From:水波流
毎週毎週、家に本が届くので、ついに娘に「ホンマに読んでるの?」と疑いの目が向けられるようになりました。
うん……買う方が多いので、読んでない本の方がこの家には多いね。
From:葉山海月
値段が安い、それだけの理由でジャンク品を買って今に至る私ですが、この度「直すことが好きなんだなぁ」とつくづく思いました。(ならば家にある「修理品」の数々を売らんかい!)
From:明日槇悠
先日、初めて『オーメン』を鑑賞しました。
同監督の『スーパーマン』よりいいけど、薄味だなぁという現代っ子(?)的な感想に。
信仰心が希薄となって久しい今、より大衆がリアルに感じるのはスーパーヒーローの側かも。
From:中山将平
FT新聞1ウィーク記事も、とうとう666回ですね。
僕ら、以下の3つのイベントにサークル参加します。
・11月22日(土)・23(日)「ゲームマーケット2025秋(両日)」開催地:幕張メッセ、ブース配置:【K10】
・11月23(日)「ゲームアンティーク2025」開催地:大阪・西九条駅前の此花会館 3階大ホール、ブース配置:【03】
・11月23(日)「文学フリマ東京41」開催地:東京ビッグサイト南3-4ホール、ブース配置:【う-47】
ぜひお立ち寄りいただけましたら。
上記の全てのイベントに、新刊「ローグライクハーフ ヒーローズオブダークネス」をお持ちします。
この新刊の情報をホームページにて公開しました。
以下のURLよりご覧いただけます。
https://ftbooks.xyz/shinkanjyoho/rlhdarkness
さて土曜日は一週間を振り返るまとめの日なので、今週の記事をご紹介します。
紹介文の執筆者は、以下の通りです。
(葉)=葉山海月
(明)=明日槇悠
(く)=くろやなぎ
(水)=水波流
(天)=天狗ろむ
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■11/9(日)~11/14(金)の記事一覧
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2025年11月9日(日)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4673
アランツァクリーチャー事典 Vol.22
・本日は日曜日。ローグライクハーフ関連記事をお送りいたします。
アランツァクリーチャー事典の第22回です。
先月に引続き『家畜、騎乗生物』中編!
かなりのボリュームがあるため、3回に渡って掲載します。
今回は大トカゲをはじめ、グリフォンや切株トレントなども!
どうぞお楽しみ下さいませ。
(葉)
2025年11月10日(月)杉本=ヨハネ FT新聞 No.4674
35年後の気づき。
・最終回を迎えた田林氏の連載、『SAGBがよくわかる本』の改稿作業がはじまりました。
この連載をきっかけに始まった「運」にまつわる話の第3回です。
「トンネルズ&トロールズ(T&T)」の作者であるケン・セント・アンドレの思想は「不平等が楽しい」というゲーム設計の仕方に表れています。
「ゲーム的な都合」を基準に武器性能などのバランスをとると、ゲーム内世界の「ありのままの姿」を歪めてしまう。
キャラクターが強いか弱いかはそれほど大事ではない、ゲームにおいて大切なことは「楽しむこと」であるのだから。
35年をかけて思い至った、ケンの思想への理解と受容です。
(明)
2025年11月11日(火)明日槇悠 FT新聞 No.4675
『モンセギュール1244』リプレイ〜友達んち編(2)
・TPRG初心者4名が友人宅で気軽に遊んだ、GM不要のナラティブ・スタイルRPG『モンセギュール1244』のリプレイ、第2回をお届けしました。
1243年5月、異端とされたカタリ派の信者たちが立てこもるモンセギュール砦を取り巻くのは、十字軍と【遠くを見えなくさせる深い霧】。領主レーモンの娘、エスクラルモンドは、その霧の中に神の軍の幻覚を見ているようです。
エスクラルモンドに影響を与えているのは、砦の精神的指導者たる「完徳者」のひとり、セシル。そんな彼女らの様子を怪しむ、もうひとりの完徳者ベルトランは、【夜闇をかける馬の足音】とともに、エスクラルモンドの母コルバのもとへ向かいます。
このほか、【コポコポ音を立てる山の川】を背景に展開される娼婦アルセンドたちのサイドストーリーも含め、3つのシーンで織り成されるキャラクターたちの思惑とやりとりを、どうぞお楽しみください!
(く)
2025年11月12日(水)ぜろ FT新聞 No.4676
第13回【狂える魔女のゴルジュ】ゲームブックリプレイ
・精緻な原作を深く豊かな解釈で描き直す、ぜろ氏のリプレイ第465回です。
主人公ミナを容赦なく襲った、再度の絶望と死。そのとき闇の中から響いた声の正体を、ミナは今度こそはっきりと自覚します。
時の魔法の力を得ることと引き替えに、闇神の戯れの道具となったミナは、その過酷な状況の中、もはや心を保つこともままなりません。
それでも姉たちを救うため、狂える魔女は再び、姉が消えたあの渓谷(ゴルジュ)を目指す旅を始めます。
(く)
2025年11月13日(木)岡和田晃 FT新聞 No.4677
荒俣宏『帝都物語』小論
・先日、約2万冊の蔵書を処分したというインタビュー記事が界隈で話題になった荒俣宏氏。
今回、岡和田氏が紹介するのは荒俣氏による壮大な伝奇小説シリーズである『帝都物語』です。
ヒロイック・ファンタジー紹介の第一人者である荒俣氏によってあつらえられた、定型としての物語の集積。
または隠秘学や博物学の大家ならではの、絢爛豪華なバロック性や蠱惑的な衒学性。
これらは『帝都物語』の特徴として、しばしば語り草となってきたものです。
しかしサイバーパンクを座右に置くことで、『帝都物語』が描きださなかった、もう一つの「帝都」が見えてくるのではないでしょうか。
(水)
2025年11月14日(金) 杉本=ヨハネ FT新聞 No.4678
『ゲームブックとTRPGの「危険」について』
・先日最終回を迎えました『SAGBがよくわかる本』。記事を推敲するやり取りの中で出た話題で、ゲームブックとTRPGのどちらがより「危険」かという問題定義への、ヨハネ氏の考察を配信しました。
ちなみにこのやり取りの流れで私(水波)も下記のような意見を述べました。
TRPGの場合、「その日のセッションをみんなで楽しむ」事が目的ですから、GMはもしプレイヤーが極端に弱かったりしてもルール通りに「プレイヤーを全滅させる」ことはあまりしません。(そんな事をしても誰も楽しくないので)
なにがしかの救済措置を入れたり、手加減したりすることで、「物語を成立させる」訳です。
しかしゲームブックの場合、相手(本)はそうした「調整」はしてくれませんので、GMたる筆者が「想定した」数値やルールを相手に遊ぶことになります。なので、『危険』が無慈悲ではあるが「公平」に訪れるのだろうと。
(水)
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■今週の読者様の声のご紹介
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ひとことアンケートへのご意見をご紹介します。
紙面の都合で、一部省略させていただくかも知れませんが何とぞご了承くださいませ。
すべてのお便りは編集部が目を通し、執筆者に転送しておりますので、いろんなご意見やご感想をぜひお送り下さい。
↓↓
(ぜろさん)
ローグライクハーフ「写身の殺人者」リプレイ、かなり追い詰められてますね。勝ち筋が見えない。これで次回最終回なんですか?! いったいどうなってしまうのか。
(お返事:東洋夏)
ご感想ありがとうございます。
頼れるクロ先輩の生命点1があまりにも厳しいですよねーーー! ここは、プレイした時にかなり緊張した場面でした。
シグナスとクロのそれぞれのステータスを活かして粘る手段が、あとひとつだけ残されていたんです。最終回で「それか!」と膝を打っていただけましたら嬉しいなと思っております!
(忍者福島さん)
冒険者を裏切る胡散臭い依頼者、長い目で見たら悪評がたって誰も依頼を受けなくなると思うのですが、単発のゲームならスパイスとしていいのかもしれませんね(といっても、何度も体験すると新鮮味が無くなるけど)
あと、盾を装備して非命中率を5パーセント下げるのは、ウィザードリィでACを1下げるのに装備を揃えたのを思い出しました!
ウィザードリィは特殊攻撃の毒・麻痺・石化・ドレイン・クリティカルヒットがとても脅威でしたからねー。
(お返事:田林洋一)
お便り、どうもありがとうございます! 「ドラゴン・ウォーリアーズ」に付随しているシナリオは特に依頼人に個性があるように感じています。例えば第二巻の「狩猟月」でも依頼人の男爵(善人です)はちょい役ですが、印象に残っています。また、第三巻の「絞首台の森、または不気味なゴブリン」も、依頼人はただの村長なのですが、何となく人間臭いというか、読むだけでも楽しい設定がありまして、これが「ドラゴン・ウォーリアーズ」の魅力かなと感じています。
「ウィザードリィ」は私はほとんど未プレイなのですが、ACが1下がるのは大きいですね! 考えてみれば、「ドラゴン・ウォーリアーズ」でも毒を塗った刃物を振り回す敵が出てくるわけでして、それをいかなる時でも六分の一で無効化する盾は、結構効果があるかもしれません(私の周りでは、盾を装備する人は少なかったのですが)。コンピューターゲームでは「ロマンシング・サガ3」のガーダーが、ちょうど一定確率で完全に攻撃を無効化するので、「ドラゴン・ウォーリアーズ」と近いかもしれません。
(けいねむさん)
『35年後の気づき。 FT新聞 No.4674』
杉本さんによるケン・セント・アンドレの思想を解説頂けて感動しました!
「ケンのRPG」に於いてプレイングの妙は状況判断にあり、キャラクターの強さは判断材料の一つに過ぎない、とずっと思っていたのを解説して頂けて感動しました。
全身鎧は、時には見た目が大事なシーンもあるのでそういう時には良いですね…オープンフェイス・ヘルメット&腰蓑だと相手にしてくれないNPCなどもいるでしょうから……。
(お返事:杉本=ヨハネ)
ありがとうございます!
解説ではなく解釈です、ケンの思想が表れていると思うところをマーカーで線を引いて、私なりの解釈を書き込んだ以上のものではないですよ!
ただ、ずっと思っていたんですよ。
T&Tのシナリオって、キャラクターの平均攻撃力を計算して、そこから敵の強さを調整するのがわりと当たり前に行われていると思うんです。
強いキャラクターでなくても、ゲームマスターが調整してくれるからクリアはできるんだなって。
そうなると、大切なのは強さじゃないって話になりますよね……そんな気づきもあって、今回の記事に至りました。
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