遅ればせながら「Kー20 怪人二十面相・伝」(佐藤嗣麻子監督)を、三軒茶屋シネマで観てきた。
始まってすぐににんまり。テスラ装置(テスラコイル)の講演会の舞台にニコラ・テスラの大きな顔写真が掲げられている。割とよく使われる40代の頃の写真だった。それから同じ場面で、うん、うん、うん、と三度うなづいた。もちろんテスラ装置のデモをするシーン。
テスラコイルのかたちが、ワーデンクリフ型のオーソドックスなタイプでよかった。放電のかたちがリアルで満足。装置について講演するのが八木(多分、八木アンテナの八木秀次)教授というのも、くすぐられた。佐藤監督、なかなかツボを心得てらっしゃる。これだけでも900円(シルバー割引)分の価値は充分にあった。
あとは童心に帰って、最後まで楽しませてもらった。ありがちな話で、ストーリーにはツッコミどころもあった。ディストピア的な設定にもう少しこだわって、20面相と権力側との関係を描けば、さらに厚みが出ただろう。
とはいえ、後味のよい娯楽作としてかなりの出来だと思った。
役者ではシャイで根暗な感じの金城武に惹かれた。もっと陰影をつけてもよいくらい。鹿賀丈史、國村準も、仲村トオルもはまっていたし、小林少年役の男の子も雰囲気があった。
松たか子はこういうお嬢様役が似合っている。木村多江だったらもっとよかったのにとはいわない。松で適役だった。
ただ、木村多江なら女マッドサイエンチスト役で、自分のつくったテスラコイルの放電を浴びて身もだえる、なんてシーンが見てみたい。
そんなシーンがあったら、もう完璧に昇天してしまうだろうな。シルバー割引だけに。
エンドロールで薬試寺美津秀さんのお名前を確認して、いい気分で帰路についた。三茶まで出かけた甲斐があった。レトロでスティームパンクな佐藤監督の次回作に期待したい。
始まってすぐににんまり。テスラ装置(テスラコイル)の講演会の舞台にニコラ・テスラの大きな顔写真が掲げられている。割とよく使われる40代の頃の写真だった。それから同じ場面で、うん、うん、うん、と三度うなづいた。もちろんテスラ装置のデモをするシーン。
テスラコイルのかたちが、ワーデンクリフ型のオーソドックスなタイプでよかった。放電のかたちがリアルで満足。装置について講演するのが八木(多分、八木アンテナの八木秀次)教授というのも、くすぐられた。佐藤監督、なかなかツボを心得てらっしゃる。これだけでも900円(シルバー割引)分の価値は充分にあった。
あとは童心に帰って、最後まで楽しませてもらった。ありがちな話で、ストーリーにはツッコミどころもあった。ディストピア的な設定にもう少しこだわって、20面相と権力側との関係を描けば、さらに厚みが出ただろう。
とはいえ、後味のよい娯楽作としてかなりの出来だと思った。
役者ではシャイで根暗な感じの金城武に惹かれた。もっと陰影をつけてもよいくらい。鹿賀丈史、國村準も、仲村トオルもはまっていたし、小林少年役の男の子も雰囲気があった。
松たか子はこういうお嬢様役が似合っている。木村多江だったらもっとよかったのにとはいわない。松で適役だった。
ただ、木村多江なら女マッドサイエンチスト役で、自分のつくったテスラコイルの放電を浴びて身もだえる、なんてシーンが見てみたい。
そんなシーンがあったら、もう完璧に昇天してしまうだろうな。シルバー割引だけに。
エンドロールで薬試寺美津秀さんのお名前を確認して、いい気分で帰路についた。三茶まで出かけた甲斐があった。レトロでスティームパンクな佐藤監督の次回作に期待したい。
です。日本初の交流発電を開始した岩垂邦彦を研究しています。
私も先日中国へ出張した際に機内でK20の冒頭の部分を見て驚
いた次第です。一目見てこれはテスラの機械だとわかりました。
日本では無名なテスラが映画を通して若い人たちに知られると言
うことはいいことだと思います。無線送電という奇想天外な事業
にチャレンジする人が出て来れば社会のために役に立ちます。
無名なテスラと言いましたが、自動車の世界ではテスラは復活し
ています。アメリカのベンチャービジネスのテスラモータースが
電気自動車を販売しているかられす。無線で電力を自動車へ送電
できるようになれば充電も簡単です。
これからはちょくちょく寄らせて頂きます。
この映画のテスラコイル放電VFXの部分は私のテスラコイル
の放電映像をマッチングさせた映像になっています。
実際に東宝の撮影所で収録してます。
エンドロールに テスラコイル指導 薬師寺美津秀
の名前も出ておりますよ 笑