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メイキング・オブ・マイマイ新子

映画「マイマイ新子と千年の魔法」の監督・片渕須直が語る作品の裏側。

2008年夏、山口オーディション

2009年11月13日 22時10分47秒 | mai-mai-making
 2008年8月には新子=福田麻由子で決定。
 そう決定すると同時に、麻由子くんだけを音響スタジオに呼んで、新子の台詞をいくつか演じてもらいました。録音した声の中に、子どもらしいバイタリティに溢れた新子が、たしかにそこにいました。
 これからのキャスティングすべての基準となるのはこの音声です。

 麻由子くんの新子像が新鮮な自然さをはらんでいたので、バランスをとる上でほかの子どもたちの役に大人の声優を使うのは難しい、と思いました。
 それでいて、この映画の中の子どもたちはリアルな山口弁を話さなければなりません。ハードルが高いのです。
 ならば、まず、山口弁をネイティヴに喋る子どもの中に「使える子」がいないか探すことです。
 山口放送に協力いただいて、山口県内から夏休みの子どもたちを集めてオーディションを行うことに決めました。応募総数○○名。中には「子ども限定」という応募資格なのに、大人の方からの応募もありました。将来プロの声優を志望しているという、中高校生も結構いました。
 そうした応募書類をマッドハウスの会議テーブルの上に並べて一次選考したのですが、一番大きな会議テーブルの上が応募書類で埋まってしまっていました。。

 そうして絞らせていただいた子どもたちを山口放送のスタジオに集め、オーディション本番を行ったのが8月25日。
 ひとりひとりに福田麻由子が演じる新子の音声と掛け合いをやってもらいました。
 こうした中から現れたのが、ヒトシを演じることになる川上聡生くんと、千古役の奥田風花さんでした。小学○年生の聡生くんの演技度胸、将来声優を志望して家で自前のマイクで練習しているという風花さんのしなやかに自然な感じ。このふたつを見つけることができたのは大きな収穫でした。

(今日はその同じ山口放送のスタジオを久しぶりに訪れ、オーディションのとき司会をつとめていただいた脇田美代アナの番組『熱血テレビ』で映画の紹介をさせてもらいました)

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