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明日も君のそばにいる/Novel by * YUKI *

明日も君のそばにいる

2,011 character(s)4 mins

「明日は台風来るのか…」
そう思いながら帰宅すると、すでに彼女に影響が。
しかも今回は女の子の日もやって来ていて…。

★作中のカッコについて
《  》←あると嬉しい効果音
(  )←状況、説明、その他
(  )内「  」←彼女、他の登場人物の台詞

★ 作品の『取説』はプロフィール欄に移行しました。

【ご採用ありがとうございました】

 ★ふむ様
  【女性向け】腹痛と頭痛で辛い彼女の栄養彼氏【シチュエーションボイス】
  https://youtube.com/watch?v=0Uwq9O-Dqhk&embeds_referring_euri=https%3A%2F%2Ffm7.org%2F&source_ve_path=MjM4NTE

 ★金色玉三郎様
   【ASMR】頭痛と腹痛で苦しむ甘え下手彼女を 彼氏が優しく看病…【看病ボイス】【シチュエーションボイス】【女性向け】
    https://m.youtube.com/watch?si=onPcn293ZM9_-TV2&v=6NV3Tfc5VDc&feature=youtu.be
 
見つけてお読み頂きありがとうございます。
写真画像はぱくたそ様よりお借りしました。
次回もよろしくお願いします。_______* YUKI *

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  (彼が会社から帰宅し、リビングにやってくる)

ただいまー…。

って、あれ?
どうしたの?具合悪いの?

「痛い」って…あ…もしかして今月の?
来ちゃったんだ…。
痛いのってお腹?

  (「お腹もなんだけど…それだけじゃないの…」)

え?「それだけじゃない…」?

  (「頭も痛いの…」)

頭も?

  (「こっちは多分気圧のせい…」)

あー…気圧か…。
これから台風来るもんね。
もう影響出ちゃってるんだ……大変だな…。

生理痛と頭痛のダブルパンチか…。
そんなんじゃ会社から家まで帰ってくるの、大変だったでしょ。
電話くれたら迎えに行ったのに…。

薬は?

  (「さっき飲んだ…。でもまだ10分も経ってないから…」)

そっか…飲んだばっかりじゃまだ効かないか…。

  (「ごめんね…」)

ああ、謝んなくていいからそのまんま休んでなよ。
辛い時に無理する事なんてないからさ…僕の事なんて気にしなくていいから。ね…?

  (「ありがとう…」と弱々しく伝えてくる彼女の頭を撫でる)

うーん…ホントに辛そうだな…。
可哀想に…。

  (「ん…でも大丈夫だよ…?」)

こーら。
「『でも』大丈夫」なんて、「でも」がついてる時点で全然大丈夫じゃないって事でしょ。
僕の前では強がんないの。
こんな時くらい我慢しないで素直に「痛い」って言っていいんだよ。

  (「うん…」)


今晩、ご飯どうしようか。
まだ作ってないよね?
食べられそう?

  (「食べられるけど今日は作るの厳しいから…お外で食べてきてくれる?」)

…何言ってんの。
君を置いて1人で外に食べに行ったりなんてしないってば。
もし君が食欲なくて食べられなくても、心配で「外で」なんて絶対無理。
1人にしたくないからね。
僕は家にいるよ。


ねえ。
食欲あるなら、たまには僕が作っていい?

  (「え……でも…」)

大丈夫。
簡単なのならなんとかなるよ。

えーと…何があるんだ…?

  (彼、キッチンに向かい冷蔵庫の中などを確認)

豆腐…に…鶏肉………野菜は……っと。

  (食材を見て閃いて)

うん、今日は鍋にしよう。

  (「お鍋?」と彼女)

そう、お鍋。
作るの簡単だしね。

  (話しながら準備をする彼)

先月君、珍しく生理で寝込んでたじゃない?
僕なりに調べたんだけどさ、あれってエアコンの冷えのせいだったのかもしれないよ?

身体冷やすと生理痛って酷くなるんだって?
頭痛も身体が冷えてると余計辛くなるって書いてあったよ。

鍋物なら身体の中からあったまるし、いいんじゃないかと思うんだよね。
調べたら生理痛緩和が期待されてる食べ物と頭痛緩和にいいって言われてる食べ物って、一緒なんだって。
全部鍋向きの食材なの(笑)

ネギとかニラとか生姜とか…にんじんや白菜もいいみたいだし。
鶏肉のビタミンB6とほうれん草や昆布のマグネシウムは子宮を緩めて痛みを楽にするんだってさ。
ああ、豆腐で適度にイソフラボン摂るのもいいみたいだよ。

全部切るだけだから僕にも出来るし。
待っててね。
すぐ出来るから。

  (「疲れてるのに…ご飯作らせてごめんね…」)

いいんだよ。
してあげられそうなのって、こんな事くらいしかないから(笑)

  (「そんな事ないよ…毎回痛い時、よしよししてくれてるよ…?」)

んー…そりゃヨシヨシもしてるけどさ。
あれって気分の問題で、どれだけ役に立ってんのかわかんないからね。
どんなにヨシヨシしても、抱きしめてあげても、辛い君には気休めにしかなってないんだろうな…って思うとさ…。
もう少し何かしてあげられないかなって…僕も色々考えるんだよ…。

  (申し訳なさそうな顔をして自分を見ている彼女に向けて台詞)  


君だからだよ。


相手が君だから、なんとかしてあげたいって強く思ってしまう訳。
好きってそう言う事でしょ?(笑)


よし。
準備出来た!
これを…IHであっためて…っと。

  (卓上IHのスイッチオン)
  《ピッという電子音》

スープがあったまるまで休憩…。
引き出しに入ってたから、今夜はちゃんこ鍋スープの鍋だよ(笑)

よいしょっと…。

  (彼、彼女が横になっているソファに座る)

明日はどうするの?

「リモート申請した」?
…じゃあ、家でゆっくりしていられるね。

僕?
うん…僕もリモート。
申請通った。
流石に台風じゃ、行くのも帰ってくるのも大変そうだからね。
明日は会社、誰も居ないかもしれない(笑)


偶然だけど明日は一日、そばに居られるよ…。

うんと僕に甘えるといいよ。
出来るサポートはするから。

「大丈夫」なんて言うのは無しね?
君は甘え過ぎるくらいで丁度いいんだから。




【fin】

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