前腕の神経鞘腫
☆ 粉瘤の治療法
小さいうちに手術で袋ごと取り出すことを勧めます。 袋を取り残すと再発します。
化膿して、赤く腫れ上がる時は、抗生剤を飲んだり、切開して中の膿を出す必要があります。化膿を繰り返す場合もあります。
切開して中身だけを出しても、袋が残っているので、いずれ再発します。
ごく稀に巨大化して、癌になることもあります。
一般的な治療法は下図
当院では下図のc、d法で手術しています。この方法は超音波検査して粉瘤の状態を確かめなければできません。
・「粉瘤だから、放っておいて大丈夫」とか、「悪いもので無いので、様子を見ましょう」と言われて放置していて、大きくなったり、感染を起こして、腫れあがってから受診される方がいます。
☆ 自然に治ることはないので、小さいうちに手術した方が、大きくなって手術するよりも、キズ跡は小さく、術後の痛みも少なく、又、手術代金も安くてすみます。
何年も放っておいたり、感染や炎症を繰り返すと、周囲の線維化が進み、袋だけの取り出しが困難になります。
したがって、「粉瘤」と言われたら、早い時期の手術をお勧めします。
*:基本的には炎症や感染を起こしている(赤くなってきた、腫れ上がってきた、痛みがある)時には手術はできません。遠方の方で折角来てもらっても、無駄足になりますので、近くの医院(かかりつけ医、外科、整形、皮膚科等)で診てもらって、抗生剤、痛み止め等を処方して貰ってください。炎症が完全に引いてからの手術になります。
*:陰部の粉瘤の方は、体位がとれる手術台がありませんので、総合病院に紹介することになることもありますので、ご了承ください。
*:大きな粉瘤も総合病院に紹介することになることもありますので、ご了承ください。
*:実際の手術例は部位別の粉瘤の項を見て下さい
長瀬内科医院 http://nagase-keiseikai.com
*:当院で手術を希望される方へ
当院での手術を希望される方は副院長の診察日に受診して下さい(予約制です)。
診察後、手術の適応があれば手術の予約となります。
手術日は原則、月、火、金曜日の午前中です。
土曜日は12時30分頃からすることもあります。
...あらかじめ手術の可能な希望日をリストアップしておいて下さい。
*:最近、遠方の方がわざわざ訪ねてきてくれることがあります。
このHPを作成した目的は、粉瘤を「放置して大きくなった」とか「化膿して腫れあがった」という人が意外に多いので、
「早めに取った方がいいですよ」ということを啓蒙するために作成したものです。
小さいうちに取ればどこの医療機関でもたいした傷跡にはなりませんので、まずは近くのお医者さんを受診することをお勧めします。しっかり説明を聞いて、納得した上で、手術を受けましょう。必要なら当HPの写真をコピーして相談してもいいでしょう。 2018.6改
2015.7 の手術です。
大きさは直径約3cmです。「結婚式を控えているので、出来るだけ、キズ跡を小さくして欲しい」と言って受診されました。
炎症を起こしたことがも無く、超音波検査でも、境界が非常に明瞭です。
小切開内容物圧出後摘出術を施行しました。
確実に袋が取れていることを確認し、縫合しました。
キズ跡は7mmですが、殆ど目立ちません。
2015.6 の手術です。
超音波検査では上下に2つ映っています。境界明瞭は明瞭です。少し端子を動かすと連絡していました。2段になっている粉瘤と思われます。
普通に切開し、掘り起こして、摘出しました。割を入れて、粉瘤を確認しました。
2015.5 の手術です。
数年前よりの粉瘤です。直径約3cmの大きさです。
超音波検査では境界が非常に明瞭です。
小切開でも摘出は可能ですが、陥凹し、かえって変形が目立つと考えられるので、普通に摘出しました。
割を入れてみると、オカラ状の内容物でした。
キズ跡は殆ど目立ちません。