鎖無き世界   作:エ・駄・死だな

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リアルの事情も重なりちょっと間が空きました……

そのくせクオリティはカスなのでタチが悪いです





注意喚起!

今回、かなり不快に思われる要素が二つ程含まれます!
読み進めて、「あ、これ無理だな」ってなったらすぐ読み終わることをおすすめします!




都市

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………っ!はぁっ!?」

 

不味い。どれだけ意識を失っていた?そもそも何が起きて……

 

 

「ちゃんと説明するよ、飼い犬さん?」

 

「………お前…!」

 

再び次元が裂かれ、中から人が出てくる。

 

 

特徴的な長い白髪に、様々な武具。そして身体中に白色の波紋が刻まれている。

 

 

 

 

「頭から逃れてどこに行ったのかと思えば……随分と辺鄙な場所まで来たな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………白い波紋」

 

 

 

 

 

「……辺鄙な場所って言うか、そもそも此処……まぁいっか」

 

 

 

腰から銃を取り出す。既に狙いはつけた、その気になればいつでも撃てる。

 

 

 

 

「ふふ、怖い怖い……」

 

 

「……コレをやったのはお前か?」

 

いつの間にか周りは火と灰が舞い上がっていて、そこかしこから銃声が響く。

 

「残念だが、コレをやったのは俺じゃない。あくまでこっち側の住人だよ」

 

「……じゃあ、何故お前はキヴォトスに来た?お前ならこんな所興味ないと思ってたものだが」

 

「此処自体は確かに興が乗りそうなとこじゃないけど………どっちかと言うと、都市側の問題かな」

 

「……都市側?」

 

「うーん…別にお前なら伝えてもいっか………今、俺はこのミサイル撃った奴と協力してるんだけど……その人、翼とか指とかと協力しようとしてる」

 

 

「なっ……!?」

 

「そんな訳で。今此処には、翼からはN社、P社、W社、T社、R社。指からは薬指と親指が来てる」

 

 

………嘘だ。まさか、まさかそんな筈は無い…都市が…こんなところまで……

 

「今はこっちの……何だっけ、アリウススクワッド?に任せてるけど、時間の問題でしょうね」

 

「……万が一、翼や指で争う事があったら…」

 

「…前の家主戦の時といい、最近はほんと、翼戦争への火種が尽きないよな……あ、こんな悠長に話してる時間なんて無いか」

 

白い波紋……いや、アラスは腰にある白黒の二丁拳銃を取り出すと、こちらに突きつけて……

 

「ごめんな」

 

「……ッ!」

 

 

 

ババンと軽快な音と共に、とても拳銃のものとは思えない程の弾幕が放たれる。

 

 

周囲に煙が立ち込み、お互いの姿を隠す。だが、まるで見えているかの様に正確にこちらを狙い撃たれている。

 

…いや、実際に見えているのだろう。特異点を使えば、そう難しくは無い筈だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて弾幕は消え、同時に煙も晴れた。

 

 

「…まあ、流石にそれ持ってたら、そんな簡単には死なないよなぁ………」

 

 

 

「……ふぅ…!」

 

盾で大体は受けきれたが…跳弾で少し削られたか…!

 

 

 

「……もうちょっと話してたいけど……ま、しょうがないか」

 

 

アラスが少し憂鬱な顔を浮かべると、右手をこちらに突き出して……

 

 

 

 

 

「死ね」

 

 

 

 

 

身体中に凍りつくような寒気に襲われる。反射的に回避行動をとった瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………あ…?」

 

 

私の右腕は、宙を舞っていた。

 

 

 

 

「ごぼっっ!?がっっ!!」

 

口から、そして断面から血が溢れる。

 

 

「上と下分けるつもりだったけど……未だにカンは健在みたい?指揮官」

 

 

「がっ…はあ゛ぁっ…!!」

 

頭…が………弾け……!

 

 

 

 

 

「でも……こんなに弱くなっちゃって……昔のお前なら、ここから俺を殺せるぐらいの気概はあったかな?」

 

 

 

「………はあっ……はあ゛っ…!」

 

 

遂には地べたに這いつくばり、地面にしたたる血に顔をつける。鉄の様な味が口に広がる。

 

 

 

「ああっと……危ない危ない…。昔話に花を咲かせたいけど、こっちにもやる事があるから」

 

 

頭上から声が聞こえる。口ぶりからまたアレをしようとしてる。

 

再びアレをくらったら、今度こそ助からない。なのに……体が動かない…!

 

私が死んだら、奴は十中八九先生を狙うだろう。この状況で先生が逃げられるとは思えない。

 

「くぅ……ゔっ…!」

 

弟との約束も守れず、先生も守れずに。こんなところで……!

 

 

 

 

 

 

 

「…やることちゃんとやるから、安心して帰って行きな、指揮官様」

 

 

 

再び身体中に悪寒が走る。だが、今度は私の体が動く事は無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体が、冷たい。

 

口の中には、未だに鉄の味が残っている。

 

火の匂いと、地面の感触を感じる。

 

 

 

 

 

 

 

私は、死んだのだろうか?

 

 

 

 

 

ゆっくりと目を開ける。

 

 

 

空は灰で曇り、悲鳴はとめどなく聞こえる。

でも、私はそんなものに目を動かさなかった。

 

 

 

 

私の目の前に、誰かが立っている。

 

黒づくめのスーツに、黒い手袋。

 

隙だらけに見えて、隙の一つも無い姿勢。

 

右手には、煙を吹いた後であろう銃が。

 

 

 

「………あー、大丈夫か?」

 

 

「………ローラン、さん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………誰?」

 

 

「ああ、自己紹介は得意なんだ。俺の名前はローラン、今はアンジェラの───

 

 

 

──っと、危ない」

 

 

先程ローランが立っていた地面は地割れでも起きたかの様に割れ、砂埃が舞っている。

 

 

「……ユウキ。動けるか?」

「…血を…止めてくれましたら……銃を…撃つぐらいは」

 

 

 

 

 

「させると思う?」

 

視線の先には、再び手を突き出した奴が。よく見ると手首と腕に穴が空いている。

 

 

「…腕と手首に穴が空いたら、普通その手は使わないもんなんだが…?」

 

 

「…自分で言うのもなんだけど、そっちの物差しで測れるもんじゃないよ、この程度なら……」

 

 

アラスの腕が緑色に発光し、たちまち空いた穴が塞いでいく。

………K社か。

 

 

「ローラン…さん。奴は様々な特異点を扱ってきます…常識的に考えない様にしてください…!」

 

「……わかった。急に俺が来て戸惑ってると思うけど……事情は後で話す。あとコレ」

 

 

 

「……!あ、ローランさん…!」

 

私が話しかける時にはもうローランさんは目の前から消えていて、アラスに斬りかかっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

「チッ……!お前…本当に誰なんだよ…!」

 

「自分の身体の方を気にした方が、良いんじゃないかっ!」

 

 

思ってたより、数倍も強い。

何回傷をつけようと緑色の光と共にたちまち元通りだ。どう攻略したもんか……

 

 

「誰って言われても、確か俺とお前って一回会ったことあるよなぁ……?覚えてないのか?」

 

 

「……生憎、物覚えが悪いもんでね!!」

「……!」

 

 

白い波紋が手を握ると同時に身体中に鎖が巻きつく。

 

色も物量も違うが…確かコレは…ビナーの…!

 

 

「こうなったら、もう避けられないよ」

奴がユウキを切った時と同じ手の構えを取る。

 

 

アレをもらったら、流石にただじゃすまないな…!

 

抜け出そうと鎖を引くが、千切れる前に身体が真っ二つになりそうだ!

 

「こっちは早く終わらせたいからね!部外者は早く帰ってもらうよ!」

 

 

奴が指を鳴らす。

その瞬間、俺に巻きついていた鎖が引きちぎれた。

 

 

「……は!?」

 

予想外、と言った顔をしてこちらを眺める奴を尻目に、俺は大剣(ホイールズ・インダストリー)を頭目がけて振り下ろす。

 

 

「………っく!!?」

 

我に帰ったのか拳銃で受けに来ている。が、

 

 

 

「そんなんじゃコレは止まらねぇな!!」

「……クソっ…!??」

 

 

 

 

 

鋼鉄がぶつかり合う音と共に、地面が粉々に砕かれていく。

 

 

 

「……っ!!重すぎる、でしょっ…!」

「こっちからしたら、その銃が砕けるところか傷一つついてないのが驚きなんだが…!」

 

 

「一回……離れてもらう……よ!!」

 

白い波紋が足で地面を蹴った瞬間、お互いが反発するかの様に弾け飛んだ。

 

 

 

 

「ふぅ……おいおい、まだまだ俺は動けるけど?」

 

「はは……いや、今思い出したよ。黒い手袋に、どこからか出てくる様々な武器。お前、黒い沈黙でしょ?」

 

「…はて、なんのことやら」

 

 

「うーん…確か俺の記憶だと、黒い沈黙って俺とおんなじ白髪だった筈なんだけど……?」

 

 

「……ま、事実がどうであれ、俺達がする事は変わらないだろ?」

 

 

 

「…ふふ、まさに薮から蛇ってやつだよ………うん、手っ取り早く終わらせよう」

 

白い波紋が指を撃つ様な構えをとったかと思うと、指先から光が漏れ出てきた。

 

 

その光は膨張し続け、数秒で人の身体程の光球に変化する。

 

 

 

 

 

 

「はぁ…!?どんな特異点だよ…!」

 

「特異点って言われてもね?俺も単細胞じゃないから」

 

アレが何か知らんが、まあまず当たったら死、良くて戦闘不能だろうな。避けれれば良いんだが、

 

 

……ユウキと、あと言われていた先生に当たる配置に…!

 

 

 

 

 

 

 

「…ねえ」

「…なんだよ?もしかして降参か?」

 

 

「なわけないでしょ……まあ、単刀直入に言うと……取引、しない?」

 

 

 

「……はあ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあっ……!はあっ……!」

 

がらんとした街を、私は通り過ぎる。つい数時間前までは、あんなに人がいたのに……

 

 

 

外は夕方で、赤い日差しが私の目に飛び込んでくる。

 

「……っぅ…!」

 

ダメ。振り返ったら、また戻りたくなってしまう。

みんなと一緒に、また遊びたい、勉強したい。

 

 

でも…でも……!

 

 

 

「…私だけ、逃げるわけにはいかない…」

 

 

トリニティ、ゲヘナ。全く無関係な人も、戦ってる。

 

「……先生…ユウキ…」

 

 

先生を、助けないと。サオリ達は、きっと先生を狙う筈。ユウキが側にいても、アリウススクワッド相手にどこまで耐えれるかはわからない。

 

 

 

「……間に合え…!間に合え…!」

 

もうすぐだ。もうすぐで、爆心地の区域に…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バァン!!

 

「っ…!?」

 

 

後ろから銃声が聞こえた。確証はない筈なのに、それは私を狙っていると、断言できる。

 

 

それほどの……殺意を感じた。

 

 

 

 

すぐさま振り向き銃で防ぐ。銃から、鈍い感触が伝わる。

 

瞬間、目の前が光に包まれ、火花が飛び散る。

 

「くっ!!」

 

 

炸裂弾…!?いや、それとは違う…?

 

 

 

 

 

 

「それを防ぐとは。やはり、私達が自ら出張ってきて正解でしたね。下手な雑魚共じゃ、一網打尽でした」

 

 

少し遠くから、誰かの声が聞こえてくる。少なくとも、私がアリウスにいた時には聞いた事はない声。

 

 

 

「……誰だ!」

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ。自己紹介が遅れましたね。私は北部親指カポⅡ……マシューと申します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







今回不快に思われた方には申し訳ないですが、しばらくはこんな展開が続きます……


本当に申し訳ない…


この作品は…

  • ギャグ
  • シリアス
  • 適度にどっちでも…
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