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からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

朝の一服

2009年12月04日 11時45分51秒 | ライブスチーム

 いいお天気ですが、まだ家にくすぶっています。ついでにここをアップデート。昨晩会社時代に仕事でも大変お世話になった趣味の先輩からDVDを頂戴しました。 NHK静岡の「たっぷり静岡」の録画には自宅一周の5インチ鐡道がご本人とともにたっぷり写っていました。大変お元気そうで何よりです。静岡ローカルの放送だったのが残念です。

 自宅一周の鐡道を作るというのが我々ライブスチーマーのささやかな夢です。 が、これを実現できる人はごく僅かです。しかも人を乗せて走り回るラージゲージは更に希有な話です。 裾野市のJGRや武蔵小金井のK鐡道が思い浮かびます。

 転勤の激しいお仕事にもかかわらずきっちりと夢を実現し、地元貢献もされているUさんには脱帽致します。 私の45mm鐡道などは、この127mm鉄道に比べるとNゲージ模型よりも軽いと思われますが、それすら実現できないのは精進不足であろうと涙目になりました。(笑)

この伊豆エメラルド鉄道、是非見学にお伺いしたいと思っています。DVDありがとうございました。

さてこれから商店街まで買い出しです。


運転室拝見(9)

2009年11月20日 23時17分48秒 | ライブスチーム
 Spamcan2 威勢良く安全弁から蒸気を噴き上げています。今年の一月に完成した英国SOUTHEN鉄道のBattle of Britain級 SpamCanです。ひょんなことで手に入れたものですが、この機関車は玩具のような外観が好まれていないのか国内で所有する人は僅かのようです。ところが作ってみて思うのは、大変複雑な機構を巧みに設計された機関車でした。実物は動輪の弁装置を密閉したオイルボックスに入れてメンテナンスフリーを狙った機関車でしたが、走行によるガタ付き、オイル漏れ等々そうは問屋が卸さなかったようです。この模型のほうも実物を可能な限り模型化しています。さすがに弁装置を密閉しチェーンドライブまでは取り込めないので弁装置のブロック化を実現しています。この部分の組立は面倒でしたが、他の機関車のように微妙な弁調整が要らなかったので総合組立は楽でした。三気筒エンジンによる走行性能もなかなかのものであることを今年の新春北裏鐡道運転会で確認できました。

と云う機関車でありますが、運転室は英国型の機関車に共通のオーソドックスな構造です。

Spamcan2_cab 赤いレバーが加減弁です。左から通風弁レバー、その下は逆転機、圧力計、注水逆止弁、水位計とドレイン口です。ボイラーはC型ですが、焚き口は付いていません。

Spamcan_cab運転室を被せるとご覧の状態になります。通風弁と逆転機が位置によって当たってしまうことがある点が設計ミスと思いますが、古典的な配置なので扱いやすいと思います。 編成ごと洗車機に入れるために設計したという流線型もどきの形状なので引っかかる箇所もなく、長さも小型ケースに入るサイズなのでヒョイと持って行けるので運転会の出場回数が増えてきた機関車です。

Spamcan_steam 運転室ではありませんが、他の機関車と大きく違っている箇所なのでご紹介します。これはボイラー前面の煙室です。ボイラーを覆い尽くすのではなく巨大な煙突直下の小さな箱です。矩形の真鍮は過熱管からつながるエンジンへの給気筺です。給気はご覧のように大きくくねって各シリンダーにつながっています。左下にちょっと見えるのが中央シリンダーへの給気管です。中央の太い銅管はエンジンから戻る排気管です。中央のネジは潤滑油タンクの蓋です。集合排気管に設けた4つのノズルから蒸気が排出されることで意外に大きな排気音と燃焼効果をもたらしているのもこのライブスチームの特徴?と言えそうです。

前回紹介出来なかったもう一台の英国型機関車の運転室を紹介致しました。この機関車の組立詳細は弊Homepageをご覧下さい。

この運転室シリーズは少々息切れ気味ですありますが、気が向いたらまた次を紹介致します。動かして楽しむライブスチーム、45mmゲージクラスはこのように簡単な運転室ですが、仕掛けは実物と変わりません。小型機から蒸気で動く蒸気機関車(笑)を始めてみませんか? あ、別にメーカーさんの回し者ではありません。

ここまで読んでいただきありがとうございます、次を何にするのか考えねば?米国型、終わったかな?


機関庫へ収納

2009年11月12日 13時35分25秒 | ライブスチーム

 このところ九州行きや家事等々でライブスチームから遠ざかっております。10月に完成させたと思っているWestern Maryland SHAYをwebでも機関庫に収納するつもりが、放置したままでした。先日、からくり鐡道の機関庫に収納しましたので興味をお持ちの方はそちらもご覧下さい。 次第に埋もれてしまうブログ記事ではなく、いつでも見学可能なHomepageにいれておきました。 と云っても自分のためかも知れません。Dc100610スペックを見たいときが時々あるものですから。

これは何度か登場させた全体像です。

Dc100537   こちらはS堀事務局長の作品です。拝借しております。(ペコリ) 負荷が軽いのか安全弁を噴きっ放しで走っていました。

12月の運転会が土曜日となっており、仕事と重なったので今年の走行は無理のようです。忘年会には行くつもりですけど。新春運転会で頑張ってみます。しかしながらガス炊きは寒さが苦手なのでどうなることでしょう。

旅行記の合間に置いた口直し記事です。


運転室拝見(8)

2009年10月27日 17時21分41秒 | ライブスチーム
   9月後半になり仕事やら講義やらで平常心を失ってしまったのか、このシリーズも一ヶ月以上空いてしまいました。今日は高校、大学と一緒だった友人が武雄市に帰郷するので壮行会です。 止せばいいのにその直前に慌ただしく書き始めましたが、書き終えられるかどうかと云うところです。

急ぎの書類作りではないのでゆったり書けばいいのですが、パソコンに向かうと色々やり残している別のことが浮かんでしまいます。結婚式のために九州へ出発する前に宿題を終えておくことにしたいものです。

さて今回は、前回予告した英国型を採り上げました。次第にマンネリに近づいていることを感じつつの特集でありますが、お好きな方はご笑覧下さい。

Eveningstar_cab 一年前に入線した我が鐡道の最新型です。英吉利で最後に製造された機関車の模型でとても優美な姿をしています。この機関車の持つ2-10-0という車輪配列は大変珍しく、日本であればさしずめ貨物専用となるのでしょうが、英国では急行も牽引したというメジャーな機関車です。組立途中の写真ですが、運転室はご覧のようにシンプルなものです。中央の長いレバーは加減弁、左のレバーは通風弁その下の回転ダイヤルは逆転弁です。実物の逆転機もこの型式のようですが、それをある程度忠実に再現してあります。そして右側水位計下のねじ込み弁はボイラー内の水の排水弁です。この機関車はC型ボイラーなので焚き口は省略されています。これが残念です。この他にシリンダー内の凝結水を排出するドレイン弁操作レバーは運転室内ではなく第三動輪の上に付けられています。 さて、この機関車は一体何でありましょうか???

Eveningstar 答は、この機関車の運転室でした。1960年にイギリス国鉄が最後に製造した9F型機関車Eveningstarと名付けられた機関車です。このモスグリーンはなかなかいい色合いだと思います。運転室とは関係ありませんが、この機関車のエンジンは実物と同じく二気筒ですが、45mmゲージサイズの本格的ライブスチームでは採用されなかったピストン弁です。4個のピストンリングを持つこのピストン弁での密閉度が上がるとシリンダー内の凝結水を排出するのが構造上必須なのでドレイン弁もが装着されてしまったという凝った機関車です。 この数ヶ月 Western Maryland SHAYの再生に時間を取られたので機関庫で眠っている時間が長くなっているのは残念です。そろそろ火を入れなければなりません。一年前に撮った完成初走行の動画を入れてみました。サムネイルの絵がやっぱり出ないけどどうしてでしょうか?

今回も従来通り二機種のつもりでしたが、出かける時間も迫ってきたのでこの辺で終わります。取り急ぎの書きかけ原稿なのでまた見直すつもりです。(ペコリ)

(翌朝、一通り補正し動画も入れてみましたが・・・・。)


雨の日曜日

2009年10月25日 10時57分32秒 | ライブスチーム

 久しぶりのおしめりです。グーッと涼しく?なりましたが、これからは一雨一雨気温が下がっていくのでしょう。 本日は、模様替え以降放置していた家の片付けです。残すは大物の畳替えです。

カラカラだった菜園もこれで一息つけました。先日蒔いた作物もほぼ芽が出揃ったようです。11月始め、親戚の結婚式に出かける前に間引き作業があります。家人は早々と出かけるようなのでやっぱり私の専業か、ヤレヤレ。(苦笑)

Dc102346

そういえば温州蜜柑がそろそろ収穫です。まだ酸味が残っていますが、大粒はOKです。あとで数個採ってきましょう。

Dc102403

さて、昨日は講義から帰宅後工場に籠もってレイアウトを見つめていました。 いい気候、秋の作業に着手すべくお人形達と対話です。街並みに筋書きを与えて彼らを配置するつもりですが、そのコンセプトがまだ定まりません。 今朝のNHK課外授業の画家・山口晃さんの描く懐かしくて楽しい街に出来ないかと全くの思いつきで考えました。 時空を越えた街並み、模型だからまあいいかとの思い付き。 今度の政権のように思い付きで走ってしまうと大混乱でしょう。こちらは増税も赤字国債も出さないミニミニ政府なので問題ありませんけどね。(苦笑)

Dc102408人間の配置換えが出来るようにこんなものを増やそうかと思います。 酔っぱらいを二組作ってみました。

登場人物をちょっとだけ仕分けして時間切れ。 先日 再生したWestern Maryland SHAY に同一縮尺の作業員を立てて記念撮影。その巨大さを再確認しました。

Dc102416 シリンダー下部まで2mはあるという実物の大きさは独逸人と思われるこの人物と対比させると分かると思います。

いつものことですが、今回は農園から結局ライブスチームへ転がってしまいました。 これもまた良きかなです。


Western Maryland SHAY完成

2009年10月05日 13時52分08秒 | ライブスチーム

昨日の日曜日は天気予報が外れて好天に、おかげで気持ちのいい一日でした。前の晩久しぶりに熟睡したせいかも知れません。

予想外に長くかかってしまった表記機関車の再生でしたが、何とか吉祥寺北裏鐡道の運転会に持ち込んで走行確認することが出来ました。100%とは云えないまでも完成宣言してもいいかなと思います。詳しくはいずれHomepageにまとめますが、午前と午後に二度走行させました。時間の経過とともに次第に快調になっていくのを感じました。エンジンやギアが馴染んできたのでしょう。慣らし運転は大事です。

Dc100510 準備中の写真です。全体をつないだ姿で写したのはこれが初めてですが、大きいというのが会員の感想でした。

Dc100517 後方から見た駆動軸です。エンジンの回転が全車輪に伝える仕組みが見て取れると思います。そうそう、さる「からくり名人」から駆動軸の先端に小型発電機を仕込んでLEDライトを点けてみたらと恐ろしいご提案をいただきました。この方は蒸気熱発電機の発明家であります。(笑)

家庭用コンロのブタンガスを注入し、バーナー点火、五分程度で安全弁が噴き上がりました。水をたっぷり入れていたので壮大な吹き上がりです。

Dc100511 この先は動画優先で撮っていたので写真がありませんが、うまく走りました。動画は新型カメラを使ったので使い回しが面倒なのでまだ公開できていません。

問題点は予想通りゴム管が抜けやすいことでした。とくに圧力のかかった給水系統で根元からの漏れがあります。安全弁が噴き出す4kg/cm2前後での注送時に第一台車の接続点で漏れています。加減弁を開いて圧力の下がった状態での漏れはないので確実に装着する手段を考えれば何とかなると思います。 同じ問題がガス管でも発生しています。生ガスが管に入った際に管内圧力が上がり過ぎてポンと抜けてしまいました。ここはたまたま大口径のシリコン管があったのでご覧のように二重にしたところその後は問題は出ませんでした。要経過観察です。

Dc100519 このように今回の課題は給水系の強化です。給水が不十分のままではガス炊きでは空釜をやりかねません。みっともないことを承知の上でボイラーの水位を高めにして運転していたので水まみれの機関車になってしまいました。ボイラーの水抜きはやっぱり安全弁を外して行うことになりました。これはどうしようもありません。

 運転状態はギアから発する音は小さく、スルスルと走るのは意外でした。その昔の阿里山シェイと違って正規なギアなので大きく改善されていました。手で連結器を掴み加減弁を開いていくとドラフト音が大きくなりますが、単独走行では荷が軽すぎて電動のように思われました。牽引力をいずれ測定して私の計算値と比較したいと思います。

このような試運転でしたが、二度目はガス充填が巧くいったのか40分近く走っていました。恒例の出席者記念撮影の間もくるくると回っていたので予想以上に逞しい機関車のようです。ひょんなことから無理をして導入した機関車ですが、導入結果は大成功でした。問題点を改善し強靱な機関車に育て上げたいものです。   以上が取り急ぎの試運転レポートです。

(追記)

Dc100508事務局長Sさんの写真を二枚拝借致しました。ありがとうございます。

走行中の写真はなかなか撮れません。見事に止まった流し撮り、エンジンの回転と安全弁からの蒸気がいい雰囲気です。

Dc100527_2 こんな具合に路上整備をしていました。英国型と米国車が隣り合わせるのは模型ならではの光景です。

(追記お終い)

肝心の運転会は試運転で懸命になってしまい殆ど見学する余裕がありませんでした。そういえばどなたかが持ってきていた本も結局目を通しませんでした。

Dc100509 国鉄型の多い運転会だったかも知れません。いや、あとでくりさんがA3,9F、Duchessという英国型三羽烏を走らせていましたね。

夕方は赤堤の六所神社で開催の六所の森コンサートを途中まででしたが楽しんできました。


Western Maryland SHAY 仕上げ工程

2009年09月27日 22時34分02秒 | ライブスチーム

 昨日は第二回目の講義でした。まだまだ調子が出ていませんが、終えるとホッとします。夕方は友人の送別会、何だか忙しい土曜日になりました。

 さて本日は、横浜へ運転会の見学に行くつもりでしたが、つい出そびれてしまったので試運転の終わった機関車を仕上げることにしました。このように運転室がむき出しでは来月初めの運転会に持ち込むにはちと勇気がいります。

Dc092604 これに箱型の運転室を取り付けるとほぼ完成間近です。

Dc092710 ご覧のように機関車らしくなるから不思議です。同じ縮尺1/32の人形を並べてみると実際の機関車の大きさが想像できます。実物の重さは150トンを越えているようです。通常は山林における木材輸送機関車として語られるSHAYですが、この機関車は標準軌道を持ち長大な貨車編成で石炭輸送にも使われていたようです。

Dc092718 運転室はご覧のように狭苦しくなりました。操作に慣れるには何度か運転する必要がありそうです。ただし、ガス炊きなので操作するものは加減弁と逆転弁の二つなので意外に簡単かも知れません。燃焼の機嫌取りに気をつかいそうですけど。

Dc092716 とりあえずテンダーを後ろに並べてみるとこの機関車の巨大さがイメージできそうです。細かな飾り配管はこれからですが、完成までもうすぐです。

今日の模様をHomepageにまとめておきました。興味をお持ちの方はご笑覧下さい。

結局外出せずにこの作業をやっていましたが、まあいい休日であったと云っていいでしょう。


Western Maryland SHAYの試運転

2009年09月23日 14時17分08秒 | ライブスチーム

 連休最終日、宿題が終わったわけではありませんが、やる気が起きたのは作りかけていたWestern Maryland SHAY の試運転です。暑くもなく、寒くもないいい気候のせいでしょう。運転に必要な道具とともに組立途中の機関車を設置しました。 もしトラブルが起きてもすぐ修理出来るようにこの状態でズーッと置いていたのです。ちとみっともないですね。

Dc092302 これはやっと注水できて一息ついたところです。と云うのもまた注水系に配管ミス。軸動ポンプの配管を逆にしていました。ゴム管にスプリングコイルを巻いたものなので修復は簡単ですが、重ね重ねの勘違い。恥ずかしい限りでした。

Dc092301本体を運転コロに乗せました。テンダーは駆動軸を外したまま配管は作法通りつないでます。

この状態で点火して6分、水が多かったのか安全弁から水を噴き出しました。ガス釜は空焚きが心配なのでいつも多めになってしまいます。少なくとも空釜で大打撃を被ったJR東日本のD51のようなみっともないことは避けたいと思います。

で、やっと安全弁が噴き加減弁を開いて凝結水を排出したところでバーナーが鎮火。どうやら燃料不足のようです。あらためてしっかり注入し再点火すると今度はバーナーからゴム管が外れてしまいました。よく見ると生ガスが送られてしまったので想定以上の圧力がかかったようです。と云うようなトラブルが起きても想定内だと気を取り直して再々点火しました。 今度は無事圧力も上がり安全弁が噴き出し加減弁を開くと・・・・。 ぎこちなさはありますが、無事回転を始めました。心配していた軸動ポンプも働いているようでテンダーの水も次第に減っていきます。

この状態で20分以上動き続けました。バイパスバルブを閉じて軸動ポンプを入れるとストップしていたエンジンもしばらくすると運転を続けるようになりました。回転も次第に安定してきたようです。ただ加減弁を絞っていくと回転にむらが出る事象が残っているのでもうしばらく慣らし運転を続けて低速運転で粘りが出るようにしたいと思います。

まずはめでたしめでたしです。

この先組立を頑張って本物らしく仕上げていこうと思います。

(追記)さて、試運転終えた午後は空き地のままだった野菜畑?を耕して秋の耕作に備えました。久しぶりの作業は腰に来ます。一汗流して夕方は本厚木まで友人に会いに出かけてきます。


運転室拝見(7)

2009年09月12日 15時31分27秒 | ライブスチーム

久しぶりの雨です。恵みの雨だと思うのですが、休日の雨は勿体ないなと思ってしまうのは人の身勝手なところでしょうか?このところ色々あって疲れ気味ですので丁度いいおしめりなんですけど・・・・

明日は吉祥寺北裏鐡道運転会ですが、家の模様替え等々で動けないので欠席します。それにWestern Maryland SHAY がまだ完成にほど遠いので楽しみは次回へ引き継ぐことにします。

と云うことでこんな時にはシリーズものにしたつもりの運転室拝見を書いてみます。前回は英吉利と仏蘭西の四気筒機関車でしたが、今回は日米の大型機を紹介してみます。亜米利加の2-8-4Berkshire日本は2-8-2 D51半流線型蒸気機関車です。本物はいざ知らず、アスター製の両者はほぼ相前後して市場に出たので両者の運転の仕掛けはよく似ています。 Berkshireが出て、その後改版して売り出されたのがD51半流線型ですが、内部構造には微妙に改善?改悪?されている箇所が見受けられます。両機関車の詳細は、Homepageの作成記録をご覧下さい。

Berkshire 実物でもそうですが模型にしても巨大なBerkshireです。テンダーがマレー型機関車に匹敵する大きさです。燃料タンクは市販の燃料用アルコールが一本入る500ccあります。従って50分は走行するので運転会の順番待ち泣かせの機関車です。亜米利加では72台ボギー貨車を引っぱって走ったという力持ちです。

Berkshire_cab これが運転席です。左は水位計、その上部に見えるレバーは通風弁、圧力計、下に下がったレバーは加減弁、その右が汽笛弁です。床板を付けていませんが、左下を向いたパイプがボイラー水の排出口、縦のレバーがシリンダー内の凝結水を排出するドレインコック、水平方向に動かすレバーがボイラーへの水の供給を制御するバイパス弁レバーです。今気が付いたのですが、この写真では機関車の動きを制御する逆転弁はまだ取り付けていなかったようです。(ペコリ) この機関車の逆転弁は前後に水平方向に動かすレバー式になっていますが、珍しい型式です。それに弁装置は実機と同じベーカー弁を採用しています。 中央の煙室扉は実際に開閉できるので燃焼の点検や着火に大変便利です。C622の運転室の機能を簡素化し進化させるとこの形態になったのだなぁ-とこの機関車を組み立てている時は感じました。

D5110 その次に発表されたのが国鉄ファンにはよく知られているD51半流線型蒸気機関車です。上の写真は、試運転風景です。この試運転では発見できなかった後従輪とバーナーとの接触で軸重配分不良だったのが北裏鐡道運転会で発覚しました。やはり線路上で負荷をかけないと問題検出は困難なようです。

D5110_cab この機関車の運転室です。右側から水位計、圧力計、中央は通風弁バルブ、上下する加減弁レバー、汽笛弁、逆転弁です。床には前後に出し入れするドレイン弁レバー、左右に動かすバイパス弁レバーが配置されています。Berkshireの操作系を若干変更したのかなと云う印象です。 多分設計者は同一人物でしょう。この人はどうしているのかな?

この機関車ではBerkshireで好評だった火室内のブリックアーチが省略されたことと、煙管を太くしたせいでバーナー炎が煙室まで届き煙室の温度が上がりすぎる傾向にあります。 これもボイラー効率を落とす一因なので簡易なブリックアーチを設けるのが高性能化への道だと聞いています。もんじゃのヘラで後付け可能ですが、未実施です。

D51rc_cab最後は更に高機能化した運転室の写真です。ラジコン名人のKさんの手になる事例ですが、所狭しと小型サーボを設置して実現したのはさすがです。ラジコン化のために微妙に配管が変更されています。

取り急ぎ両機関車の運転室について表面的なことどもを書き殴ってみました。

えーと次回は、英吉利の9FSpamcanになるのでしょうか?シリーズが続くと次第に自分でも混乱してきたのでとりあえず予告しておきます(汗)


こりゃいかん(汗)

2009年09月06日 13時39分58秒 | ライブスチーム

からっとした好天ですが、家人が不調になったので家に居ることにしました。朝の仕事を終え、やっとWestern Maryland SHAYの試運転をするぞーっと気合いを入れたのですが、配管ミス発見!! 一体どうしたことなのだと自分を責めています。(涙)

テンダーからの配管がガス管と手動ポンプの給水管が逆でした。当然でありますが、ノズルから細い水がシューッと出てしまいました。 何で間違ったのだろう? 以前の通りしたつもりだったのでもともと間違っていた? 謎です。

Dc070517 これです。この上部配管を実は真ん中につなぐのが正解、中央のノズル状の口が上部でガス用です。面目ない間違いでありました。(大汗) 冷静に考えればわかる初歩的ミスでした。あとはないだろうなぁーと見直してみることにします。

配管をクロスさせて試運転をしても良かったのですが、こんな時にはろくなことがありません。 その他にも取り替えたシリコンチューブが緩いようなので再考の必要があります。とりあえずもとのゴム管で使えるものは戻しておいた方が安心に思えました。 やっぱりアスターホビーに相談しようかな。 と云う次第で試運転を中止しました。

せっかく拡げた運転道具一式を片付ける時の面倒なこと、機関車が重く感じました。大分解せずに入れ替えられると思いますが、その修正する気も本日は消滅。 JAMあたりのぶっつけ本番で恥をかかなかったことをよしとしましょう。カンカン照りの日曜日だことですし、のんびりすることにします。

そういえばこんな案内が来ていたので良く眺めてみることにします。面白そう。

実は第一弾は積ん読状態になっていますが、その続きで更に精密になっているようです。からくりには弱いのでまずいなぁーっと思っています。

Dc090601