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何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

長壽寺 (鎌倉)

2018年07月28日 | 寺社巡り-神奈川

【神奈川・鎌倉市】室町時代初期の元亨三年(1323)~延元元年(1336)の間、初代鎌倉公方の足利基氏(尊氏の四男)が、父の菩提を弔うため古先印元を開山として尊氏の屋敷跡に創建した。
創建当時は七堂伽藍の大寺だったが、文安五年(1448)の火災に遭った以降、規模が縮小した。 境内奥のやぐらには、足利尊氏の遺髪を埋めたとされる変形の五輪塔がある。 建長寺の境外塔頭。 宗旨は臨済宗(建長寺派)で、本尊は観音菩薩像。

鎌倉街道に面して建つ長寿寺には2008年12月の訪問だったが、非公開だったので2つの門から境内を拝観した。 階上の茅葺の山門を見上げながら急な石段を上り詰めると、大きな蓮花の台座に半跏趺坐で鎮座する地蔵菩薩像が迎えてくれる。 地蔵尊像に対面して石塔があり、五重に笠を乗せた層塔が亀跌の上に立つ珍しい石造物だ。
石塔の前で少し背伸びすると、築地塀と垣根の上の紅葉の木々の間に観音堂の茅葺屋根が見える。 山門から境内を眺めると石畳参道の先に簡素な構えの本堂、その右手に書院が連なって建つ。 本堂の正面扉が少し開いていたので、ズームアップで法界定印を結ぶ釈迦如来坐像を撮影させて頂いた。
亀ヶ谷坂側にある通用門に回って再び境内を眺める....山門から眺めたのとは一味違う光景が広がっている。 松や紅葉した木立がある苔生した庭園は、手入れが行き届いていて美しい。
近年は春と秋に週末限定で公開されているようなので、機会をみつけて再訪したいものだ。
 
鎌倉街道に面した急峻な石段の上に建つ茅葺の山門....柵に「一般拝観出来ません」の木札が下がる/門前で亀趺上に立つ石造の五重層塔

切妻造茅葺の山門(四脚門)....江戸後期(18世紀後期)建立の禅宗様建築で、柱が少し転びになっている....左右に続く塀は瓦屋根で白壁の築地塀

軒廻は二軒平行垂木、妻飾は虹梁大瓶束で両側に笈形付き、台輪上に出三つ斗(正面二組、側面一組)
 
門前で大きな花弁の蓮華座に半跏で鎮座する地蔵菩薩像....地蔵尊像と向かい合わせで五重の笠を載せた石造り層塔が立つ/亀趺上に立つ大きな初重軸部を有す石造五重層塔....初重軸部の正面に「佛頂尊勝陀羅尼」の刻

塀越しに眺めた宝形造茅葺の観音堂の屋根....観音堂は室町時代創建という奈良県円成寺の多宝塔を大正時代に移築・改築したもの

山門から眺めた石畳の参道と本堂

入母屋造桟瓦葺の本堂..平成十八年(2006)新築....山門から本堂に延びる四半敷の美しい参道

軒廻りは二軒疎垂木、柱上に舟肘木、三間の扉は腰高舞良戸風、扉上に連子欄間....向拝がない
 
本堂に祀られている法界定印を結ぶ舟形光背の釈迦如来坐像/参道正面に本堂、右手に寄棟造桟瓦葺の書院が建つ

亀ヶ谷坂側の切妻造桟瓦葺の門(薬医門だったか)....通用口を設けた簡素な木造りの袖塀
 
亀ヶ谷坂側の門を通して見えるのは玄関と書院
 
本堂は向拝がなく正面に縁を設けた古民家風の建物....右手に玄関を設け、前縁に半鐘が下がる

亀ヶ谷坂側の門から眺めた山門と手入れが行き届いた前庭

本堂、書院、観音堂に囲まれた庭園....木立の奥に茅葺の観音堂が建ち、堂内に観音像、足利尊氏像、古先印元像が祀られている

松や紅葉した木々がある苔生した美しい前園....中央奥の建物は銅板葺の庇を設けた桟瓦葺の書院
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