「僕らは何もない机とイスで…」他社に圧倒された企業説明会 高知の建設業「7割が技術者の応募ない」危機、地方建設会社の手探りリクルート
テレビ高知
高知県内の建設業界では、技術を継承していく若手人材が少ないことが課題となっています。こうしたなか、人材の確保に向けて本格的に新卒採用に乗り出した安芸市の建設会社を取材しました。 【写真を見る】「僕らは何もない机とイスで…」他社に圧倒された企業説明会 高知の建設業「7割が技術者の応募ない」危機、地方建設会社の手探りリクルート 安芸市の梶原建設、主に公共工事などを手掛ける建設会社です。1981年設立、40年以上の歴史の中で初の試みが行われていました。 会社としては初となる新卒採用に向けたパンフレットづくりです。梶原建設が本格的な新卒採用に乗り出したのは2024年のこと。現在抱える従業員のほとんどが40代以上で将来を見据えたとき、焦りを覚え始めたといいます。 (梶原建設 小松菖武 取締役) 「技術職の人たちがリタイアする年が近づいているので、技術を次につなげていけたら」 手始めに2024年、高知高専で行われた企業説明会に参加しましたが、他の企業に圧倒されたといいます。 (梶原建設 小松菖武 取締役) 「僕らは何もない机とイスでやって他社は何回も参加しているからか豪華な装飾品で・・・」 2025年はより多くの学生の印象に残れるように、会場の装飾にも力を入れます。見た目だけではなく仕事内容をイメージしてもらえるような準備も。 (梶原建設 小松菖武 取締役) 「去年より三次元の設計データとか最先端系を入れるようにした。これが今の時代の主流になるので」 今回募集する職種は技術士。リーダーとして現場を管理する仕事です。実際に技術士として働く伊吹(いぶき)さんは、公共工事という業務の性質上持続可能な企業にしたいと話しています。 (梶原建設 伊吹正人 主任) 「工事をすることで地域の人が安心して暮らせる環境づくりを進めている。ぜひとも若い世代の人が入ってともに働いていきたいですけど・・・」 採用活動で悩まされているのは梶原建設だけではありません。県が2025年の夏に県内の建設会社141社を対象に行ったアンケートでは、7割の会社が「技術者を採用したいが応募がない」と回答しているということです。