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テスラ研究家・新戸雅章の静かなる熱狂の日々

エジソンも好きなテスラ研究家がいろいろ勝手に語っています。

★藤沢で盆踊り

2005-09-25 13:23:51 | Weblog
 23日は地元藤沢で盆踊りイベント「藤沢宿と遊行の盆」のお手伝い。来年の町おこしの一環として行われる全国盆踊り大会のプレ・イベントだが、好天にもめぐまれ主催者の予想を上回る盛況となった。
 盆踊りが藤沢にゆかりの深い芸能だというのは案外知られていない。盆踊りのルーツは時宗開祖一遍上人が創始した踊り念仏にあるとされている。藤沢には時宗の総本山である遊行寺(清浄光寺)があり、藤沢の町はその門前町に始まり、江戸時代に東海道五十三次の宿駅として発展したのである。
 しかも踊り念仏が布教の手段としてはじめて大々的に取り上げられたのは、同じ藤沢市内の片瀬の浜である。
 北条時宗によって鎌倉入りを拒まれた一遍は、片瀬の地に4カ月半逗留し、その間に踊り屋を組み、尼僧を含む僧たちがその上で踊った。それを見たさに近郷近在からたくさんの人が集まり、大変なにぎわいを見せたという。(参考「盆踊りの世界」
 そんな縁で商工会議所を中心に藤沢で盆踊り大会をという話が盛り上がったのである。わたしも遊行寺を中心とした文化・芸能活動を推進する「遊行フォーラム」(高野修実行委員長、高須譜生事務局長)の実行委員をしている関係で、企画の立ち上げ段階からかかわった。
 最終的には、全国の盆踊りのうち、踊り念仏の古いかたちを残すものや、地味だが味わいの深いものを中心に招致するとともに、遊行寺に保存されている「踊り念仏」をもとにした創作盆踊りを立ち上げるという2本柱でいくことになった。
 後者は「遊行舎」の白石征氏がリーダーになって専門家を結集し、わたしもお手伝させていただくことになった。まだ、どうなるかわからないが、関係者・市民の期待も大きいのでなんとかよいかたちになればと思っている。
 これまで藤沢の文化活動では、地元の歴史や文化がなおざりにされるきらいがあった。根っからの藤沢っ子として、盆踊りがその突破口になればと期待している。