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KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

ダイオウグソクムシ男

2010年03月21日 | インディーズソフビ


巨大な出目金・キントト大王、三つ目の妖怪鹿、合成動物・犬鮫や熊猫象。
人知れず都内に存在する公園。
PVCの表皮を持つ駄菓子屋の軒先の住人のような
世にもファンシーな人工動物たちが
戯れるその公園には、謎の怪人たちが潜み、人々をフアンに
するという都市伝説があった。

彼ら怪人はその謎動物たちの細胞が融合して生み出されたという
説もあったがその関連は定かでない。
生物同士の細胞が交じり合ったもの、
機械と生物が融合したもの、植物が知性を持ち移動し捕食するように
なったもの、また他の生体をあたかも機械や
兵器のように扱うものなど、人括りにはできない存在。
バイオスフィアで突然変異したような
奇怪な怪人たちが今夜も公園を跳梁跋扈する。。。

最近その存在が明るみになった、恐怖のクサヤガンを操る一匹は
その名もダイオウグソクムシ男と名乗っていた。



つーわけで(どんなわけだ!)ヤモマークさんの
ダイオウグソクムシ男。ワンフェスで入手して以来
袋入り状態で楽しんでたんですがようやく開封。
原型段階を目にして以来、手にしてからも
自分的に久々にワクワク感の持続するソフビです。

今回は、以前からチョロチョロとフリマや
中古店で収集していたノンブランドの
どうぶつソフビたちにサポートアクト
になってもらって掲載。
ヤモマークさんがリリースしている
例の発見金型から起こした恐怖の改造動物でない
のですが、雰囲気は近い、ユルーイ感じのものが多いです。

昭和頃に作られたものですが、現代までなんとか
残ってきた彼らには駄菓子屋のデッドストック品を
たまたま袋詰めでセール品になっているのを
見つけた一群もいます。いわば昭和のPVC動物の
箱舟といったところでしょうか。


そして主役のダイオウグソクムシ男は、マニアックな甲殻類を
ソフビ化した、名前だけでもすでにブッとんでいる
ユニークな怪人ソフビ。

今回の自分の撮影セッティング上では
彼は悪の組織?に加担していながら
自分の存続である公園の森羅万象、
PVC動物たちを守る番人でもあるというところでしょうか。





サイド&リアビュー。背中の甲羅部分と多足生物である腹部に
ヤモさんの昆虫フェチズムが横溢。
リアの蛇腹状の甲羅も無骨ですが、強烈な自己主張で
造形面で動物大好きなヤモマーク氏の
好きこそモノの上手なれを体現したつくりです。

このFIRST VER.は本来自然に生息するダイオウグソクムシの
カラーに準拠したリアルネイティブカラーとなっています。



武器のクサヤガンを構える。
鉄砲魚を生体兵器としててなづけて使用している設定。
シリアスな怪人ソフビとして本体は比較的リアル志向で
作られているのに、腕のクサヤガンがおもちゃの銃のようで、
お茶目感を発揮、相殺して適度にファニーなイメージを
乱反射させています。



公園でたむろし陽光を浴びながらのんびりと昼食のコンビニ弁当を
味わおうとしていたサラリーマンのおじさんたちが
3怪人に襲撃されている!
お決まりの文句「この公園はおれたちが占拠した!
今からおまえたちは森の奥の基地に連れて行かれて
おれたちのどれいだ!」

サトシヤマモトサラリーマンズ「どれいなんてやだー、
助けて、ニッケル仮面!!」
人々の和やかなランチタイムを防衛してくれ!!



ダイオウグソクムシ男「今からクサヤガンで
おまえを、愛する娘にいやがられるような強烈な臭いのする
恐怖!クサヤ人間にしたてて家庭不和にしてやるぞ!
このにおいは漁村で臓物職人のおじさんが三代にもわたって
受け継いだクサヤの干物の芳醇な香りで、
1㎞先からもおまえが匂っているのがわかる。
そして、臭いは一生とれないんだ。どうだ怖いだろう!!」
サトシヤマモト「うわーん!!ウチは家族円満で
今時、日曜も娘にせがまれて仲良くショッピングに行ったりしてるのに!
たのむ、それだけはゆるして~」

ダイオウグソクムシ男「善良な家庭ほど支配しがいがあるのだ!
さあ鼻が曲がるほど臭うのがいくぞ~!」

ニッケル仮面「まてぃ!!」



ニッケル仮面とダイオウグソクムシ男の
行きづまる死闘が昼下がりの公園内で展開!

ダイオウグソクムシ男「うっ、もしかして
おれたち衆人環視で戦うのか?はっはずかしい!」

サラリーマンズ「ニッケル仮面まけるなー
どっちもまけるなー、もっとやれー!!ヤンヤヤンヤ」
「やっぱり怪人もヒーローも素材はタイツでないと」
「どっちが勝つか賭けようか!」

ニッケル仮面「お、おれもこのギャラリー状態は
シルバー仮面のあの、夕方の買い物客でにぎわう商店街での戦いみたいで
ものすごく恥ずかしいんだけど」

ダイオウグソクムシ男「羞恥プレーだ、ワクワクする、
じゃない 助けてー」

昼下がりの公園は毎回怪人が押しかけてきてはヒーローが
救いに現れ、連日ほのぼのアトラクションショーの様相に。
退屈な日常を過ごす人々にとっては、
わざとつかまって怪人たちに支配的な言葉を浴びせられたりと
ランチタイムの昼下がりは「おはよう子供ショー」の
怪獣においかけられるゲームみたいな
格好のスリリングなプレーゾーンと化していた。

そう、いつしか怪人たちは人々をフアンならぬファンにしていたのだった。
サラリーマンズ「明日も捕まえにきて~」



シリアスに怪人らしく見栄きりポーズ。
ヤモマーク怪人、次はどんなマニアックな生物が
ヤモマーク的アレンジで登場するのか?



公園のバイオスフィアに棲むPVC人工動物たち。
オレンジのゾウはインドのソフビです。

ヤモマークさんの謎動物はおそらくつくりから見て
昭和40年代前半頃に作られたソフビ金型なのではないかと
思います。作りが民芸品風で自分が持っているセール品の動物たちより
ヤモさんのシリーズは市場に出たのが何世代か前のような気がします。
自分が持ってるこのソフビたちの多くは
この種のどうぶつソフビにつきものの
笛機能がついており、腹を押すと「プー」とか「ピー」とか鳴きます。
怪獣ソフビとは山脈の違う市場として作られたファンシー系
ソフビ。子供たちのお風呂のお供になったり、
水場やプールの遊びなどで活躍したりしていたのでしょう。

象のソフビや熊などはヤモマークさんの発掘金型の
象や熊と見比べてみるとポーズや顔の造形など
つくりが似ているので、もしかすると過去に作られた
アイテムの記号を受け継いで別の業者でも作ったり
していたのでは。

昭和の駄菓子屋の店頭をにぎわせたチープトイである、
ビニールの爬虫類や宇宙人人形のように
当時の職人さんはそう意識はしていなかったでしょうが
その造形的記号は長年にわたって継承されてきたものかもしれない。

つ【本物のダイオウグソクムシ映像】
http://www.youtube.com/watch?v=Izw5ZTa3PaQ

つ【クイーン&エリザベス LOVE WARS】
今まで東映ラインはハロプロの独壇場だったのだが
とうとう秋元ラインが食い込んできた。
フィリップくんっ こっ、これは事件よ!(探偵長)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9957267


ギガラメカオス×ブロッパス

2010年03月20日 | インディーズソフビ



この月曜日が祭日に当たり仕事の締め切りが早まったので
いまだバタバタしてます。天気がいいのは何よりだけど。




またまたタコがよく撮影に使う、「終局の浜辺」で。
海の怪獣ウミゴンなんてカラーも昔ありましたが
タコのモンスターにはふさわしい場所ではないかと。
カオスも野菜の超人ですが、ある意味フナムシ風でもある
キャラですしね。

新年にリアルヘッドさんのカイジュウブルー展示で
発売されたギガラメタイプのカオス。
ふんだんにPVC材料にラメは盛り込まれたことで
光に当たると赤、青、緑の箔がキラキラしてて
得もいえぬゴージャス感の漂うアイテムとなっています。



このギガラメカオス、こうして見ると
パチ怪人ソフビとしての元ネタ?
フランケルゲのフナムシ的な見立てがより
強くイメージできそうなカラーです。
ギガラメは甲殻類とか表面のヌラッとした
タコやイカのような軟体動物系怪獣ソフビの
成型色にぴったりですね。もちろんウアモウさんの
ウアモウのような、ファンシーなイメージを持つソフビを
際立たせる成型色としてもミリキを放つし、
元のソフビがキュートでも、不気味でも
イメージを拡張できる成型法といえるでしょう。
そうそう、やたらに何周年とか創立記念みたいな
「お祝い感」もかもし出されますしね。




これまでもリアルヘッドさんではラメ仕様のアイテムを
出しているものの、このギガラメカオスはラメの混入度
MAXと以前聞いたことがあります。

先日BLObPUSさんの5周年福袋に封入されていたブロッパスが
このギガラメ仕様でさらに森氏が塗装考案
(塗装は後藤彩色所さんが担当)すると聞いて
気にはなっていた。福袋はすでに他のカラーで
もっているアイテムばかりだったので
とくに申し込んでいなかったのだけど、
その後運良く単品で見かけ、
現物でギガラメの導入も効果として生きていると思い入手。

数年前は怪獣軒さんのアントラーやSKULL HEAD BUTTさんの
トルエンマンなどでも登場した「REAL HEADカラー」
BLObPUSってヤツですね。
でもREAL HEADカラーってどんな色?って言ってもメタリック
グリーンだったりメタリックレッドだったり、特定の色調という
のは別に存在していないのだった。
なんだろう、作り手の気迫とか気力みたいなものを体現した
渋さ、鈍みを漂わせた色とか思っています。



インディーズ怪獣ソフビムーブメントの黎明期に登場した
REAL HEADとBLObPUS(当時はムニェーニェ・マデーリと
名乗っていた)はメーカーとしてスタート当時も
一度イービルとブロッパスで
パーツ変えをしてコラボレーションしたことがあり、
今回はたぶんそれ以来の共同作業ということになりますね。
当時のこれからどんなアイテムが出てくるかわからない
ムーブメントそのものが持っていた
心地よい混沌の頃を思い出します。

この森さんによるカラーのブロッパスはよく
BLObPUSさんがヘッダーでCG表現している、
海の底に潜むブロッパスのあのどよんとした水の中の
淀みやあぶくを身にまとっているかのような
カラーを立体として再現した、キャラクターイメージを
よくとらえた指定になっていると思います。

ギガラメって実は単体でも十分強烈なインパクトを
放っており、ギガラメカオスの未塗装段階のものも
見せてもらったことがあるんだけど、それを見て
思ったのは猛烈に成型時点での
自己主張が強く、ともすれば塗装は邪魔になりかねない
ということ。今回、森さんはそれもおそらく考慮に入れた上で
ギガラメブロッパスの表面にふき取り塗装で
最小限に色を載せることでアクセントをつけ
軟体生物としての質感を付与し、工夫どころがしのばれます。



初期のブロッパス、メタリックブルーと
パープルで腕のドクロが張り付いたマーダーブロップはクリア。
このカラーはいわばブロッパスのスタンダードカラー的に
位置づけられると思う「GEM」との邂逅。




撮影してハッと気づくと上、構図がライオン(笑)。



NERDONE ステレゴン

2010年03月15日 | インディーズソフビ




(上はMAXTOY/マーク・ナガタ氏画・ステレゴン)

なんとかブログも引越ししたんですが、このGOOはGOOなりに
いいところもいっぱいあれば旧Teacupでは
まったく気にせずにできたことがうまくいかなかったり
融通が利かない問題もいくつかあります。

そうそう、アクセスカウンターが壊れたので
よそからひっぱってきたんですが、更新したら
その記事が消えてしまった(アチャー)。昨日の
マークナガタ展最終日の記事がなんだかそそくさ
しているのはそのせいです。
2時頃にバシッと更新直後に消去され
半泣きで更新。思い出すも悪夢だったわ。。。

相性の悪いブログパーツをつけると
その周辺で更新してるデータが消えるのは怖いっす。
まあ、行った先でも「いつのまにか別のブログに引っ越してるのねー」なんて
声もかけていただき、気づいてくれて感謝デス。
精進したしますので今後とも何卒よろしう。

マーク・ナガタ展やREAL×HEADさんのイベントで都内を
あちこち行ったりその間にショップもいろいろ見に行ったりしてたので
楽しかったけど疲労もそれなりで、この月曜日はおでかけがあったのだけど
立ち上がりはしんどかったでした。
今日は調査に行った先で引出物に水天宮のどらやきが
出されまして、その後いつも仕事をもらってる会社の社長と
打ち合わせをした時にお茶といっしょに食べました。
ほとんどノリは隠居のじいさんばあさんの集いですね。

でもいいどらやきって本当にそんじょそこらのどらやきとは
味が違うのね。皮も柔らかいし、アンもコクがあって。
ソフビのセカイも成型、彩色などでわれわれも常日頃そういうものに
出くわしているのだけどこれぞ職人の仕事というんでしょうか。
本物ってヤツです。
さ~仕事を月末までにまとめナイト。

その前に少し夜更かししても
コイツは扱っておきたい、あいまみえたい
というソフビがあったのdeath。



NERDONEさんのステレゴン。先日のマーク・ナガタ展で
なんとかギリギリで購入できた一品です。
先立つワンフェスではゴジラブルーのFIRSTカラーを販売。
やっぱりFIRST カラー押さえたい!てヒト多いっすよね、ソフビのセカイ。
で、その横にこの赤の素体が次回予告的に飾られていたんですが、
手に持っている棍棒にアグレッシブさアップ!てな感じで
シビレたので「あえて、この赤に色が
付いたヤツをひとつ待ってみよう」と思った次第。

出来上がったその赤素体の製品はブルーメタリックが吹かれ
ちょいインダストリアルでかつプリミティブな生命力も漂わせる
メタルビースト、ってな感じで
このSECOND カラーが気に入りました。



頭部の眼に当たる部分がステレオのスピーカーになっている。
以前、怪ZINEのNERDONE氏の連載「マイクロジック」では
このステレゴンがソフビになるまでをリアルタイムでレポートして
いるのですが、ステレゴンは公害怪獣的要素を加味しているという
表記がある。抜粋すると(006号より)「公害怪獣っぽい響きで
『双音怪獣』です。ヘドラを筆頭にあの手のTOXIC怪獣にはガツンと
刺激されたので、無性に公害怪獣系を作りたかったんですね。
トータル的にボクが影響を受けてきた80年代のガキムーブメントと、
今現在のオレムーブメントをサンプリングした怪獣という感じです。

結局、ダジャレの固まりみたいですが、怪獣って言ったらダジャレが
王道っぽく思えませんか」(NERDONE氏のコメント部分)
読むと、グレンラガンに出てくるガンメンの
イメージも加味してあるとか。で、このカラーなのね!(微笑)
なぜ自分が根拠もなく赤を待ってたかわかった気が。

うーん、偏在するテキストから
自分の好きなモチーフを集めてきて怪獣が生まれたっていうことで
昭和から平成に至って産業廃棄物みたいに表現ノセカイに横たわる
いろんな気持ちいいディティールを拾い集めてカタチにしていくという
当世のキャラクターづくりの雛形をこの一体に見れるような感じ。

昭和の公害怪獣的なエレメンツに今風のハイテクモチーフとか
80年代の駄菓子・駄玩具カルチャーをうまくテキスタイルのように
はめ込んで出来た怪獣、ということで妙に目に馴染む。何か怪獣作りの
本質としてある山脈に直感的に近づいて登頂した
成果がこのステレゴンなのかもしれぬ。しかも作り手の
脳内からまっすぐジャックインしてカタチになっている気配があり
出来るまでに到達点までで発生しがちなブレも感じないプロダクツに
見えているのだと思う。それは「ソフビで初作」であるということも
味方しているのだろうか。




公害怪獣的、という創作面での標榜が刻み付けられたリアビュー。
背骨やエアインテークのようなメカニックパーツが
岩上の皮膚の中に見え隠れている。インダストリアルな
生物の不気味さを演出しているけど、でもやりすぎてない
ところがレトロタッチの造形としてもなかなか見所のある
抑制の効いたディティール表現ではないか。
今後カラー変えした時に各カラーでこの辺りのディティールが映える
塗装表現がいろいろ見れそうで楽しみ。





こちらはワンフェスで展示されたときのFIRSTカラーゴジラブルー。
怪獣ソフビの三原色のひとつである
ゴジラブルーを採用し、マニアのハートをくすぐる。
切り出した岩の峡谷のような皮膚に残雪のごとく
ラフに吹き付けられたシルバーが映え
ソリッドなモンスターであると印象付けている。



そして上は「怪ZINE」マイクロジックに掲載されていた
2007年頃にNERDONE氏の脳内でどろどろと生命のスープの
ように形作られ生み出されたPUREな状態のステレゴン。



完成したステレゴンと比べると、あくまで個人的印象だが
ややデザイナーズ系というかポップなキャラ的な
イメージがある。
ワンフェス2008でのこのアーリースカルプチャーの
反応としては「iPODとつなげられるようなカスタム
とかできたら面白いね、とか、背中にカン着があるので
貯金箱にもなるね、率直に ほしい、と言ってくれる人が
いたり、好感触な感想をいただき、ますます製作意欲が燃えて
きました」(2008年007号より抜粋)と記されている。

ステレゴンはこのレジン段階の原型で
ソフビ関連の人たちの目に触れ、森かつら氏や
マーク・ナガタ氏などさまざまな先人のアドバイスや
応援を経て今の怪獣らしいマッチョでスパルタンな風貌に
なった「完成形」に近づいていったらしい。。。ことが
この連載に読み取れる。

森さんにアドバイスが得られた後の記述を追ってみると
「パーツ構成は森さんのアドバイスもあり、頭2つ、
腕、上半身、下半身と6パーツ構成。
全身約12cm、ミニサイズと比べると1・5倍くらい大きくなって
ます。

原型製作も初めての大きいサイズということもあり、
かなりてこずっている状況です。
粘土の量もすごいのですが、簡単に作れば大味になるし、
かといって繊細に作りすぎると別のジャンルになってしまいそうで、
うまい感じが出ずなかなか難しそうです。」(2008年・009号)
確かに完成したステレゴンの体表を
解読してみれば、そこには繊細な部分もあり、大胆さもあり、
バランス配分はすごく気を配っている感じ。
腕の長さとか、体表のクランキーなディティール表現の加減とか。
見て気持ちイイものをよく追求してる。ミュージックでいえばそれは
ここでこういう音のハズレがあると、
ノイズが入ると、ものすごく気持ち悪くなって気持ちイイよな~とか
編曲で楽しんでるというのが伺える。まあ、産みの苦しみも
脳の演算処理上では快楽になってることってあるように思いますから。

それまでのレジンによるキャラクター表現から(レジン方面も
タコはものすごく好みなのでまた続けてほしかったり)
ソフビとして作る過程が、リアルタイムで「怪ZINE」という
フリーペーパーのデビューサポートとして、ファンに
モニターというかスピーカーから発信されていたという
興味深い流れ。
あたかも宇宙から届いた混沌のノイズが実体になり、
ステレゴンはようやく一匹の怪獣ソフビになった。
その双音の頭部スピーカーから流れる新たな音は
ソフビノセカイにどんな振幅をもたらすか。
引き続き耳を傾けたいところだ。

つ【どっきゅん☆ハート/右代宮朱志香&右代宮真里亞】
アニソンだって日々進化してるけど、「アニソンて
どうせこんなんだろ」とヨノナカ一般に決め付けられるような
ステレオタイプな曲を現行でわざとやったのがコレ。
聴かすとノイジーでバカバカしく
大概は人払いになる曲だが不思議と何度も聴くと病みつきに。
http://www.youtube.com/watch?v=EZdVqW9POy0