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からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

模型のボイラー

2008年06月29日 23時55分16秒 | ライブスチーム

 このところ張り詰めた気持ちが緩んで仕事も趣味も今一つです。 パワーロストの兆候があるので自分で自分を鼓舞しています。が、サラリーマンを辞めて以来のマリンブルーに泳いでしまっています。(汗)  まあ、気持ちの切り替えに切れが無くなっているようなので雨の本日はしっかり趣味に没頭していました。

 まずはホームページの更新が滞りがちだったので昨晩から、模型ボイラーについて書いてみました。 ボイラーについてはネタとして採り上げていなかったので修正しつつ追記していきます。 ただし一番ゲージという小型機関車なので物足りない方もいると思います。 仕掛けは実物と同じなので意外に複雑です。

そういえばライブスチームの製作過程をデジカメで撮るようになり手元には多数の画像が残っていますが、その利用方法が今一つです。見直すと大変興味深いものばかりですが、殆どの方には「何のこっちゃ」というものでしょうね。

これらの写真を見るとこれまでに色々なボイラーを扱っていることを再認識しましたが、取り違えて記憶しているものもあってブログでも結構いい加減に書いていることも分かりました。 あんまり信用しないで下さい。(汗)

Dc020219 これはBerkshireという米国の大型機関車の作成過程です。カバーをかぶせるとすっきりするのですが、作成中はこのような感じです。 これでも随分すっきりしてきたところです。

で、この機関車のボイラーは、

Dc012125 ひっくり返すとこんな姿、これがどのような仕掛けで蒸気エネルギーを発生するのか紹介してみます。 まあ私のストレス解消手段でありますのでいい加減なものになりそうです。 機関車毎に千差万別、手作りシステムの極致です。おかげで楽しめます。 ただ機関車によっては全く写真を撮っていなかったものもあって今となっては大変残念です。分解する機会があれば写したいのですが、それは故障した場合なのであまり嬉しいことではありません。 

こんなことをダラダラ書いていれば何だか復活しそうな気がしました。(汗) お付き合いいただく皆さまに感謝です。

趣味関係以外の方には殆ど関係ないお話で、失礼致しました。


土砂降りの北裏運転会

2008年06月22日 20時15分53秒 | ライブスチーム

 今日はいつもより2週遅れの吉祥寺・北裏鐡道運転会ですが、生憎のお天気です。それでも午前中は何とか小降りで収まっていました。身内の命日だったので線香をあげたりお参りしたりで色々あって出かけるのが遅くなってしまい、到着したのが11時過ぎ、まだお天気は大丈夫のようです。 会員も早々と到着しワンラウンド目の運転は既に終了です。

急いで準備するのですが、やっぱり小道具を忘れています。水圧ポンプレバーがありませんでした。あとは・・・・ありません。(笑)

おっと、肝心の機関車の紹介を忘れておりました。我が家で一番古参の歯車機関車Climaxであります。どのような機関車であるかは下記の写真をご覧下さい。

Dc020802 二年前の写真ですが、歯車で減速し牽引力をアップした森林鐡道用機関車です。6軸を歯車で駆動する珍しいものです。(以前紹介しました) 最近、この機関車の点火と燃焼方法について読者の方から質問されたのでノウハウを回答したのですが、再確認の意味もあり、この機関車を本日の主役としました。

ところが、ポツリポツリと大粒の雨が落ち始めました。おそらくこのまま本降りの雰囲気です。しかしながらこの機会を逃すと確認がまた先になりそうなので構わず作業を進めることにしました。

Dc062417

水を入れ、ガス充填、次に煙室扉を開きます。ガスコックを2/3程度回してシューッというノズル音がするのを確かめて点火します。ピョーッと甲高い音がしたので煙室前方から覗き込むとセンタフリュー管内で燃焼していることを確かめコックを微妙に回して燃焼を安定させます。

 これで5分程度、安全弁が4kg/cm2で吹き上がりました。 この頃から土砂降りです。運転会場もテントの下から隣のオーナの作業小屋へ移動し、残っているのは私ともう2名です。頭からぐっしょりですが、離れるわけにはいきません。ラジコンの加減弁を倒すと回転がグーッとあがり、雨の中を疾走します。煙突から水が出始めたので注水も問題なさそうです。 ここでリターンバルブを開いて注水をカットしておきました。

Dc062412  雨の中、時折安全弁を噴きながら疾走する光景は26歳とは思えぬ元気さです。これなら沢山牽引出来そうですが、この雨では貨車を借用するわけにもいかず適当なところで運転を止めることにしました。

やめて良かったことは注水用のシリコンパイプが抜けていました。このままにしておくと空釜を焚いてしまうところでした。 後始末も出来ない降りにそのままテントの下に移し、運転を終わりました。 昼食は作業小屋の中、模型談義に花が咲きましたが、残念ながら恒例の記念撮影はお休み、楽しみは次回まで延期です。 他人様(ひとさま)の運転は自分のことに懸命で殆ど見ておりませんでした。写真も一枚も撮らず此処に載せることも出来ません。とにかくひどい雨でした。でも頑張ったからよしとします。

懸命になると雨など関係ないと云うことがよく分かりました。(笑)

ライブスチームの運転は3ヶ月ぶりでしたが、日頃の行いに天誅を加えられたのかずぶ濡れ運転会となってしまいました。色々と手際が悪くなっている自分を発見し大反省です。 気が付いたことがあったらまた追記するつもりです。

(6/24記)

事務局長Sさんの写真を拝借致して当日の運転模様を入れました。 ありがとうございます。ずぶ濡れになりましたが、調子よく走ったので満足致しました。


吉祥寺北裏鐡道3月運転会

2008年03月09日 22時54分26秒 | ライブスチーム

 昨日は夕方の宴会に先立って思いがけずの浅草訪問となり、ハヤタカメララボのotomenさんにお会いして久々にクラカメ談義をしてきました。最近若干回復の兆しがありますので、カメラのことはいずれまた採り上げようと思っています。で、その足で下北沢に集合し蕎麦グルメで赤堤アカデミアの右之輔さん、パンダごはんさん、それに酔考先輩と盛り上がりました。美味しいお店を教えていただきありがとうございます。 でも何故か記憶はあやふや、経堂マティーニか?(汗)

そのおかげで今朝はもたついてしまいましたが、追い打ちをかけるように親戚の不幸が飛びこんできたので運転会の出撃がすっかり遅れてしまいました。 結局、機関車を持たないままお昼過ぎ到着し、さて今日はフラフラ写真を撮るかと見学者の群れにに加わったのですが・・・。

Dc030922

出たーっ!! かの有名な(知っている人には)SouthenPacificCabforwardです。アーキクラフト製の電動ではなくライブスチームが登場したのです。Sacramento中心に延びる鐡道会社がシェラネバダ山脈を走るトンネル続きの路線での煙害防止のために運転席が前にあるという特異な蒸気機関車です。しかも強力な牽引力を持つべく4-8-8-2のマレー型機関車です。サクラメントの博物館にあるとか無いとか話が盛り上がっていました。 Cabforwardのライブスチームの噂は聞いていたのですが、実際に見るのは初めてです。しかも動いているので感動しました。マニアという種族は実に単純に出来ています。(汗) 燃料はガス、これで二回目の火入れとのことでしたが、なかなかのパワーを発揮して10両程度の貨車を軽々と牽いて走っていました。 ただ、運転系がなかなか複雑でオーナーのT1氏も戸惑いつつの運転です。「よーし、動画を決めるぞ。」と待ち構えていたらバックファイアなのか不明ですが、ボンと煙が出たので運転中止となりました。潤滑油が燃えたような気がしましたが・・・ ドラフト音もまずまずでこの社の製品にしては恐るべしという感想です。 この機関車を見てしまったファン数人は、「見なければよかった。」と不思議な言葉を呟いていました。(笑)  配管がシリコンチューブを多用してありこれらは一体何の管か確認出来ませんでした。排気が水っぽかったので低音の飽和蒸気で動かしているような気がしました。 逆転弁は先頭のキャブからシャフトとギアを経由してワルシャート弁を作動させるようになっていました。 前後が普通の機関車と逆なのでギャラリーも混乱してしまいました。

Dc030925 これがキャブの中、一番下の太いマイナスネジ状の棒が逆転機でこれにハンドルを立てて回す仕掛けです。ガスバーナーは二本持っていました。安全弁は低圧と高圧吹き出しで、キャブ内のものが高圧、外ボイラーに着いているものが低圧でした。 キャブ内の左側から黒キャップが潤滑油タンク、通風弁?、加減弁、給水戻り弁の順かなという程度の理解なので詳細は説明出来ません。御容赦下さい(汗) 

Dc030927 走行準備中です。指の位置から察するに戻り弁の調整でしょうか。指の大きさで機関車のサイズを想像して下さい。 そういえばドレイン弁はシリンダー毎に独立して連動しないので操作が大変です。きっと操作ツールを考案されることでしょう。

Dc030946 運転終盤に登場したBigboy氏のアレゲニーと並べると2-6-6-6のこちらが更に巨大なのには驚きました。アレゲニーは午前中走ったとのことですが、遅刻したので見ることが出来ませんでした。ラストランで重連予定だったようですが、先般のバックファイア?で運転中止になったので実現しませんでした。 さて、次はJGRに登場しロングラン試験を課せられることでしょう。 更に走り込んで好調な機関車になって欲しいものです。

ところで我が家にもCabforwardがおりました。小さな小さな9mmゲージです。こちらはNゲージにしては後部動輪固定、前部動輪左右可動という本物通りのマレー型なので急カーブの続く現在のレイアウトでは走行不能です。何とかしなければと線路工事中ですが、やっぱり無理かも知れません。

Cabfor1_2 これがNゲージのCabforwardです。なかなか良くできているのですが、走行性能は見かけ倒しで、ちょっと曲がった線路だと脱線するのが常です。今のところお飾りにしかなっておりません。(汗)

ついついCabforward一色に書いてしまいましたが、以前から興味のある機関車なので御容赦下さい。また来月の運転会で何が登場するか楽しみです。やっぱりここの鐡道が世界一のビッグ機関車集合場所のようです。

夜中の更新はアップロード失敗続きになるので誤字脱字の修正は、翌日になってしまいました。 夜間の更新がサクサクいかないOCNさん、何とかしてね。(3/10)


雛祭りは・・・

2008年03月03日 21時22分06秒 | ライブスチーム

 河津櫻探訪が終わり仕事に戻ったら結構真面目になって、ブログからサヨナラしてしまいました。が、今日は雛祭り、忘れてはいけない日です。 カミさんの誕生日であります。 私は倅とコーヒーカップ。娘はジムのチケット。それに今日は宮前平の温泉ご招待になりました。私もご相伴し少し資金援助をし、思わぬ湯治を味わいました。 あと僅かで還暦、お互いに元気で暮らしたいものです。いがみ合うのもエネルギーの素ではないかと思う最近であります。(汗)

ところで、川崎の宮前平に温泉があったなんて知りませんでした。聞いてみたら昨年11月の開業。東京の至る所で目にする焦げ茶色の温泉でした。ぬるぬる感のアルカリ泉で意外に温まりました。平日のお昼とあって程々の混み具合、たまにはこんな温泉も手軽でいいなと思いました。 それにしても梨畑や畑地、アパートの並んだ彼の地が一変していたのには驚きます。

 寒さも緩み過ごしやすい日でしたが、黄砂で靄がかかり今一つ気が晴れません。帰宅して家の梅を見ると一気に咲き始めたのでよしとしました。今回は携帯で撮った写真を載せました。

200803031703000 この梅が咲き終わったら春到来です。近所で一番遅く咲く梅と勝手に思っています。 が、先日書いた蛙の産卵はまだ兆候ありません、多分お湿りがあると一斉に現れるだろうと推測しています。

 さて、温泉で英気を養ってきたので暗くなる迄の僅かな時間は工場整備です。

200803031743000 酔考さんから丁度ぴったりの棚を譲ってもらったので家のあちこちに散らばっていた機関車を集めました。一箇所に招集するとなかなか壮観でありますが、自己満足? カミさんに言わすれば人の乗れないものは自動車に劣ると無視されている乗り物であります。(汗)

Dc030308   機関車を集めたものの工場は未だ混乱中、それに折角届いた古い卓上旋盤の設置場所もまだ空きません。 機関車を移したのでやっと設営出来ることでしょう。それにしても職人修業までにはもうちょっと時間がかかりそうです。卓上と云いながらまともな技術を持たなければ使いこなせないのが旋盤です。さぁーやるぞという気持ちになっているのですが、進んでおりません。 これと同時進行のレイアウト改造は、更地にする箇所が出てきたので飛び散る真っ白な粉に掃除機片手の買収折衝をしています。

丸一日籠もってこのような工事に取り組みたいのですが、季節柄もうしばらく片手間な作業が続きそうです。


姿が見えてきた9F

2008年02月11日 23時16分59秒 | ライブスチーム

 昨日の運転会でどこまで出来ましたかと聞かれ、「HPのままだ。」と答えたもののやっぱり気になります。 午後は酔考さんと久しぶりに梅見物を約束していたもののそれまでの時間を久しぶりに9Fの組立に当てました。 が、大したことは出来ません。コネクチングロッドの組立と連接棒を五軸の動輪に取り付けました。

Dc021130 こんな格好になると何となく一歩前に進んだようですが、回転が重いのであちこち補正するつもりです。まだ完全にネジを締め込んでいるわけではないのでこれから気長に微調整です。多分エンジン取り付け部かスライドバー近辺をもう一度触ることになりそうです。

ところでこの機関車の心臓部がやっと姿を現しました。ピストン弁です。

Dc021134 ロボットのようなおどろおどろしい姿は、ピストン弁シリンダー、細い棒がピストン弁です。この細い溝にピストンリングを4本はめ込みます。実はこれらはシリンダーの上に水平に載せるのです。弁中央の凹みが高圧蒸気部、その両側の凹みにピストンを動かして低圧になった蒸気が取り出されてロボットの3箇所並んだ小穴の上下から排出されます。中央の小穴は高圧蒸気用です。

更に進めたいのですが時間切れ、慌ててやるのは失敗の素という次第で本日は見るだけで終わりました。この続きはいずれまた。

(昨晩、HPにこの作成のくだりを追記しておきました。(2008.2.13))

さて、午後の散歩では梅ヶ丘の梅祭りに出かけたものの梅は咲かずに人ばかり、それではと環七を越えて北沢川緑道の新しくできた渓流沿いを下っての下北沢散歩切り替えました。 花見の下見というところです。頑張って1万5千歩を歩き、無事夕食前に戻ったのは云うまでもありません。我々にしては珍しい。(笑)


吉祥寺北裏鐡道2月の運転会

2008年02月10日 23時08分41秒 | ライブスチーム

 昨晩の激しい雪降りの翌日、あの雪を見て今日の運転会が大変気懸かりであった。が、天佑神助があって無事終了。ポカポカと感じるような一日であった。走り回ったせいかもしれにけど。(汗)

RUBYをはるばる来訪されたS氏に引き継げてホッとした。燃焼が悪いのでアレッと思ったが、ノズルのつまりであることが分かり、K田氏に清掃をしてもらい事なきを得た。先日試運転をしたというのにもう詰まったようである。 このノズルは0.3mm径になったノズルを0.25mmに再ホールしたのであるが、0.2mmの燐青銅線を準備して燃焼が不調な時には清掃するのが望ましいようである。教訓の追加である

Dscn0384 これは慌てて撮ったRUBYの走行シーンである。雪のあとの湿度の高い寒い日は蒸気が目立ってライブの運転が楽しい。この機関車の余生が素晴らしいことを願っている。

こんなドタバタがあったのでRUBYガスタンクを満タンにすることが出来なかったものの、まずまずの回周を重ねていたので納入検査合格である。 今朝はドタバタしながら何を持っていこうかと悩みつつ、やっぱり一番安定したJNR9600を持ち出した。が、小道具を色々忘れていた。手動ポンプレバー、潤滑オイルと廃油入れ、まだ何かあったようである。

この機関車は、相変わらず好調であったが、負荷が軽いせいかドラフトが弱く燃え方が今一つである。逆転弁をカットオフしてドラフトの脈動を強くして排気を誘うことで安全弁を自然に噴かせることが出来た。ところで煙室扉の上部から蒸気漏れを発見。冬ならではのトラブル検出である。これまで見逃していた問題点が見つかったので持ってきた甲斐があ合った。この漏れは本物らしくていいのであるが、模型では燃焼能率の低下につながりそうである。

真面目に運転していたらやっぱり写真を撮ることを忘れてしまっていた。(汗) 北裏鉄道運転会報告とするつもりが自分のことだけの報告となってしまった。色々持ってきていた皆さま御容赦下さい。


新春運転会

2008年01月04日 11時46分48秒 | ライブスチーム

 三が日も過ぎましたが、いかがお過ごしですか、どうしてもお餅とお屠蘇で体が重くなりがちな時期なので折角の減量が無に帰しそうな数日でした。

ということもあり、昨日は小金井の野川沿いにあるK鐡道(仮称)のライブスチーム新春運転会を見学してきました。ここはゲージが127mmと大きいので45mmという可愛い私の機関車での参加は困難です。このサイズは私の財力、筋力、知力で扱うことが困難なので指をくわえて眺めているだけです。(笑) とはいえ、好きなことは見学だけでも気分が晴れるから不思議なものです。元気溢れる皆さんにお目にかかりストレスを洗い去って帰宅できました。

Dc010319 この機関車が今回デビューしたOさんのBタンク、出自がいいのでいきなりK鐡道の有名な?急坂を登り切りました。でも軸動ポンプが不調なようです。一番と違ってクルリとひっくり返して修理できないのが辛いところですね。健闘を祈ります。

そうそうドレイン弁も閉まりが悪いようでした。が、ドレインを吐きながら登り切るところは素晴らしいですね。

急坂 = ライブ転がし?というこの坂を登り切れば、どこに出しても恥ずかしくない出力の機関車と云えるようです。(ホントか?)

Dc010327 オーナーKさんのB20です。蒸気の上がりは大変良くなっていましたが、パワー不足があって急坂では息継ぎしてしまいます。どうやらピストン回りに漏れがありそうな雰囲気なので再チェックというお話になったようです。 某ギヤードロコも苦労していますから普通の線路では充分な力なんですが・・・・

Dc010323

同じくB20のエンジン回りです。さすがに45mmゲージよりも更にメカニカルな作りです。クロスヘッドなどは意外にシンプルな形状であることに気が付きました。弁の移動量も大きいと思いましたが、そこは45mmと127mmのサイズの違いです。この機関車の弁はピストン弁と聞いてなぜかBR 9F Eveningstar を思い出しました。(苦笑)

この一年で45mmから127mmなどに転向した人も出てきておりますが、冒頭に申し上げたように私は現状維持で道を究めようと思っております。(笑) お仲間の更なるご支援をよろしくお願いいたします。

昨年11月の当該鐡道の開通式は、多分TMSトレインの今月号で採り上げられるのではないかと予想しています。晴れやかな行事の裏にはこのように多くのトラブルとの戦いが潜んでいるわけです。 趣味とは関係ないものの年度末に向けてのお仕事で、テープカットをスムーズに終わらせようと頑張っておられる皆さんの顔がふと頭をよぎりました。健康第一にご健闘を祈ります。

昨日一日楽しませていただいたKさん御一家、参加者の皆さんありがとうございました。 さて、6日は吉祥寺北裏鐡道の新春運転会です。今度は自分の機関車を無事走行させるよう頑張ります。


ライブスチーム研修報告

2007年11月26日 10時53分45秒 | ライブスチーム

 連休もあっという間に終わり、普段の生活が戻りましたが、そうなると色々宿題が見えてきて憂鬱になり始めたところです。 これでは研修内容が消えてしまいそうなので慌てて走り書きです。

23-24日と日本庭園鉄道・JGRの運転会いや研修会への参加してきました。 昨日から何を持っていこうかと迷っていたものの、結局もっとも実績のある九州型9600を持っていくことにしました。2-8-0の車輪構成、通称コンソリデーションです。この世界に再びはまることになった引き金の機関車です。詳しくはHPをご覧下さい。(笑) 運転会初日からJGR会員の方々はフルスロットル模様です。 非会員の私はおずおずと車庫に機関車を乗せておりましたが、慣れるに従って会員もどきになり、遠慮無く遊んでしまいました。 実はかなり存じ上げている方も多かったせいでもあります。

Dc112475 二日目の写真ですが、ずらりと集まった45mm機関車、右手前が私の九州型9600です。

会員の皆さんは大型機の運転、複雑なポイントの管理、イベント進行と忙しそうで、旧知の伊豆エメラルド鐡道の社長さんは三日間改札係でした。おかげでゆっくりお話しする時間がありませんでした。 会員の皆さんが忙しくされている結果、線路は意外にも空いていて非会員が腹一杯楽しむことが出来ました。 初日は10数両の貨車を牽引し、四回も運転できました。もっとやれたのですが、広大な線路に沿って走り回るので疲れてしまいました。 メタボ解消にぴったりの趣味であることを思い知らされました。(笑)  更には、2-3kgあろうという牽引車両を24両に増やして走らせたところ、この編成でも余裕を持って走りました。しかも餘部鉄橋と呼ぶ高架から勾配線にかけてもドラフト音も勇ましく走りきったのは大収穫でした。 この機関車の性能の良さを製作後5年も経過して確認できたわけです。

Dc1124115

今回はTさん持参の北海道型9600との重連も実現し、こちらも満足行く走りでした。二日間走り込ませましたが、事故もなく運転を終えることが出来、ホッとしました。やはりもう一台持っていけばよかったかなと思っても後の祭りです。それに運搬手段が大変なのでこれでよしといたします。夜の部は機関車と同様にアルコールを燃やしすぎて暴走気味でしたが、楽しい修学旅行でした。(笑)

Dc112476 小さな絵ですが、餘部鉄橋にかかるうちの機関車です。高さ3m程度?よくぞ走ってくれたという場所です。 後方は127mmの本格的鉄橋です。

ここで牽引していた貨車は下の写真のものです。普段の運転では経験できない長さです。いい経験をさせてもらいました。

Dc112482Dc112439

AさんのBigboy、本物も大きいのですが、模型の大きさも半端ではありませんでした。広大な線路を快走していました。

と、忘れないうちに走り書きです。このような運転機会を提供していただいたJGRの皆様に感謝申し上げます。 ありがとうございました。

Dc112415 せっかくですので数枚追加しておきます。 これはOS製127mmの強力マウンテンです。20人?程度を乗せて軽々と動いていました。

Dc112427 何故か電気機関車、ペンシルバニア鐡道のGG-1が快走しています。パンダグラフを上げると建築限界を越えるので下げています。電動ラジコンですが強力な出力を誇っています。

Dc1124105 エンジンで発電機を回しその電力で車軸に付いたモータを駆動する本物と同じ機構のワダワークス製ディーゼル特急ゼファー号です。排気の煙も勇ましく走り抜けていました。この模型を見たのは初めてでした。

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とても珍しいプロイセンのタンク式マレーBR96、機構も本物そっくりに作られており、このブログで紹介するに値します。(笑)

 両サイドの水タンクや煙突前の給水温め器も生きています。 この小ささで給水する水を温めるという機能があるから驚きです。 この機関車は後方のシリンダーで使用した蒸気を前方のシリンダーで再利用する複式マレーとあって動かすことがなかなかの難物です。持ち主の泥沈さんの苦労も並大抵ではなさそうでした。 凝結水抜きがもっとも面倒なようで、起動を楽にするための蒸気ルート制御用コックが付いています。 低圧力がかかる前方シリンダー直径は大きく、ボイラーからの蒸気を直接利用する後方シリンダー直径は小さく作られているのも作法通りです。思えば、この頃のアスターには面白い製品が多かったと思いますが、同好の皆さんいががでしょうか? 若かりし昔は手を出せずに臍を噛んだことが何度もありました。(汗)  それはさておき、小容量の水で1週100mの線路を二周するという拍手喝采レベルの結果をあげられたようなので持ち主はご満悦されていることと思います。 

Dc1124118

次は、優雅に餘部鉄橋を渡る英国のA3です。客車も本格的な編成でした。 三気筒エンジンの強力パワーながらも見かけはお淑やかな風情を漂わせています。JGR会員Kさんの機関車です。そういえば前日はベルさんの流線型A4も走り回っていました。

Dc1124126 楽しい宴会列車を作っている方もおりました。こんな旅をやりたいものだと青春18切符を思い浮かべていました。

この他にも馴染みのある機関車から珍しい機関車まで様々でした。更には、重量級機関車が高速で走行しても安定している長大な路盤には感銘しました。全貌は更に様々なものが集まっていましたが、運転に追われてしまい偏った報告になってしまいました。日本庭園鉄道というキーワードで探していくと更に色々な機関車の運転模様を知ることが出来ると思います。特に大型機関車には素晴らしいものが集まっていたようですが、この紹介も省略させてもらいました。(以上)

 


蒸気機関車の研修

2007年11月22日 21時49分02秒 | ライブスチーム

 トラブルを抱えたまま連休突入となり何となく気が晴れないのですが、そんな時には違うことをといういいわけのもとに明日は日本庭園鐡道(JGR)まで遠征してきます。 この三日間は庭園鐡道を開放してのお祭りなのでこれに便乗して楽しんでこようという算段です。存じ上げている関係者の方も多いので運転の許可をもらって自分の小さな機関車と運転道具一式を持ち込みます。 ただ、場所が裾野市という遠隔地なので新宿を7:20の特急あさぎりで出なければならないのが辛いところです。起きられるかなぁー。

 明日は吉祥寺北裏鐡道のお仲間も多数参加する予定なので色々勉強できそうです。 技術的に行き着くところまで到達した蒸気機関でありますが、私にとっては学ぶべきことは山ほどあります。究めることはどうやら不可能ですが楽しみつつ習得していく。これは学問の本質です。(笑) とりあえず一泊二日の研修のつもりで行ってきます。

JGRにはライブカメラが稼働しているので運転風景が眺められます。走り回っている我々を覗いてみてください。

さて明日の準備の続きです。細かい道具の見落としに要注意です。なんて云っていると財布を忘れそうです。 あ、買っておいた特急券、何処に置いたかな。(汗)


K鐡道開通式

2007年11月19日 21時15分50秒 | ライブスチーム

 今日は朝からお仕事モードで慌ただしくしていたのでネタはあってもブログは放棄、トラブルも出てきて頭の痛い一日になりました。また明日に続くと云うところなので弱っています。日頃の行いがよろしくないので出てきた問題かも知れません。(汗)

といいつつ昨日参加してきた普段の悪行の一つであるライブスチームの運転会をちょこっと紹介します。武蔵野崖線に沿って流れる野川沿いにその鐡道はありました。4年以上コツコツと作業をして作り上げられたという5インチ(127mm)の本格的な庭園鐡道です。 山あり谷ありトンネルあり、更にはターンテーブルや本物そっくりのワイヤー式転轍機も備えています。当日が開通式ということで日本のライブスチーム界を牽引している方が此の地に大集結した感がありました。重さに弱い私にはとても手を出せる機関車ではありませんが、見るのは大好きです。ご近所の酔考氏と朝から15時近くまで楽しんでしまいました。

Dc111925 向こう岸から眺めると入り口は見学者で一杯です。流れている煙はもちろん石炭です。煙害といわれそうですが、ちょっとしたご愛敬です。小さな釜なので完全燃焼し蒸気が上がるにつれて消えて無くなりました。信号所のような建物はガレージ兼工場だそうです。

この日は大型機が5,6両集まってしまったので線路は渋滞気味です。6.5m半径という曲線であっても此のサイズの機関車ではカ-ブがきつそうで脱線した機関車も出てしまいました。さすがに6-70kgという重さなので45mmゲージのように持ち上げて線路に乗せることも簡単ではありません。いったん事故が起きると全線運休ですが、それもまた楽しのようでした。 オーナーのB20にも色々バグが見つかり改造案がその場で出てくるのは、やはり日本の重鎮が集まった場ならではのことでした。あと一台、なんと我が愛機の兄貴格のクライマックスが登場していました。実は吉祥寺北裏鐡道のお仲間Hさんの手になるものです。此の機関車には色々手こずっているご様子。 ギヤードロコ設計製作で世界的に有名なHさんが早速診断されて、いろいろ指摘されておられていたようです。此の機関車のライブスチームのオリジナルはこの方が世に送り出されたものです。 クライマックスに限らず、シェイハイスラーといったギヤードロコのライブスチーム製造を治具を含めで詳細な製作方法を開示されたので米国のライブ界は騒然としたと思います。 これらの機関車はLivesteamという月刊誌に数年にわたって連載され、単行本としても刊行されておりました。 20数年前に交通博物館でHさんのクライマックスを拝見し、歯車機関車に始まるライブスチーム狂いになったのは、あるいはこの方のせいかも知れませんね。(汗)

が、しかし、クライマックスもまだ青色吐息の運転のようで、歯車機関車なのに坂道に弱いという難題が出ていました。エンジンなのがギアなのかこれから切り分けが始まるようでした。原因もいろいろ絞り込まれてきたようですので是非とも完全にされることを期待しています。

Dc111932 ターンテーブルで蒸気上げ中のクライマックス。仕上げはこれからです。車体下部に駆動軸があり、台車の4軸全てが回る4WD機関車です。この日はボイラーは快調でどんどん蒸気が上がっていたようですが、エンジン系統になにやら不穏な動きがあったようです。それにギア系も、ということで復活を楽しみにしています。

Climax45mm 余談ですが、此の機関車が我が家にいる弟分の45mmゲージのクライマックスです。こちらは後ろのテンダーの台車も駆動する6WD機関車ですが、5kg程度、127mmの十分の一の重さしかありません。 ウチの鐡道会社唯一のラジコンカーです。

Dc111922 こんな光景が見られるのも大型機関車ならではです。逆光気味ですがその分煙が目立ちます。一斉に蒸気上げが始まると庭中石炭の臭いと煙が立ちこめました。しかも無風とあって靄っておりました。

この日の取材は、著名な鐡道模型雑誌社が二社、この日のことが月刊誌に現れるのが楽しみです。

こんな具合に世俗から離れた楽しい一日でありました。 今日のトラブルは此の反動か・・・・ 精進しなければ(汗)