「総理自身が国の危機を招いてどうする」 高市早苗首相の台湾有事めぐる発言、小沢一郎議員が苦言 「国民に多大なる犠牲あり得る」
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は15日、事務所のX(旧ツイッター)を更新。高市早苗首相の台湾有事を巡る発言に苦言を呈した。 ◆初々しいピンクスーツ、初登院の高市早苗議員【写真】 高市首相は7日の国会で、中国が台湾を海上封鎖した場合、集団的自衛権を行使する「存立危機事態」になり得ると答弁した。中国の薛剣駐大阪総領事は、現在は閲覧できないが、自身のXに「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」などと過激な言葉で反発。中国外務省は14日、中国国民に対し日本への渡航を当面控えるよう注意喚起したといい、波紋が広がっている。 「トップの相手国への攻撃的な一言で批判の応酬となり、国民感情も悪化、輸出入も減少、渡航自粛勧告から大使館撤退、最終的に紛争に至り、国民に多大なる犠牲が出る、そういうことは十分あり得る」と説明。「高市総理にはそうした認識・覚悟があってのことだろうか」と疑問を呈し「総理自身が国の危機を招いてどうするのか」と指摘した。
中日スポーツ