goo blog サービス終了のお知らせ 

緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

goo blog 最終投稿

2025-09-30 21:06:56 | ギター

2011年6月25日の初投稿依頼14年間に渡ってお世話になったgoo blogさんへの投稿もこれが最後となる。

このようなサービスを無償で提供し続けてくれたgoo blogさんには大変感謝している。

明日から新規投稿出来なくなるのでしばらく記事を書けなくなくなるが、10月の1か月かけて他社のブログ(はてなブログ)に引っ越しすることにした。

この14年間、ギターを中心にさまざまなテーマで記事を書かせてもらった。

総記事数、1970。偶然にも年号みたいだ。私が最も幸福だった時代だ。

承認欲求を満たす動機で書かれた記事が殆んどだったと思うし、堅く、暗い記事が多かったように思う。

しかし意外に読んでくれた人は多かったのではないかと思う(勝手な想像ですが)。

しかしどんな内容の記事であったとしても、このブログに残した人生の記録は私にとって貴重な財産であることは間違いないと思っている。

このブログに残したものは、私の壮年期の人生を支えてくれたものであることを確信している。

 

最後に、ギターを始めて間もない中学生のときから弾いてきたギター曲を捧げさせていただきたい。

 

①アラビア風奇想曲(F.タレガ) 2025年9月30日夜

②アルハンブラ宮殿の思い出(F.タレガ) 2025年9月30日夜

 

コメント (1)

スケール練習の意義を考えてみた

2025-09-29 21:33:49 | ギター

1985年の現代ギター誌にスケール練習の特集があったので読んでみた。

そこに書かれていた解説の中で最も印象に残ったのは、前回の記事で触れたのと同様、やはり「音を完全に聞き取る」ということであった。

解説者は「例えばパコ・デ・ルシアなどのレコードを聴いて、パコの弾くあるスケールを教材にして音の1つ1つが聴き取れるまで何度も繰り返して聴き、聴覚を鍛える」、「そして自分で弾く時も、1つ1つの音を確実に聞き取るように心掛けなければならない」と述べている。

確かにパコ・デ・ルシアの演奏を聴くと、あの猛烈なスピードのスケールでも1音1音が不明瞭になっていない。パッセージをひと塊で弾くのではなく、1つ1つの構成音を明確に確実に弾いていることが分かる。

ロドリーゴの3つのスペイン風小品の「サパテアード」に出てくる高速スケールのようなパッセージも、どんなに速くても1つ1つの音が明確に分離して聴こえてくる演奏が聴き手からすると望ましい。(このように弾けるようになるのは至難なことではあるが)

スケールを練習する際には、ただ漫然と惰性で弾くだけでは何の効果も無い。

スケール練習も慣れてくると潜在意識に記憶させた自動操縦ロボットが動作するようになり、指が勝手に動いてくれるようになる。

しかしこれが1番怖いのである。その理由は前回の記事で書いた。

顕在意識下で、最初はゆっくりと1音1音の音を聴きながら、左指の動き、ポジションをはっきりと確認しながら弾いていく。

1音1音の発音が地に着いたような確実さで弾けている感覚を感じながら。

潜在意識に出来るだけ覚え込ませない。

そして徐々に速度を上げる練習をしていく。決してあせって速く弾こうとせず、1つ1つの音が明瞭に聴こえ、地に着いたような確実さで安心して弾ける感覚を維持できるまでは速度は上げない。

そして右指はバリエーションを変えてみる。普段やっていない組み合わせの運指で弾くと、連動して左指の動きも悪くなって普段通り出来なくなることに気が付く。何故ならば、右指の運指を変えたことで顕在意識での作用が加わり、潜在意識下での自動操縦ロボットの動きが遮断、抑制されたためである。

だからあえてこのような練習もやってみる。潜在意識下での自動操縦ロボットの動きに依存しなくても確実に弾けるように意識しながら練習してみるのである。

スケール練習の意義として他にはローポジションからハイポジションまでの効率的な左指、左手の動きをマスターする、特定の調の各構成音のギターの指板上のポジションを覚えるなどが考えられる。

あと私が考えるのは、テンポを感覚的に覚えるというもの。

音階練習をメトロノームで行う意義は、正確な速度(途中の移動、跳躍等で遅くなったりしないために)で淀みなく弾くことにあるのだと思うのだが、それ以外にこんなことを考えている。

それは、「テンポを正確に記憶する」ということ。

例えばメトロームの速度を♩=100に設定してその刻みに合わせてスケールを何度も弾いてみる。

果たしてこの練習を何度も繰り返したところで、テンポ♩=100を常に思い出せるほど速度感が身に付くであろうか。

メトロームが音を出して刻むテンポは正解である。この正解を聴きながら同時にスケールを何度惰性で弾いて練習したところで、いざメトロノーム無しでテンポ♩=100の速度で正確に弾こうとしてもテンポを明確に思い出せないのではないか。

だからテンポを掴む練習をするためには、まずはメトロノームの音に合わせて弾いても、ある程度に回数に達したならば時間を置いて指定のテンポを「自分の感覚」で弾いてみる、そして次に指定テンポでのメトロノームを鳴らしてみてメトロノーム無しで弾いたテンポとの乖離を測定する、といった練習方法が必要なのではないかと。

このような練習を積んでいかないとテンポ感というのはなかなか身に付かないのではないかと思う。とくに中庸ないしやや速度の速いテンポは他の速度に比べてつかみにくい。

楽器を使用せず、口に出して歌ってみるのもいいと思う。意外に歌という手段はテンポ感を脳に記憶させやすいものである。

 

ギターのスケール練習の教材としてはセゴビアのものが有名であるが、私もこのスケールを確か大学時代に京本輔矩編「クラシックギターの技巧法」という教本に出ていたセゴビアの運指で練習していた。

オリジナルは下記の出版社による。

セゴビアの運指の欠点は1つの調で1種類の運指だけだということ。

私は鈴木巌さんの下記の教本に出てくる音階練習の方が効果的と思い、こちらの方で練習している。

1つの調で2、3パターンの運指が付けられている。

コメント

ジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタン演奏、フォーレ作曲「夜想曲第6番」を聴く

2025-09-28 23:02:39 | ピアノ

ジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタンが1950年代半ばに残したフォーレの夜想曲全集の録音を聴いたのは40歳くらいの頃だったと思う。

テスタメントというレーベルから出ていたCDを聴いたのがきっかけであったが、音にベールがかかったような籠ったような音で残念ながら繰り返し聴くに至らなかった。。

しかし丁度1年くらい前にこの録音の最新のリマスター版がYoutubeに投稿されていることに気が付き聴いてみるとテスタメントの音では再現出来ていなかった細かいニュアンスの音までが聞こえてきてこのピアニストの真の実力を再認識したのである。

恐らく、 フランスのレーベル、デュクレテ=トムソンが原盤ではないかと思うのだが、リマスター版は高音の再現が非常に改善されている。

あらためてジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタンというフォーレのピアノ曲集を初めて録音したと言われるピアニストの恐るべき実力を知った次第だ。

1年前の記事で「夜想曲第1番」のリマスター版の演奏の感想を述べたが、今回は「夜想曲第6番」を取り上げてみた。

この「夜想曲第6番」はフォーレのピアノ曲の最高傑作であるだけでなく、全てのピアノ曲の中でも最高の位置に属するものであると私は思っている。

これほど構成が緻密でありながら優美、優雅で、かつ聴く者の脳を最大限に覚醒させる音楽は無い。

この曲を30代から40代の頃、深夜のしじまの中で何度繰り返し聴いたことであろう。

この曲の最高の演奏者はフランスのジャン・ドワイアンである。

しかしジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタンもドワイアンに勝るとも劣らない素晴らしい演奏だ。

ヴァランタンの演奏はダイナミックレンジが広い。強音は鋼鉄の腕を持つと言われたギレリスどころではない。しかしこの強音は極めて音楽的だ。

低音域は独特の地の底から響いてくるような深さがある。マリヤ・グリンベルクと共通するものを感じるが、彼女とも一味違った魅力を持つ。

さて、Yotubeのこのリマスター版による「夜想曲第6番」を是非聴いていただきたいと願う。

フランスの音楽の持つ魅力、壮年期の瑞々しい感性もそうであるが、フォーレという作曲家が実は人間心理を深く探求してきたのではないかと感じさせられるのである。

 

Nocturne No. 6 in D flat Major, Op. 63 - Adagio (Remastered 2023, Paris 1956)

コメント

どんな速いパッセージでも全ての音を明確に聴く重要性

2025-09-28 21:34:59 | ギター

90年代の現代ギター誌を読んでいたら、スケールについての特集が組まれていて、その中で2人のギタリストの対談の記事があったのだが、その方の1人がN響のコンマスがサン・サーンスの曲のあるパッセージをものすごい速い速度でしかもきめ細かく正確に弾いているのを聴いて、後でそのコンマスにその秘訣を聴いたら「音を全部、一つずつ聴くこと」という答えが返ってきた、というのだった。

またそのギタリストは同じくらいの時期に来日していたパコ・デ・ルシア(私もこの頃パコのコンサートを聴きに行ったことがある)に上記と同様の質問をしたら、やはり「全部の音が聴こえるかどうか」という答えだったとのこと。

私はこの記事にとても興味がそそられたのであるが、確かに速いパッセージ、例えばアラビア風奇想曲に出てくるような難所は、あらためて観察してみるとそのパッセージを構成する1つ1つの音を明確に意識することなく、そのパッセージを1つの「かたまり」としてとらえて演奏しているようなのである。

だからかもしれないが、その部分を弾いているとなんか心もとない、頼りない感じがしていたのである。

多分、潜在意識に覚え込ませた動きのとおりに弾くにまかせて弾いていた、ということだろう。

構成される1つ1つの音を明確に意識して弾いているのではなく、「1つのかたまり=フレーズ」を自動操縦にお任せして弾いた演奏になっているということなのだ。

これって怖くないだろうか。

以前、記事にしたことがあったが、潜在意識にルーチンとして記憶させ、とくに意識しなくても自動操縦で行動出来るようになったとしても、その無意識的な自動操縦が機能出来なくなるような非日常的、突発的な状況、例えば、本番の演奏会場などで極度の緊張状態となり顕在意識の活動(不安、恐れから派生する雑念など)が大きく活発化したならば、潜在意識の活動は著しく停滞し、それまで自動操縦に任せていた活動が出来なくなってしまうのである。

これがいわゆるパニックというやつで、本番で頭が真っ白になってしまうという状態だ。

だからこのような状態になっても何とか持ちこたえられるように、顕在意識化でしっかりと1つ1つの音を聴き分けられるくらいまで、確実に弾けるように弾けるようにしておく練習が求められる。

どんなに速いパッセージでも1つ1つの音を明確に聴き分けられるようになるためには、まず最初はゆっくりと倍以上のテンポで1つ1つの音をかみしめるように弾く必要があろう。

そして1つ1つの音を明確に聴き分けられるようするために、顕在意識でその音を出すための手段、ギターの場合は左指のポジョションや右指の運指などもしっかりと記憶に刻みこむようにする。

セゴビアやジョン・ウィリアムスなどがYoutubeなどの映像で左指のポジションを冷徹な目で着実に見ているのが分かると、やはり上記で書いたような訓練を常日頃行ってきたのではないかと感じるのである。

潜在意識に任せた練習はしばらく演奏しなかった場合、殆ど思い出せないものだ。しかし何十年も日ごろから弾いてきた十八番の曲は1つ1つの音のポジションを明確に覚えているから間違うことが少ない。

この「音を全部、一つずつ聴くこと」を意識して、試しにヴィラ・ロボスの練習曲第1番の難所を久しぶりに弾いてみた。

マンドリン合奏を再開するまでは、曲の練習を始める前の基礎練習のメニュー(1時間以上はかけていた)の1つとしてこのヴィラ・ロボスの練習曲第1番を必ず弾いたものだったが、ずっと長い間弾いていなかったのでアルペジオの指の順番も忘れてしまっていた。

しばらくこの曲の難所を繰り返し上記の「音を全部、一つずつ聴くこと」を意識して速度を落として弾いてみたら意外にも間違わずに弾けることに気付いた。

ヴィラ・ロボス 練習曲第1番の難所(音を全部、一つずつ聴くことを意識した練習)

以前練習していたときはこのパッセージを「1つのかたまり」として意識して弾いていたので、下降スラーで間違えることが結構あった。

この「音を全部、一つずつ聴くこと」を意識して弾く、というのは難しい何もパッセージだけでなく、全ての演奏の基本だと思う。

これを意識するだけでも全然違うと分かった。いい気付きを得ることが出来たと思う。

 

今日も息抜きの独奏曲

上記の「音を全部、一つずつ聴くこと」を意識して弾いてみたもの。アラビア風奇想曲の1弦上の難しい上昇下降パッセージは効果が現れていると感じる。

アルハンブラ宮殿の思い出はトレモロの1つ1つの音を意識して弾いてみた。1か所、爪が引っかかってしまったのが残念。

①アラビア風奇想曲 2025年9月28日夜

②アルハンブラ宮殿の思い出 2025年9月28日夜

 

コメント

人間関係の優れた教科書 松下幸之助のメッセージ

2025-09-26 23:24:33 | 心理

最近、Youtubeで松下幸之助のメッセージをよく聴く。

貧しい家庭に育ち、尋常小学校を9歳で中退し丁稚奉公に出て、苦労して小さな町工場をあのパナソニックという世界的大企業にまで育て上げた経営の神様と呼ばれた人物だ。

今まで経営者など全く興味が無かったが、たまたまYoutubeで見つけた彼のメッセージを聴くにつれ、惹き込まれてしまった。

彼のメッセージは驚くことに、私が40年間、実体験をもとに学び続けて得た人間心理と全くというほど共通していた。

彼が単なる成功した経営者というだけでなく、人間心理についての深い洞察力を自らの体験でもって獲得してきたことが分かる。

下記のYoutubeの投稿は非常に参考になる。是非、視聴していただきたいと願う。

人間には残念ながら恐ろしいことに、人の心を踏みにじっても、ずたずたに引き裂いても何とも思わない人間がいる。

そのような人間に関わると回復するのに何十年、いや一生かかっても回復出来ないほどの深手を負うことがある。

Yottubeの後半に出てくる職場の人間関係で注意すべき人間像として、嘘をつく人というの出てくるが、実際に言ってもいない虚偽の内容を密告して引きずり降ろそうとする人物がいる。私は過去にそのような人物の被害に会った経験がある。

松下氏の良いところは、このような人物に対しても本人が自覚し、改善する気持ちがあれば寛容にすることをアドバイスしている。

人間に対する根源的な暖かさが感じられる。しかし自分の幸福を阻むものに対しては一貫して、線を引くことを強調している。

 

【人間関係の地雷】“この言葉”を口にする人は危険、松下幸之助が警告!関わると不幸になる人の決定的特徴|松下幸之助

 

コメント