厄災(?)リンクが行くティワットの旅   作:ちいの(忍転)

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涙はない明日のために…

「ここがエンジェルズシェアか…いかにも酔っぱらいが集まりそうな店だな…」

『飲む?』

「オマエ何しに来たかも覚えてないだろ!?」

 

店内では、フワフワした緑の服を着た少年が、ライアーを弾きながら歌っていた。

 

w「〜♪ …ん?」

「いたぞ!あいつがウェンティだ!」

w「やあ!リンクにパイモン…」

『知らない人』

「忘れるの早すぎるだろ!!オイラも結局何者か知らないけど…」

w「僕は風を追う者さ。君たちが集めた涙を、風へ還すための鍵を知っている者だよ。肝心の涙は無事集まったみたいだね?。あとはあれがあればトワリンを救う準備ができる」

「胡散臭いぞ…で、あれって何のことだ?」

w「『天空のライアー』が必要なんだ。“風神バルバトス”が使っていたという聖なる楽器さ」

「天空のライアー……ってどこにあるんだ?」

w「教会の奥にある神聖な保管庫だよ」

『「………」』

「……いや、それ普通に手に入るものじゃないよな?」

w「まあ、問題はそこに入れないことさ。だから……」

w「盗むしかないね!」

「堂々と犯罪宣言!?オマエ本当にただの吟遊詩人か!?」

『じゃあ行く』

「オマエは乗るが早すぎだ!!」

w「とってきてくれると助かるよ~」

「……」

 

夜の教会。ステンドグラスに月明かりが差し込む中、リンクたちは堂々と正面突破を敢行する。

 

「忍び込むとかそういう意識ゼロだよなオマエ……」

 

祭壇の前に立っていた警備員を不意打ちで気絶させるリンク。

意外にも警備は少ないようだ。

「多分誰も盗むなんて思ってないんだろうな……」

 

リンクはあっさりと祭壇裏の隠し部屋を発見し、扉を爆破して開錠。

 

「…」

 

何人かの警備員を確認するとリンクはポーチから白い粉のついたキノコ(?)を取り出し連投する。

辺りが煙に包まれる。

「何だ!」「煙!?」「うわーー!」「何が起きてる!!」

あっという間に警備員を鎮圧したリンクは奥の台座に安置されていた…金と翠に輝く、風を宿した楽器、天空のライアーを取ろうと…

その時、何者かが横切り天空のライアーが盗まれる。

 

『同業者!?』

「おい、逃げられるぞ!あとお前は盗賊じゃないからな!?」

 

パイモンがツッコミを入れるよりも速くリンクはライアーを盗んだ何者かに電気の実を投げ、しびれさせる。

 

「許してください違います上の命令で!!!」

 

人物はリンクがよほど猟奇的な相手に見えたのかライアーを手放しガン逃げを決め込んだ。

 

『殺る?』

「絶対だめだぞ!あと言い方がおかしいぞ!」

 

リンクの手に収まった天空のライアーは、月光に照らされ、わずかに風の音を鳴らした。

 

   ーー 『天空のライアー』を手に入れた! (ごまだれ~♪) ーー

 

『盗った』

「だから言い方がおかしいぞ!?」

 

ライアーを取ったリンク達はエンジェルズシェアへと戻った。もう夜も遅く営業していないと思ったが明かりがともっている。

入ってみるとウェンティだけでなくディルックとジンもいた。

 

w「おかえり~。その調子だと天空のライアーは無事に盗めたみたいだね。」

j「その言い方、やっぱり先ほど教会から天空のライアーを盗んだのはお前だったか。必要なら貸出許可は出せたんだが……」

「盗む必要なかったじゃないか!」

w「まあまあ~」

j「正面から行って衛兵をあんなにできるやつはお前くらいしか知らないからな。」

d「盗んだのがファデュイでなかったことはいいがな。」

 

ディルックが出した酒を飲みながら天空のライアーを懐かしそうに眺めているウェンティ。

 

w「爆破されて壊れてるかもと少し思ったけど壊れてなくてよかったよ。

でもじつはこのライアーには今本来の力が無くてね。そのためにトワリンの涙が必要だったんだよ。」

 

天空のライアーに結晶を落とすと、ライアーに生命が吹き込まれるような感じがした。

 

w「じゃあ、準備は整ったね。これでトワリンに会いに行ける。星拾いの崖まで行こう。」

「だいぶ遠いな…」

w「大丈夫。風が導いてくれるよ。」

w「じゃあ、行こう!みんな!」

 

何時間か経って星拾いの崖に着く。

星空のすぐ下、崖の上に5人は立っていた。

 

w「ここだよ…風が歌を覚えている場所だ」

『高い』

「感想はほかにあるだろ!」

『見たことある気がする』

「ないだろ絶対!?」

j「ここで…本当に、彼と向き合えるのか?」

w「うん。この天空のライアーがあれば、彼の心に届くはずさ」

d「もし届かなかったらどうする?」

『戦う』

「オマエそれしか考えてないだろ!!」

 

ウェンティは静かにライアーを取り出す。月明かりの下、風を揺らす旋律が響く。

空からトワリンが下りてきた。

しかしその背には禍々しい紫の光と共に、アビスの魔術師がいた。

 

w「……!」

g「アビスの魔術師…!」

 

トワリンはアビスの魔術師に騙されているようでこちらを威嚇する。

 

t「バルバトス!貴様らは、我を殺しに来たのか!!」

w「違う!」

 

そう言ってトワリンは空へ舞い上がり風龍廃墟の方角へ飛び去って行った。

 

w「トワリン…」

j「バル…ウェンティ殿…」

d「まさか。貴様が風神だというのか?」

w「そうだよ。僕が風神バルバトスさ。モンドの風を守ってきた者。そして、彼の,トワリンの友達だ。」

 

ウェンティは自嘲するように言う。

 

w「ははっ、僕の正体はとっくにわかってたんだろう?ジン。でもその名前で僕を呼んでくれてありがとう。」

「ウェンティ、じゃなくてバルバトス…オマエほんとにすごい奴だったんだな… リンクも珍しく今回は何も壊さずに…リンク…? ……どこ行った?」

 

パイモンは辺りを見渡すがリンクはどこにもいない。

 

w「面白いことになったね…」

「??どういうことだ?教えてくれよ!?」

d「リンクはトワリンに飛び乗って風龍廃墟へ。そういうことだな?」

w「うん…風に導かれて、ね………」

「まずいじゃないか!!トワリンを今すぐ追うぞ!」

j「今すぐ風龍廃墟へ向かう!」

「あいつなら大丈夫だと思うけど……リンク…待ってろよ!」




「感想、評価とアンケの投票、待ってるぞ!」

モンド編のオマケどれにする?人気なのいくつかやるよ。ジンウェンティディルックは除外した。アルベドとレザー、あとは勝手にやる。他にやってほしいのあったらコメントでたのむ。あったら

  • ドラスパ世界任務
  • 行秋伝説任務
  • 香菱伝説任務
  • クレー伝説任務
  • エウルア伝説任務
  • モナ伝説任務
  • ベネットデートイベ
  • ノエルデートイベ
  • バーバラデートイベ
  • ディオナデートイベ
  • 白亜と黒龍(過去イベ)
  • 帰らぬ熄星(過去イベ)
  • オールスター版風花祭
  • 流れゆく水に詩を紡いで(瑠月石門のやつ)
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