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西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

平城・相楽ニュータウンの専用歩道

2006-11-25 | 地域居住学
あさみ編集長とFUTANさんから「平城・相楽ニュータウン」記事にコメントがあったが、コメント欄で続けるより本欄が良いと考え、専用歩道について書く。FUTANさんが筑波学研都市の専用歩道の方がより整備されているのでは・・と言われているが、私は「筑波」の事情に暗いので調べてみたい。で、ここでは、あさみ編集長の質問に答えて、平城・相楽ニュータウンの専用歩道の問題点をとりあえず三つ挙げておきたい。
(1)住宅の並びの裏側に「延々と」専用歩道を張り巡らせているが、「延々過ぎる」のではないか。ジョギングをするのにいいかもしれないが、普通の散歩や通勤、通学ではどうだろうか。普通の自然的な歩道は、所々変化があって単調に延々とは続かない。小道の歩道から大通りに出たり、山や川等が見える景観ポイントがあったり、飽きないものである。ところが、宅地の裏に人工的に作った平城・相楽ニュータウンの専用歩道は、住宅群の谷間を延々と続いており、歩いていて退屈し、かつ疲れる。まあ、15分ほど歩いたら大通りに出てバス停があるとか、ベンチがあって座って休むと良い景色が見えるとかを考えて計画し設計したほうが良かった。他の所で専用歩道を作るときは是非そうして欲しい。
(2)自然の地形に合わせているのかもしれないが、アップダウンがきつい。車椅子では一寸しんどいと思う。(手すりも金属製だが、木製にすべし・・)
(3)専用歩道に面する住宅は、ガードが固く親しみがもてない。専用歩道側が住宅の裏側になっているので、高い塀や、入り口があっても裏木戸と言った感じで近づきにくい。夜など、歩いていて「痴漢」に襲われても簡単に逃げ込めない感じである。もう少し専用歩道に顔を向けた住宅の並びであっても良いと考える。
(まあ、夜の歩行に関しては、最近街灯が明るくなったのはよいことだ)
あさみ編集長、皆さん、どうでしょうか。

4 コメント(10/1 コメント投稿終了)

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Unknown (@cc)
2006-11-25 01:15:16
 先生こんにちは。ご近所の@ccです。

 車をもたない私は、てくてく歩くしかなく、その遊歩道のところどころを子連れで歩いた事があります。子供はたいくつするし、「痴漢注意」の張り紙にはうんざりするし。両脇のお家はきっとあの道があるため人が通り怖いでしょうね。
 
 そうそう、イオンを敵視される某政党がらみの自治会報似のチラシをみるたび、車もないお金も少ない私には悲しく思います。はやくおいで「空母イオン」さん、「マイカルシネマ」さんなのです。競争心のおきないような死んだ街ではこまるのですよ。
 
 それから最近、駅に行くまでに2度ご老人が倒れている現場に遭遇しました。これもアップダウンのきつい街ならではでしょうか。
 
書き込みmerci! (ichiro)
2006-11-25 07:28:41
近くで専用歩道を使っている人から、ほぼ同意の意見いただき有難う。イオンの件は、私の近く(歩いて2分)の小さい店が潰れると、イオンまで歩いてアップダウン20分なので困るのですよ。ごく近くなら「便利」な面もありますが、真夜中までの人々の雑踏、交通渋滞、大変ですよ。多分、実際は、もうすぐ分かります。
なるほどです (あさみ編集長)
2006-11-28 11:36:13
西村先生。早速のエントリーありがとうございました。なるほどと思いました。アップダウンの問題はまた別(後述)として、1の「単調に延々と問題」は3の「ガードが固い問題」と密接なのだろうと思います。

ニュータウンなどの宅地分譲地では、宅地をできるだけ平地にしようとするあまり、固い擁壁やらが発生することが多いようです。加えて(これは当たり前のことなのかも知れませんが)敷地境界に関する意識が固いため、あいまいでいいかげんな敷地がないところが、固さや余裕のなさを生み出しているのかもしれません。

専用歩道が、うまく住宅の庭と連続していたり、専用歩道上に住宅の庭がはみ出していたり、生活の雑物がはみ出していたり、誰の敷地かわからないが、皆が近道している路地みたいなものがあったりすると、「単調に延々と」感は著しく減退するのではないか、などと、日曜日に篠山市(旧今田町)の立杭地区のまちなみと、集落の川をはさんだ向いにある新興住宅地を比較しながら見て思いました。

アップダウン問題については、私もうまく自分の中で解決がついていないのですが、最近、神戸市と明石市の境にある明舞団地のオールドニュータウン再生のお手伝いしていて、その中でいろいろ考えることがあります。千里ニュータウンがなるべく地形を平らにしながら作ってしまっていて、これが自然破壊であったとの反省から明舞団地ではなるべく敷地の形状を残す形で開発されたと聞きます。

このことが、敷地境界の斜面が緑地として担保されていたり、高低差が生む眺望が得られているなど、団地の魅力を増すことに大きく貢献しているのですが、団地住民が高齢化する中「これはしんどい団地である」というような声も話かれます。しかし、では団地全体を平らにしたらいいのか?というと(今さらそんなことは、物理的にはともかく、制度的にも経済的にもかなり困難ではあるのですが)、住民さんたちが団地を気に入っているポイントを聞くと敷地の高低差による恩恵を上げる部分も多く、簡単な問題ではないようです。

翻って、先生の「アップダウン」がしんどい。というのは深刻な問題だと思う一方、敷地の高低差が道行く人々にとって魅力的で「しんどいけどあそこを通りたい」と思える何かがあれば、それでいいような気もしてくるのです。
もちろん、その上で車椅子でも苦労なく通行できるのがもっと良いのは間違いないとは思うのですが、、、。

長々とすみません。またお邪魔します。
具体的で分かります (ichiro)
2006-11-29 07:58:27
あさみ編集長は、実際に関連の仕事しているので、具体的なのですね。勉強になりますよ。

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