私もある案件でシンガポールの官庁と折衝したことがありますが、日本とは全てが異なっていました。
まず、その部署が街中のビルの賃借りだったことに驚き、相手をしてくれた担当者が「何か面白い話かも」という期待で身を乗り出して聞いてくれたことに驚き、最後に「その後のお互いのアクションプラン」についてその場で結論を出してくれたことに驚きました。日本ではあり得ないことです。
一番違うのは、彼ら(シンガポールの官僚)は「国として何をすべきか」が常に思考の中心であるのに対し、日本の官僚は「自分の部署で何ができるか(予算があるか・簡単に取れるか)」が常に思考の中心だということです。
日本では「すべきか、すべきではないか」は殆ど思考の対象外で「できそうか、できそうでないか」が全てであるかの様です。
ですから、たいていのことは「できない」「難しい」となり、それ故に、たいていの外からアプローチに対しては、初めから「面倒に巻き込まれたくない」「理由を見つけてうまく断りたい」という姿勢が見え見えになります。