風龍廃墟へ向けて羽ばたくトワリン。
その背に風を裂いて、リンクが飛び乗っていた。
アビスの魔術師が驚愕する間もなく、リンクは素早く背中のポーチから無鋒の剣を引き抜く。
ジン団長から支給されていたが、これまで出番のなかった剣。秘境を回る途中で受け取った盾と狩猟弓と並び、持て余されていた装備だった、が今はもう違う。
リンクはその剣を持ち、目の前のアビスの魔術師をトワリンの背から叩き落とした。
自らの背で何かが起きたと察したトワリンは、怒りを込めて速度を一気に上げる。
轟く風の音。荒れ狂う気流。視界は霞む。
振り落とされたリンクはパラセールを開いて乱気流に乗り、モンド城の上空で戦った時と同じくトワリンと対峙する。
トワリンが風弾や竜巻をリンクに放つも、ハイラルにおいてかつてリト族の住むへブラ地方を襲った強大な魔物、フリザゲイラとの空中戦を制したリンクにはかすりもしない。
リンクは素早く弓にバクダンをつけた矢をつがえ、トワリンを撃つ。
逃げたトワリンを追いリンクは風龍廃墟の上空、星空の下、暴風の渦巻く中に並ぶ石づくりの足場の上に降り立つ。
こちらを睨むトワリンを睨み返し、リンクは再び龍と対峙する。
リンクはまっすぐトワリン、の背に付いている凝血、アビスを帯びたそれを見つめる。
その瞳は、間違いなくハイラルを襲った魔王、ガノンドロフを倒した
トワリンの召喚した竜巻をリンクは炎の実を投げつけて相殺する。
続いて前方から風弾が5発飛んでくる。
1発目を走って避け、2発目を盾で弾く。
3発目に炎の実を投げつけ相殺する。
リンクは4,5発目を剣でいなしトワリンに近づく、その瞬間を見計らったタイミングでトワリンの口が輝き、暴風の力の奔流がリンクを襲う。
リンクがトワリンめがけて矢を撃つも、トワリンの纏う風に阻まれて矢が反らされてしまう。
飛び上がったトワリンが放った巨大な風弾が迫る。
リンクは足場から飛び降りてパラセールを開く。
直後リンクがいた足場が粉々になる。
一瞬身動きが取れなくなったリンクめがけてトワリンが突っ込んでくる。
リンクはトワリンを見つめ、まるでリンク以外が遅くなったかのような素早い動きで弓にキース、蝙蝠のような魔物の羽をつけた矢をつがえ、撃つ。
羽のついた矢は加速しトワリンの纏う風を貫いてトワリンの額に当たる。
トワリンに生まれた一瞬の隙をついてリンクはシーカーストーン=リモコンバクダン青い爆弾を空中に出し弓を引き絞ると同時に起爆する。
リンクはその爆発の衝撃で上に飛びあがる。
が、トワリンは苦し紛れに瓦礫を二つリンク目掛けて飛ばしてくる。
バクダンはクールダウンで使えず、瓦礫にぶつかりそうになったリンクは本能でわかっていたのか一つ目の瓦礫に炎の実と電気の実を投げつける。
過負荷。発生した強力な爆発が瓦礫を砕く。
二つ目の瓦礫を前にリンクは出した緑の筒状の装置、ロケットに掴まり再度上に飛び上がり、そのままトワリンの上に着地して、凝血を剣でぶっ叩いた。
凝血を壊すまではいかず、凝血にひびが入るとともにトワリンは身を悶えリンクは振り落とされ、残っている着地する。
ーーー終天のフィナーレーーー
急にトワリンから感じる圧が大きくなり、今までにないほど密度の高い風元素の弾が降り注ぐ。
強大な風弾が空気を裂いてリンクに迫る。リンクは咄嗟に足場から飛び降り、空に躍り出る。すぐにさっきまで立っていた足場が大きな音とともに爆散し、瓦礫が嵐に吸い込まれる。
下は落ちればリンクでもただでは済まない暴風、そして強大な風弾がリンクを打ち落とそうと周りからいくつも迫る。
ーーー高天の歌ーーー
その時…リンクの下に大きな上昇気流、風域が現れ、リンクは上空へ押し上げられ風弾を避ける。
『…?』
w「無茶なことするから僕でも来るのに時間がかかっちゃったよ〜」
「オイラ心配したぞ!!」
そこにはリンクを追ってきたウェンティとパイモンの姿がある。
t「バル…バトス…………」
w「トワリン…待ってて。今助けるよ。リンク、問題ないね?」
「頼んだぞ!リンク!」
そう言うとウェンティは『天空のライアー』を取り出し詩を歌いだす。
ーーー風神の詩♪ーーー
ウェンティ、風神バルバトスの詩が風となって流れ出す。
風はトワリンの体を覆い動きを封じ、またリンクの力となる。
リンクはその制御方法を知っているかのように風の力を使い、トワリンめがけて空を駆ける。
そしてリンクはトワリンの凝血に剣を振り下ろすが無鋒の剣がなまくらだからか破壊には至らない。
リンクは覚悟を決めた表情でトワリンの頭の上に立つ。
黒龍と化した魔王ガノンドロフを倒した時のように。
剣を大上段に掲げ、シーカーストーン=マグネキャッチ 赤き磁石の力を纏った剣を、トワリンの凝血に思い切り叩きつけた。
ーーーーーー
凝血は無鋒の剣の刀身と共に砕け散り、トワリンは暴風の中に落ちていく。
リンクはウェンティ達の乗っている足場へ戻って来た。
「リンク!さっきの戦い、ほんとに凄かったぞ!!」
すると突如轟音が鳴り響く。
「なんだ!?」
足元が急に傾きウェンティもライアーを弾く手を止める。
「まずい!崩れるぞ!ウェンティ!オマエ風神なんだし飛ぶとか出来ないのか!?」
w「それはちょっと無理かな〜……」
バキッ(足場が崩れる音)
「うわぁぁーー!」
その時トワリンが現れ、リンク達を背に乗せてその場を飛び去る。
想像以上に戦いが続いたのか西の空に朝日が登っている。
「助けてくれたの、か?」
w「こういう風に一緒に飛ぶのは久しぶりだね、トワリン」
t「さきほど、何故、昔のように我に命令しなかった?」
w「君にアビスの言いなりになってほしくなかった。でもボクの命令に従ってほしいわけでもない。神に命じられた自由は、ある意味不自由だろう?」
t 「しかし、我はもう四風守護ではない。」
w「 肩書きがなくても、君はボクたちを守ってくれたじゃないか? これからは、ボクの祝福と共に、もっと自由に飛ぶといい。」
ウェンティの横で柄だけになった剣でトワリンをつつくリンク。
「オマエ人がいい話してる横で余計なことするなよ……やっぱり相変わらずだな…」
遅れて風龍廃墟まで来てくれていたジンとディルックを連れて、リンク達はモンド城へと帰った。
j「 モンドの龍災は、これで一件落着だ。私は騎士団を代表して、市民たちの誤解を解き、事件が解決したことを知らせる。」
リンクはジンから替えの無鋒の剣をもらうといつも通り話を聞いているのかいないのか分からないままバクダンを抱えてそよ風と共にモンドの空へ飛んでいった。
「おーい!待ってくれー!」
パイモンもリンクを追いかけて行き、騎士団本部には、ジンとウェンティだけが残る。
j「しかし、風魔龍が前触れもなくモンドを襲い、 その後行方をくらませたことは、きっと市民の心に多くの疑問と不安を残すだろう…」
w「 ううん、大丈夫、風向きは変わるものだからね。いつかそれも、光射す方へと吹いてくれるはずだよ。」
騎士団本部を出たウェンティは1人呟く。
w「異邦の旅人に風神のご加護がありますように♪」
今日もモンドには、心地の良い風が吹いていた。
ーーー『風を捕まえる
「感想、評価とアンケの投票、待ってるぞ!」
「あと原神の武器でもリンクが使うと普通に時々壊れるぞ!」
『うん!』
↑こいつが悪い。
※ウェンティはこのあとちゃんと淑女に心を奪われました(物理)。
モンド編のオマケどれにする?人気なのいくつかやるよ。ジンウェンティディルックは除外した。アルベドとレザー、あとは勝手にやる。他にやってほしいのあったらコメントでたのむ。あったら
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ドラスパ世界任務
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行秋伝説任務
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香菱伝説任務
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クレー伝説任務
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エウルア伝説任務
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モナ伝説任務
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ベネットデートイベ
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ノエルデートイベ
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バーバラデートイベ
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ディオナデートイベ
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白亜と黒龍(過去イベ)
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帰らぬ熄星(過去イベ)
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オールスター版風花祭
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流れゆく水に詩を紡いで(瑠月石門のやつ)