もろもろ○ん○ん駄文です。
思った展開を文にするのって難しいね……うん……
「私は北部親指カポⅡ……マシューと申します」
親指…カポ……?男…!?いや、それよりも……!
「外の……人間…!?」
前々から、話は聞いていた。私達が失敗したら、外部からの勢力を送り込むと。
「ふむ……返事がないですね。文化は都市とそう変わりないと聞きましたが……普通、相手が名を言ったなら、自分も名を言うのが礼儀ではないでしょうか?」
「…敵であるお前に、情報を渡す道理はない」
銃を彼に向ける。彼は銃を向けられているのにもかかわらず、黙って何か考えている。まるでさっき銃を撃ってきたとは思えない程の、澄んだ目で。
「……そうですか。なら、名前はいいので、地位……いや、ここだと、学校名と所属組織を教えてください」
「…っ…教えるわけない!いいからその銃を床に置け!」
彼は答えを聞き受けると、またもや黙って何かを考えている。その目は相変わらず…いや、何か、混じって…?
「……はぁ…せっかくの機会を踏み躙るとは…」
「……っ!?」
彼の目に影が落ちる。明確に、私に殺意を持っていると感じた。銃弾が放たれた時と同じ……逃がさないという殺意。
「私達が情報収集を疎かにする訳がないでしょう………白洲アズサ」
私の、名前を……!?
「予想外、といった顔ですね?私達は傘下の下っ端まで、厳格に監視しています。礼儀を軽んじた者をすぐに見つけられる程に。アリウススクワッドも、勿論知っていますよ」
「……仲間だと知っていたなら、どうして撃った!」
「ああ、それにつきましては……先程ここに着いたばかりで、アリウスの者以外にここを通る者は迷わず撃てと言われましてね。丁度貴女の姿が見えましたから、つい」
「……っ…外部の人間なら、銃の危険性は知っている筈だ。それなのに、なんで…!」
「……ここを通ろうとする人間など、普通の人間では無いでしょう。大丈夫です、死にはしない程度には加減しました」
「死にはしないと言っても、後遺症はのこ「さっきから………どうやら私達について何も知らないようで」…は…?」
彼は背中に掛けている銃を手に取る。見たことは無いが……かなり古めの銃だ。それも、普通の銃と比べて一回り大きい。
「都市の人間では無いということで、かなり……そう、かなり多めに見て聞いていましたが……はあ。本来なら、都市外の人間ということで右腕程度で済まそうと思いましたが。どうやら、四肢切断がお望みの様で」
四肢……切断…!?
「何を…言って…?」
「しかも、我々についての情報を、いくら潜入員とはいえ何も受け取っていないとは。教育不足として、あの女の下顎と、右目を……いや、あの女は目が複数ありましたよね……」
また彼は考え事をしている。でも、その目は殺意に塗れていた。
撃てと、脳が命令している。でも、何故か、手も、足も、首すら動かない。
やがて彼は何かを決心したかの様に頷くと…
「…決めました。まず貴女は四肢切断、顎を砕きます。次にアリウススクワッドは、作戦終了後全員四肢のいずれか一つを差し出す。最後に、あの女は目を全体の半分と右手を頂きましょう。下顎を砕いても良いんですが、アリウスのトップとして、会話できる必要があるので」
恐ろしい単語を並べ、銃を私に向け、
「それでは、まずは顎からですね?」
「……!くっ!?」
銃を向けられた瞬間、我に帰った。なんで私はあの時動けなかった?いや、それよりもまずは…!
ドゴォン!!
大砲の様な音が響く。
死を感じ、本能的に右に体を全力で傾ける。確信できる。アレを真正面で、まともに食らったりでもしたら、顎どころか顔ごと吹き飛ぶ…!
「ああ、また力加減を間違えてしまいました……。今度は、ちゃんと調整しますよ」
彼また薬莢を詰め込み…銃を向けた。
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どうする。
ローランさんは、奴と闘っている。加勢するか?いや…多分、割り込んでも邪魔にしかならない。
それなら。
「先生っ!!」
後ろに振り向き、先生の元へと向かう。
「…ユウキさん?」
「…ハスミ様!先生は…!?」
「先生なら、風紀委員長と一緒にここから逃げています!私達は退路を守って─────ドガァン!!───くっ……!ユウキさん!先生を出来るだけ早く安全地帯へ!いつまで持てるかわからないです!」
「わかりました!!お二人も、気をつけ───「ユウキ」──はい…?どうしました、ツルギ様…!?」
「…さっきから、あの妙な奴ら以外に、得体の知れない怪物が襲いかかってくる。何か、心当たりは?」
「付け足して言いますと、外見は見た感じ色で分かれていて、それぞれ緑や赤などが……一つ目が付いている場合が多いです」
緑や赤などの色で分かれている……一つ目型が多い……怪物……!?
「………まさか…!!?」
「どうしましたか!?何か心当たりが?」
…もし、もしも予想が当たっているなら……!
「………ツルギ様、ハスミ様。阿呆だと、馬鹿だと言われるのは承知ですが………私、突撃しに行きます…!!」
「なっ…!?」
「……?」
「もし、私の予想が当たっているなら……早くしないと、この騒ぎが終わろうと、キヴォトスに……深い傷が残ります。それも、影が見える程深く」
「…しかし、それだと先生はどうするのですか!?あの風紀委員長とはいえ、手負いの様子でした……万が一のことがあったら……!」
「…ハスミ、行かせとけ」
「委員長!?しかし…!」
「……ユウキ、バックアップは、あるのか?」
「……あります…!」
腰から、とある銃を取り出し、空に発射する。
放たれた弾は眩く光り、周りを照らす。
「……閃光弾…!?どこからそんな物を……いや、追求は後にしましょう。とどのつまり、これは……」
「…援軍、か」
「…それでは、行ってきます」
私は二人…そして先生に背を向いて、地面を蹴った。
……まさか、本当に使うことになるとは……
…頼むぞ、便利屋。
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「う、うわあぁぁぁぁぁ!!!」
「ひっ……こっちこないで、化け物!!」
まさに阿鼻叫喚。至るところで奴らが………大罪が、生徒たちを襲っている。
……やはり。もう、薬指はキヴォトス内に入っている…!!
侵略ついでに、失敗作を流す。まさに一石二鳥だ。
いや、それにしても、だ。
「多すぎる……!」
一体奴ら、何人を実験に費やしたんだ!?たかが数年でこれなら、指同士のパワーバランスさえも…!
「きゃああぁぁぁ!!!?」
「チッ…!!」
生徒を襲う大罪を蹴散らしながら進もうとするが、いかんせん数が多すぎる。
……できれば、薬指と直接戦る時に使いたかったんだが。
ポケットから、一枚の紙切れを取り出す。ローランさんからもらった、例の紙。
ロボトミーEGO「霜の欠片」
紙は光り輝きながら灰のように消えていく。
白色のドレスに、翼の様に氷が背中に伸びる。手に氷でできたであろう大剣が。ひとつ殴ってしまったら粉々になりそうな程の閑麗さを放っている。
そして私はその大剣を、深々と地面に突き刺した。
瞬間、周りが凍りつき霜が放たれる。
大罪も、生徒も、全てが凍りつく。
……一回でこれだけの範囲なら、数分でここらへんを氷漬けにできそうだ。後は、使用時間の問題だな……そうと決まれば。
またもや地面を蹴り、どんどん奥へと向かっていく。氷はよく滑ると聞いたが……勘違いだったか、はたまたこのEGOの効果か。滑る事はなかった。
……これで、最後か。
大剣を地面に刺し、周りを凍り付かせる。それと同時に、使用時間が切れたのか。ドレスも、大剣もまるでなかったかの様に消えていく。
「…うわっ!?」
氷で足が滑り情けなく尻餅をつく。やはり滑らないのはEGOの効果だったか……
EGO解除後、それに伴って氷も消えるのかと心配していたが……杞憂だったな。
…ここからが、本題だな。
ここらへんに大罪がいるということは、薬指もこのへんにいる筈。勿論アリウスの生徒が大罪を代わりに流した可能性はあるが…………何より、奴らがこの惨状を鑑賞しない筈は無い。
…同時に、それを終わらせた私に矛先が向く事も。
逆にこれは好都合だ。奴らを表舞台に引き摺り出してしまえば、後は幾らでもやりようがある。
「……来いよ…!」
周りに建物は無い。隠れ場所も、もろとも凍り付かせた。後は──────バギィッッン!!
正面から、氷が砕ける音が伝わる。それと同時に目で捉えた。何かが……こちらに一直線に向かってきている。
「ヒヒ……ハヒ…!!」
いつの間にか私の目の前には、彫刻刀が見えていた。
「随分と…危ないな!!」
銃で弾き、相手を吹っ飛ばす。右手にある大きな筆に、白い服についた黒い赤色。指には二つの指輪が。
「ドーセントか……いきなり幹部とは、余程頭に来たみたいだな…?」
「フフ…ハヘヘへへ!!!」
「……はぁ…?クスリでもやって…?」
「ん…フフ…ハヒヒ…!!」
完全に言語能力が終わっている。いくら芸術力で勝負だろうが、こんなのがドーセントで良いのか?
「…おい、何か喋って───────っと、危ない危ない…」
私が話そうが、お構いなしに筆を刺してくる。点描派とも思ったが……さっき彫刻刀を使っていたのを見るに、自由型のようだ。
「…ヒヒヒヒヒ!!フヘヘ……!」
周りに他の薬指はいない……単独で来たのか。ならまだ、勝機は……いや。
片腕がない今、いつもの物差しでは測れない。でも、ここで薬指を逃す訳にもいかない…!
「……っ…」
何が正解だ…?
このまま玉砕覚悟で戦う?一度逃げて体勢を立て直す?
「くっ…!」
次々仕掛けられる攻撃をなんとか受け流す。
今のままだとジリ貧で負ける。そうしたら、私……いや、このキヴォトスが丸ごと奴らのキャンバスに様変わりだ。
どうする……どうすれば……!?
ドガァァァン!!
横から、爆発音が聞こえる。
…なんだ?また何かの勢力が…?
衝撃波がこちらを揺らしにかかる。
…気づけば、目の前にいた薬指は、遥か彼方へ吹き飛んでいた。
「なっ……は…?」
「うーん……あれ生捕りにした方が良かったかなぁ…?」
後ろから、聞き覚えのある声が響く。
聞きたくは無かった、中性的な声。
……白い波紋。
何故?まさか、ローランさんが…!?
「あ〜。やっぱり混乱はするかぁ…」
「っ貴様!ローランさんはどうしたっ!?」
「一回落ち着いて…?あんまり、時間が無いんで……ね?」
「誰のせいだとっ─「一回止まってもらおう」───っ!」
体中に鎖が巻きつく。どれだけ捩ろうが、ぴくりとも動かない。
……詰みか。
「…さっきも言ったけど、時間が無いから手短かに話すね。悪いけど、お前が納得する必要は無いから」
初っ端からかなり理不尽だ……。
「まず、すごいいきなりだけど、俺とアイツ…ローソンだっけか?「ローランさんだ」……うん。ローランとは、とりあえず和解した。理由は長くなるから聞かないで。まあそれで、ローランは今親指、できれば薬指も対処してもらってる」
もう既に聞きたいことがいっぱいなんだが…?
「俺は、今から都市とキヴォトスとの通路を完全に断つ。ついでにもう入っちゃってる翼共を殲滅する。ここまでは良いとして…次はお前の役割。ちゃんと聞いてよ?」
「…ああ」
何が「ああ」だよ…後で全部吐かせてやる…。
「それで、お前の役割なんだけど…N社とアリウス兵を食い止めるもしくは全員戦闘不能にして欲しい。アリウスはN社と一番繋がりが深かったから、十中八九N社はアリウスにいると思う。アリウスの場所はコレに送っとく」
そう言うと何故かアラスは私のスマホを持っていた。いつの間に…!?
「なっ!?貴様何で「終わってから説明する!!で、流石に今のお前じゃN社と戦り合うのは無理だから、俺と図書館から色々あげる。使い方は説明してる暇ないから、アリウスに行ってる途中に説明書でも読んで」
なんて無茶苦茶な…。
「最後にだけど、この戦い、先生が死ぬかR社が完全にキヴォトスに入ってきたら負けだと思った方が良い。理由はなんとなくわかるでしょ?」
勢いよく頷く。
「んじゃ、はいこれ」
アラスが腰やら背中やらに付けてある器具を渡してくる。それと同時に、図書館の本も。中身はなんとなく想像できる。
「それじゃ。また後でね〜!」
アラスは空間を切り裂いたと思うと中に入っていきどこかに消えていった。
「………????」
頭がパンクしそうになる。が、なんとか飲み込み、今やるべき事を思い出す。
アリウス、か。
半ば放心、半ば決意を決め、私はスマホに示されたアリウスへの道へ走って行った……
……ん?あれそういえば何でアイツスマホの存在も、使用方法も知ってるんだ…?
…疑問を幾つも浮かびながら、走って行った。
あ、そういやアラスについて解説してなかったは。
アラス
特色フィクサー。様々な特異点を使用し敵をボコボコにする。特異な体質をお持ちで、リミッターを外すと全身に白い輪っかが刻まれる。特異点に対して異常に適応する。
一応私の別作品「都市の鎖」の主人公。
あ、読まないでくださいなんでもしますから。ガチのマジの駄文なんで……
この作品は…
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ギャグ
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シリアス
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適度にどっちでも…