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安房拓心高生徒がメニューを考案・調理 南房総市の給食レストラン “開店”に向けて試作

 2025年11月14日 03時00分
調理に当たる生徒ら=南房総

南房総市の安房拓心高校調理系列の生徒29人が、同市の学校給食を提供するイベント「給食レストラン」(15日・嶺南中学校)のメニューの一つを手掛ける。考案した料理は「レモン香るポカポカさつま汁」。レストランの“開店”を前に生徒らは7日、外房給食センターで試作と試食に取り組み、調理工程や仕上がりを確認した。


給食レストランは、同市の「教育の日」中央行事の一つ。同市が取り組む「日本一おいしいご飯給食」の魅力や安全性を市民らに知ってもらおうと毎年行われている。

これまでは学校給食と同じメニューでの提供だけだったが、今回はその中に同校生徒が考案し、調理したメニューを取り入れる。調理を学ぶ生徒らに、給食の現場を知ってもらう機会とするとともに、高校生のアイデアを給食のメニュー作りの参考にするのが狙いだ。

事前に行われたメニュー作りでは、同センター栄養教諭の庄司友美さんの指導で、生徒らは班ごとに分かれ、主菜の「クジラの竜田揚げ」に合うあえ物か汁物で料理をそれぞれ考案。給食に合った調理工程、高校生ならではの独創性、味などから「レモン香るポカポカさつま汁」に決まった。

さつま汁は、同校園芸系列が丹精したサツマイモをはじめ、鶏肉やゴボウなどの根菜類を使用。煮込む時にレモン果汁を加え、仕上げにはレモンの果肉をトッピングし、さっぱりとした後味のみそ汁に仕上げた。

この日生徒らは、まずイベント当日に調理を行う同センターを見学し、給食の厳しい衛生管理について学んだ。その後、実際に使う大型の調理器具を使って調理。出来上がったさつま汁を試食し、味を確かめた。

指導に当たった庄司さんは「私たちでは思いつかない、高校生ならではの組み合わせ。おいしく仕上がっている」と講評。

本多彩音さん(2年)は「衛生管理が徹底されていて、安心、安全な給食が子どもたちに提供されていると分かった。レモンとみそ汁の組み合わせは意外だと思うけれど、さっぱりとした汁物なので主菜の竜田揚げと相性がいいので、いつもと違う給食メニューを楽しんでもらえたら」と話していた。

なお、給食レストランは事前予約制で、予約受け付けはすでに終了している。

(清水利浩)

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