の実行犯をゴルゴとする大胆な設定が最高にスリリングである。

『ダラスの極限』では、アメリカ石油産業の雄「ハミルトン石油」の暗部が描かれる。全世界の原油の過半数を生産するハミルトン石油は、一方でケネディ暗殺の実行部隊を抱える裏の表情も持ち合わせている。ゴルゴのターゲットがハミルトン会長との情報を掴んだハミルトン石油の裏部隊は、ゴルゴを監禁、執拗な拷問を繰り返す。縛り上げ逆さ吊りにしての鞭打ちと殴打、ヘッドホンを被せ大音量でハードロックを聞かせ続ける、4日間投光器を照射し眠らせない、といった拷問に耐え抜くゴルゴ。一瞬のスキをついて「チャンスは・・・一度で・・・いい!」とつぶやき、敵を殲滅するシーンは何度読み返しても圧巻である。

『ダラスの閃光』では、ターゲットであるハミルトン石油の会長に肉薄する。しかし、ハミルトン邸は集音マイクが張り巡らされ、移動体すべてが探知されるようになっていた。ゴルゴはこのシステムを逆用、不可視の状況で「統計解析射撃」を行い、チャック・ハミルトン狙撃に成功する。当時の最先端技術を用いたSF映画のような設定に感服するとともに、瞬時にシステムを理解・応用するゴルゴの頭脳明晰ぶりに胸が透く。

なお、ケネディ暗殺については真相が明らかになっていない。軍産複合体の陰謀説、フーバーFBI長官の陰謀説、アレン・ダレスCIA長官の陰謀説、等々諸説交々。ケネディ暗殺に関するウォーレン委員会の文書は2039年まで開示されることはない。2039年に開示される文書には真実が記されているのだろうか?

ゴルゴが大音量で聞かされる レッド・ツェッペリン『聖なる館』 は、ハードロックの名盤でありブリティッシュ・ロックの歴史を語る上で外せない作品である。1973年発表の『聖なる館』は今聞いても古さを感じさせず、大音量で愉しみたい作品であるが、言うまでもなくヘッドホンで聞くときは音量を控えめに・・・。

ズキューン

ゴルゴ13 (21) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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