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Conversation

最近、面白い論文あった?と聞かれたので、 論文じゃねえけど、 日本の植物学界で、 今ちょっとした“バグり”が起きているって話。 福岡市科学館の矢原館長が 「2025年度 日本植物学会大賞」を 受賞したんだけど(※2025年8月21日発表) その理由が 「日本の植物の多様性の解明」 って やつなんですよ。 …いやいや、植物の多様性なんて、 もうなんかスッゴイ地味な気がする。 ──と思うでしょ。 ところが、その「常識」がひっくり返った。 植物学の世界では長年、 (1)日本の新種発見はもうほぼ終わってる (2)固有種は、屋久島とか 小笠原みたいな“限られた島”にしかいない これが“暗黙の前提”みたいになってたんですよ。 ところが、矢原氏らのグループが 2020年以降、全国でDNA解析(分子系統樹)と 形態比較をガッツリやり直した結果── ■ その前提、まるっと間違ってました。 「同じ種」だと思われてたやつを DNAレベルで精査したら、 『いやコレ普通に別種じゃん…』 みたいな事例が全国でボロボロ出てきた。 その結果、受賞理由にも ハッキリ書かれてるんだけど、 日本列島って実は “マジで世界有数の 植物種分化のホットスポット” だったらしい。 屋久島とか小笠原だけじゃない。 本州・九州・四国・北海道、 全部ひっくるめて“ヤバいほど多様”だった。 これもう、完全に常識ひっくり返り案件。 ■ なんで今になってわかったのか? 理由はシンプルで、「解像度が上がったから」 昔は、 “見た目が似てれば同じ種” って判断がどうしても多かったんだけど、 最近は 高精度のDNA配列技術 自動化された分析パイプライン 大規模データ 形態学+分子系統学のハイブリッド解析 こういうのが揃ってきて、 細かい“違い”が全部見えるようになった。 例えで言えば、 「今まで8ビットのドット絵で 判断してた世界を、4Kカメラで撮り直した」 みたいな感じ。 そしたら、 『あれ?これドット絵では見分けつかなかったけど、実際は全然違う種類じゃん』 みたいな事例が山ほど出てきたわけ。 ■ 実はこれ、めちゃくちゃ熱い話でして “もう研究し尽くされた分野”にこそ、 でっかい謎が潜んでるんですよ。 矢原氏らの研究はまさにそれを証明した。 すでに終わったと思われてた領域 変化ないと思われてた分野 もう語り尽くしたと思われてたテーマ こういうところに、 バケモノみたいな未知がまだまだ残ってる。 こういうの、マジでワクワクしません? ほんと滾る人いるでしょ?って話。 (続く1
A vibrant landscape featuring a vast field of blooming yellow flowers covering rolling hills under a clear blue sky, with scattered green trees including pine-like evergreens and a few deciduous trees with light-colored trunks dotting the scene, capturing a serene natural setting likely in spring.