合唱コンクール

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

合唱コンクール(がっしょうコンクール)とは、学校(主に中学校)の生徒がホールなどで合唱する学校行事である。高校でやる場合は合唱祭(がっしょうさい)と呼ばれることが多い。

概要[編集]

教師が伝統だと思い込んでいる、生徒から見るとただただ痛い行事の一つ。しかも、教師は合唱が楽しいものであると勘違いしているせいで、無理にでもやらせようとしてくるため、回避や対策もめんどくさい。また、教師の他に、女子やパートリーダーという別の敵もいるため、合唱コンクールをうまくやり過ごすのは困難を極める。音痴な人にとっては地獄であるものの、体育祭と比べれば目立たないように歌うかそもそも歌わなければ晒し上げにはならないので、まだマシである。歌手にならない限り、人生で合唱を行う機会はこれやこれの練習が多数を占める。

残念ながら、優勝しても賞がもらえるくらいで特に何も起こらない(稀に実行委員が泣く)が、教師は異様に褒めてくるうえ音楽の教師は永遠に優勝経験を擦ってくるため、優勝したあとの音楽の授業は地獄となる。また、優勝しなくても合唱コンクール直後の授業はどの教師も合唱コンクールの話から始めるため、「また合唱コンクールの話かよ…」とイライラする生徒もいるとかいないとか。

練習[編集]

練習では、選別が発生し、やる気がない人は練習で教師やパートリーダー、女子から壮絶なブーイングをくらい発狂するか病んでしまうと言われている。ほかにも、真面目に合唱する女子とふざけて合唱する男子の間で分裂が起こることが非常に多く、クラスの団結が吹き飛ぶ要因の一つとなる。

練習が行われる時間は音楽の授業や総合学習が定番だが、練習をしまくりたい場合はそれに加えて放課後練習が行われることもある。放課後練習は名前の通り放課後に行われるため、さっさと帰りたい疲れた生徒に絶望を与えることとなる。最悪サボって帰るのもありだが、教師にいないことがバレると自分以外の生徒が永遠に帰れなくなったり、三者面談が始まったりするので、あなたが空気でない限りはおすすめはあまりできない。

また、練習は音楽の授業での練習を除いて音楽の専門家ではない者が主導で行われるため、疑似科学的な練習が行われる場合もある。疑似科学的な練習は通常の練習よりも過酷であり、体力を使い果たしたり、喉が枯れたりするものの、疑似科学であるため合唱は上手にならない。

合唱コンクールの様子[編集]

合唱コンクールの会場は学校近くにあるコンサートホールが定番であるが、お金がない場合は体育館で合唱コンクールを行う場合もある。

合唱中は審査員というものが合唱を監視し、どのクラスが優勝かを決めている。ただ、音楽のプロが審査することは少ないので、理不尽な審査や審査員による贔屓が行われることも少なくない。場合によっては合唱の出来だけでなくクラスの様子まで監視される。合唱コンクールだと言っているのに。

合唱の終了後は優勝したクラスの発表と表彰があり、優勝したクラスには賞状が送られる。合唱コンクールが一番盛り上がるのは優勝クラスが発表される瞬間であると言われる。合唱自体では盛り上がっていないのが合唱コンクールが退屈である確たる証拠である。

参加者[編集]

伴奏者
合唱コンクールにおいて最も重要な存在である。これが欠けるとただ歌うだけになって面白みが大きく失われてしまう。幼少期にピアノをやらされてた女子が伴奏者をすることが多い。
指揮者
伴奏者の次に重要な存在。音を一切発しないにも関わらず、観客側からも生徒側からも最も目立つ存在であり、指揮者のクオリティが合唱の評価に直結する。必要最低限の指揮よりも、オーケストラの指揮のようなかっこいい動きの指揮が評価されやすい。指揮棒はもらえない。
ソプラノアルト
テノールにかき消される悲しき存在。ほぼ女子により構成されるが、まれに男子アルトという希少種も混ざっている。男子アルトの声は目立つ上に、練習時は多くの女子の中に一人だけ男子が混ざっているというハーレム状態になるが、期待しているようなことは起きない。
テノール
最も声量の大きい集団。男子により構成される。ソプラノ・アルトをかき消すために日々鍛錬を重ねている。一人サボってもバレないので、もしサボりたい場合はテノールになることをおすすめする。
バス
こちらも男子により構成される。知名度が低く、高い声が出ないのにとりあえずテノールになって後悔する男子が続出している。
審査員
名前だけはかっこいいが、実際は贔屓や合唱以外の要素で評価を決める完全な敵である。そもそも審査員と名乗っているが実態はただの教師であり、音楽の知識があるわけではない。
保護者
野次馬であり、サボる上で最も厄介な敵でもある。合唱コンクールをサボる場合、保護者にサボったことがバレないように細心の注意を払う必要がある。

定番曲[編集]

校歌
合唱コンクールで最も歌われている曲と言われている。しかし、校歌の知名度はなぜか定番曲の中で最も低く、さらに合唱コンクールによって歌詞やメロディに大きな違いがあるという謎の曲でもある。また、曲の長さも他の曲と比べて短く、1分程度しかない。
旅立ちの時
旅立ちの日にではない。旅立ちの日にだと勘違いして自由曲をこれにしたクラスは数知れず。なお、間違ってこれを選んだ場合は練習の雰囲気が最悪になるので十分に気をつけるべきである。
地球星歌
もちろん地球の歌ではない。この曲はテノールが意味わからないところで落ち着いたりバカみたいに声が高くなる通称テノールいじめである。
明日へ
どこにでもありそうなタイトルだが、そのような考えとはかけ離れた素晴らしい音色で演奏されている。明るい音程で始まり、途中の「どこまでいけるかわからないけど、僕らは走り出す明日へ」というところは人生で一番大きな挑戦へ向かっているとき、その挑戦が成功できるか不安だけど、でも自信を持ってさらに挑戦するという感動的なものである。
ちなみにこれで金賞取ってたクラスがいました。あぁーーーー!!!羨ましいなぁー!!!!!!

関連項目[編集]

Bouncywikilogo.gif