この間、”年間ベストヒット歌謡曲”みたいな2時間特番を見ていたら、以前この場で「なんかいけ好かない曲」みたいな悪口を行った記憶のある”青山テルマ”が出て来て、その問題の歌「ここにいるよ」を歌った。
実はあの歌、こうしてテレビ等で流れるたびに、歌詞の一部に「不思議だなあ?」と思われてならない箇所が私にはある。歌いだしの部分、私にはこう聴こえるのだが。
”あなたのこと しわいまでも 思い続けているよ”
しわい?そりゃ何かね?歌の文句がその後、”いくら時流れ行こうと”と続くところから、何がしか時制を現す言葉のようなのだが。
たとえば億とか京とか、数の数え方が巨大な、いわゆる天文学的なレベルに達すると、数の単位を表す奇妙な言葉が出てくる。”不可思議”とか”那由多”とか。そんな種類の言葉なのだろうか?
そんな言葉を引っ張り出さねば間に合わないほど、自分の想いは途切れることがないのだ、という表現なのか。「しわいの時が流れても、私のあなたへの想いは変わらない」とか。
まあ、こんなネタを延々と引っ張ったってしょうがないからすぐにオチに行くが、その時テレビの画面に出た歌詞は、
”あなたのこと私は今でも思い続けているよ”
だった。
あ、ああ、なるほど。「わたしは」の、「わた」の部分が歌い方の問題だか私の聴き方のせいだか知らないが私には聴こえなくて、それで妙なことになってしまったわけだね。
調べてみるとこの曲、今年の一月の発売なのであって。そうか、私はこの歌の文句をほぼ一年間にわたって「?」状態で受け止めていたのだ。調べなかったら今でも、いやこの先ずっと、誤解したままだったろうな。そう、しわいの時が流れても分からないまま。
以上、無意味ですまんこってす。年の瀬ですね。