鎖無き世界   作:エ・駄・死だな

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早くエデン条約3章書きテェ〜


あ、なんとか4000文字以内に収められました。


ユウキはスイーツが好きな゛の゛でず!!

 

 

 

 

 

 

「……先生、今朝、何か感じませんでしたか?」

 

「…特に何も感じなかったかな?もしかして、何かあったの?」

 

先生の目は、嘘をついてる様には見えなかった。

 

「いや……私の気のせいでしょう。…それより、アレ、止めなくて大丈夫ですか?」

 

私の目線の先には、廊下でアズサにシャワールームに連れ去られているコハルの姿がいた。

 

「大丈夫。あれも仲を深めることに繋がるよ。ユウキもやってみたら?」

「どう見ても中指にちょっかいかけた人の末路に………こほん。まぁ、無理矢理関係を作るのも悪くはないのでしょう」

 

 

「ふぁあ……私もシャワーに行ってくるよ。ユウキもする?」

「私はもう着替えました。シャワーもその時に終わらせています」

「そっかぁ。じゃあ、また後でね」

 

そう言うと先生は着替えを掴んで自分の部屋にあるシャワーを浴びに行った。

…普通なら私は勉強場所に向かわないといけないが、生憎今の私は護衛。先生の部屋の玄関前で待つ事にした。

 

待っている間、ハナコが私によく分からない話を持ちかけたり(後で詳しく聞くつもりだ)、半泣きのコハルがまたもやアズサに引っ張られていた。途中ヒフミもいたが、寝ぼけていたのか先生の部屋に入ろうとしていた。

私が違うと言った時の顔の赤らめ方はなかなか様になっていたな。

 

 

 

「う〜ん……ってあれ!?何でユウキがここに…!?」

 

気がつくと後ろから先生の驚く声が聞こえた。振り返ると、そこには半裸の変態教師が!!

 

「………驚いていないで早く着替えて下さい…目にも毒です」

 

先生の上半身は意外とまぁまぁガッチリしていた。仲を深めるためのネタとして覚えておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…私も模擬を受けろ、ですか……」

「やっぱりユウキも勉強した方が良いし……ね?」

 

 

正直、かなりやりたくない。図書館でも学力では最下位付近なのだ。アンジェラ様にも怒られた記憶がある。

だが、ここで断るのも憚られる。一応断れはするのだろうが、これから散々お世話になるであろう先生に好感度を上げておくのも悪くない。ローラン様もよく恩は売っといた方が良いと言っていた。

 

 

なので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……?????????」

「ユウキ……大丈夫?頭から湯気が…」

 

一つもわからない。何だこの文字の羅列は?

 

 

ピピー!!

 

「あ…時間が…」

 

 

「………あぅ…」

終了の合図が終わった途端、頭を机に突っ伏す。

「ユウキ!?」

「どうしました!?ユウキさん!?」

 

「……少し、疲れた」

「そ、そうだね……!今日は護衛は休んで…」

 

「そういうワケにはいきません……」

ムクリと頭を上げ、先生の言葉を否定する。

 

「ユウキ、こういう時は休憩するのが鉄則だ。長く動き続けるにはこまめな休憩が必要」

「…それはそうだが…」

 

「あんた……色々と大丈夫なの…?護衛とかより先に勉強した方が良いんじゃ…」

 

「だから大丈夫だと…」

今更勉強したところで……と愚痴を吐いていると。

 

 

「とりあえず、模擬試験は終わりましたし、休憩しましょう……!」

「ユウキも、先生の側で休憩すれば……」

 

グゥ〜〜。

 

ヒフミの腹から異音が聞こえる。

「あ……す、すみませ…」

「ふふふ♪皆さん、お昼ご飯、食べにいきませんか?」

 

「私も…ちょっとお腹すいたかも…」

「食べ物なら冷蔵庫とかに…」

 

アズサが取りに行こうとすると、ハナコが手を置いて静止させた。

 

「折角何だし、外食にでも行きましょう?」

「でも…ここからトリニティ本校からは結構遠いはずよ?」

 

「別に、学食を食べるわけじゃありませんよ?ほら、ここから飲食店がある場所からはそう遠くありませんし…ね?」

 

「まぁ、それなら……いいかも」

 

 

「どうせなら、先生も行きましょう!」

「えぇ!?私も?私は採点しないと…」

 

「ユウキちゃんは先生の側にいたい様なので、先生が行かないとユウキちゃんも行きませんよ?」

 

「それに、採点なんて言ってもたかが五人分でしょ?そんなの後からでもいいし!」

 

「…ユウキ、行きたい?」

「まぁ、確かに空腹ではあります」

 

「わかった。私も行くよ」

 

 

「決定ですね。それじゃあ、出かける準備をしましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱりファミレスが一番良いですね〜」

 

 

 

街に来て、いざどこの飲食店に行くかとなった時、やはりというか少し意見が割れた。

 

ファミレスで済ませようとするコハルと、こういう特別な時だからこそとカフェに行こうするヒフミ。

 

結局、ハナコと先生の提案と、アズサがどちらも行ってみたいとの発言で、どちらも行く事になった。

 

私はというと……どちらでも良かったというと嘘になる。まぁどちらの方に行きたいとは言わなかったが。

 

 

「このオムライス、食べてみますか?ユウキちゃん?」

 

「い、いや…遠慮しておく」

 

「ユウキ、これも食べてみろ」

 

「いやだから……モゴッ!?」

 

この生徒達はやたらと私の口に食べ物を押し込もうとしてくる。別に痩せこけているわけでもないのだが。

 

「フン!ユウキ、あんたが何かを食べてるところ見た事ないんだけど。そんなんだから食べ物押し込まれるのよ!」

 

「いや食べてはい……モゴゴ…」

「いいから今は食べる事に集中して下さい!」

 

確かに食事は人目のつかない夜の巡回中に行っているが、それでもまだあの合宿場所に来てから1日とちょっと程度だ。それぐらいならまだ合宿前に沢山食べてきたと言えばどうにかなる範囲だろう?

 

思わず先生に助けを求めて目線を向ける。だが、ニコニコとした表情を浮かべながら見守っている、いやそれどころか写真まで撮ろうとする始末。逃げ場は無いらしい。

 

 

「………美味しい」

「もっと食べますか?」

 

 

「大丈夫だ……この後カフェにも行くのだろう?」

「それもそうですね…!と言って欲しいのでしょうが!その手には入りませんよ!」

 

「なっ……ちょこれ以上は…」

「いいからあんたは大人しく食べたらいいのよ!」

「ユウキ、次はこれもどうだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………な、何だこの可愛い生物は…!?」

「……?」

 

「流石はアズサちゃん!ペロロ様の可愛いさに気づいてくれたんですね!!このカフェは今絶賛ペロロ様率いるモモフレンズとコラボしているんですよ!」

 

…もしかしてヒフミがカフェに行きたかった理由…

 

「注文はお決まりでしょうか?」

「あぁ、バター蜂蜜パンケーキ蜂蜜多めとビターチョコパフェ、あと……ミルクレープも二つ頼む」

「ペロロ様パンケーキお願いします!」

「私は……ワッフルお願い」

「ストロベリーパフェ、小盛りでお願いします♪」

 

 

「はい、かしこまりました……そちらのお客様は、注文お決まりでしょうか?」

 

「むむむ………」

「アズサちゃん…こういう時は、自分の直感に合わせるんですよ!」

 

「わかった…じゃあ、ウェーブキャットのバアムクーヘンを頼む」

 

「かしこまりました。それでは、少々お待ちください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ユウキ、さっき言った量本当に食べ切れるの?三品も頼んでいたけど…」

「大丈夫だ。食べ切れる」

 

「まぁ…先生もいますし大丈夫でしょう」

 

「それなら………っえ!?!」

 

コハルの目線が横に向いた瞬間、目を見開いて驚愕するような声を上げた。目線の先には…

 

「い、いやこれは……た、食べないのも体に毒ですから……!」

 

 

「は、ハスミ先輩とツルギ先輩が何で…」

「ツルギ…?どこかで聞いた事が…」

 

「正義実現委員会の副委員長と委員長です…!」

 

正義実現委員会。トリニティでの最大戦力と聞いたことがある。それの副委員長と委員長ということは……

 

「…実質トリニティで一番強い事になるのか?じゃあ、何でこんなとこに…」

「私も聞きたいわよ…!」

 

「…その割には、随分と余裕が無さそうな顔をしているが」

 

「う、うーん…話しかけてみますか?」

「いや……ここはそっとしておきましょう。幸い、こっちには気づいてないみたいです」

 

 

 

「お待たせしました。バター蜂蜜パンケーキ蜂蜜多め、ビターチョコパフェ、ミルクレープ2つ、ストロベリーパフェです」

「…どうも」

「ありがとうございます♪」

 

このキヴォトスに来て一番良かった事は、先生には申し訳ないがこのスイーツだ。特にこのビターチョコパフェが一番美味しい。

 

「ユウキちゃん?私のストロベリーと、ユウキちゃんのビターチョコ、一口交換しませ「良いぞ」…じゃあ、ほら、あ〜ん」

 

無言で拒否する。

 

「う〜ん……恥ずかしいんですか?」

「いや…そういう事では…」

 

「じゃあ、ほら……」

「……はぁ…」

 

結局根負けして口を開ける。だがこのユウキただで負けるわけではない。

 

「美味しいですムッ!?

「……美味しいか?」

 

ビターチョコのほのかな甘さとは違いストロベリーの強烈な甘さが口に広がる。

 

「ゴクン……ユウキちゃん…大胆ですね♡」

「…美味しかった。ハナコはどうだ?」

「勿論、美味しかったですよ?」

 

 

「ユウキ…私のワッフルとも交換しない?」

いつの間にか机には運ばれてきたスイーツで埋め尽くされていた。

 

「良いぞ。ただし口に直接はナシだ」

「あ…当たり前じゃないの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アズサちゃん……はいこれ!ペロロ様のシンプルなぬいぐるみです!」

 

「おぉ……ふふ、大事にする」

「ユウキちゃんもどうですか?」

 

さんからちゃん付けに代わっているのは気にしない事にしよう。

 

「…貰っておく」

「じゃあ、このMr.ニコライさんはどうですか?」

 

「…うん。貰っておこう」

 

ニコライ……

 

 

 

ニコライかぁ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







嗚呼、誰よりも慈悲深く私を慈しんでくれた貴方よ。私があなたの側にいつまでも立っていれるなら、どれほど良かっただろうか。


この作品は…

  • ギャグ
  • シリアス
  • 適度にどっちでも…
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