北朝鮮、駆逐艦進水式での事故調査開始
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【5月23日 AFP】北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は23日、東部・清津で行われた5000トン級の新型駆逐艦の進水式で発生した「重大事故」について、調査が開始されたと報じた。被害は「深刻ではない」としている。
北朝鮮は前日、21日に実施された進水式で「艦底の一部が破損した」と発表。視察していた金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は、これを「犯罪行為」であり「容認できない」と激しく非難した。
韓国軍は米韓の情報機関の分析として、北朝鮮が「側面発射」を試みたが失敗し、駆逐艦が水中で傾いたままになっているとの評価を明らかにした。
しかし、KCNAは23日、「艦艇に対する水中および内部の点検の結果、当初の発表とは異なり、艦底に穴は確認されなかった」と伝えた。
KCNAによると、「船体右舷が擦れ、救難用通路を通じて一定量の海水が船尾部分に流入した」という。損傷の程度については「深刻ではない」としている。(c)AFP