2月18日の日記に、”同級生のYが良くないヤマイに罹り、重篤な状態にある”と書いたが、今朝、Yが亡くなったとの知らせがあった。これはきついなあ。
先にも書いた通り、柔道の猛者で道場を開いて子供たちの指導に当たっていたYだが、私にとっては”中学時代のエレキギター友達”とでも呼ぶべき存在だった。
中学生だったある日、幼馴染みの彼が、意外にも達者にエレキギターを弾きこなすのを見て、私は自分でもギターを弾いてみようなどと言う気を起こした、と言っても過言ではない。
病気の話を初めて聞いた時も、あの屈強なYのことだ、きっとそんなものケロリと克服してしまうさ、なんて思ったのだが、こればかりはそうは行かなかったようだ。
その後もずっとベンチャーズ探求の道を歩いた彼と、ワールドミュージックというか世界中の裏町歌謡を漁る方向に進んだ私とではあまり接点はなく、その後は一緒に演奏する機会もなかったのだが、こうなってみると、一回ぐらいは遊びでバンドでも組んでみるべきだったのではないか、なんて思えてくる。まあ、いまさら言ってみても仕方がないのだが。
あと何時間後かにはYの通夜がK寺である。そいつに出席するかどうか、いまだに決められずにいる。そんなものに出てYの死を確認してしまいたくない、なんて想いがある。そんなものに出ずにいればある日、通りの向こうから健康を取り戻したYが「やあ、心配かけたけど、もうすっかり治ったんだよ」と、いつもの笑顔で現われるのではないか、なんて気がする。
もちろん、私の理性は「そんな事はありえない」と告げているのだが。もしそんなことが本当に起こったとすればその時は、Yは私の肩を叩き、「さあ、一緒に行こうよ。久しぶりにお前のギターを聴かせてくれよ」とか言いつつ、あっちの世界に私まで連れて行ってしまうだろう。そいつはしばし、願い下げにしたい。
それにしても、Yが経営していた店に飾られていたモズライトのエレキギターのコレクションは、どうなるのかなあ。余計なお世話だけれども。
今日は天気の具合が悪く寒の戻りがあり、冷たい雨が朝から降っている。この世の旅の真っ只中で思う。この人生にどう対処すべきか、たぶん一生分からないままだろうなと。