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西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

平城・相楽ニュータウン考(1)平城第二団地の住棟

2006-11-29 | 地域居住学
前に平城・相楽ニュータウンに関して、「イオン」のことや、専用歩道のことについて書いた。そういうトピックスも書いていこうと思うが、住む前の昔から何度もこのニュータウンを調べたり歩いたりしているので、今回からそれらを基に気づいたことを書いていく。ご近所の人も、ニュータウンに関心のある人もどうかコメント下さいね。
今日は、平城第二団地について書き出していこう。平城第二団地とは、日本住宅公団(現・都市機構)の供給になる賃貸住宅団地で、近鉄・高の原駅から出て南に見える(といっても最近は奈良市の北部会館や専門学校棟に隠れて見えにくい)中層住棟による団地である。近鉄急行で京都から来ると、高の原駅を出てすぐ右手(西側)を見上げると中層の住棟が見える。この近鉄の対岸(東側)に平城高校やコーポラティブ住宅「つなね」が見える。で、この平城第二団地の住棟が「面白い」のだ。30数年前、初めて見たとき「何じゃらホイ」と思った。5階建てだが、軒の部分が屋根のように傾斜で前に出ているのだ。色も焦げ茶で住棟と変えている。その部分が目立つので、当時、公団の人に「何故あんな軒(というか屋根)にしたんですか?」と聞いてみた。すると、その人は言った。「今までの公団の住棟は豆腐の切ったよう(或いは、蒲鉾板を並べたよう)・・・、等と批判されているので、奈良らしく傾斜屋根風にした」と。確かに、当時、住宅の地方性の尊重も言い出されていた頃だが、あれで奈良らしさ、とは、と「きっこさん」なら「ビックル一気飲み」だった。軒が傾斜屋根のように突き出ているので、最上階の5階は「薄暗く」なる。この住棟のバルコニーが普通のように出ていなくて、住棟の壁の線でおさまって内部に入り込んでいるのでなおさらだ。洗濯物を干すにも不自由で、多くの住戸では、突き出し洗濯竿の工夫を個人的にしている。まあ、一寸した形態変化が大きく生活のし易さに影響を与えた例になるだろう。