沖縄県西原町上原と中城村伊集の境界にある道路が崩落し、下方にある中城村伊集のコンクリート片破砕現場に大量の土砂が流れ込んだことが15日、分かった。人的被害はないが、重機などが土砂に流された。現場関係者によると、被害は十数億円を見込む。この日、県や西原町、中城村の関係者が現場を視察した。
13日夜から14日朝にかけては沖縄本島地方で線状降水帯が発生する予報が発表されるなど、大雨が降っていた。
現場関係者や周辺住民によると、14日午後9時ごろに、崖の上部の道路が崩落し、下方の中城村伊集のコンクリート片破砕現場に大量の土砂が流れ込んだ。
県がドローン撮影したところ、道路から下方約370メートルに渡って土砂が流れた。土砂は近隣にある中城村のハートライフ病院まで約80メートルの位置まで到達したという。電柱もなぎ倒し、14日夜には伊集集落で停電が発生した。