バイデンが議会によって大統領に選出された模様。
トランプは、ワシントンで騒動を起こした張本人として糾弾される勢いになっている。少なくとも主流メディアの記事の路線はそう。
トランプ支援派は我慢のならない展開だと思うけど、そんな中、ちょっと面白かったのは、ロシアの国連公使の人のtwitter。
マイダン・スタイルの写真がDCから出てきた。私の友人が、ビクトリア・ヌーランドみたいに誰かデモ隊にクラッカーを配るのかな、と尋ねた。私は、そういうチャンスは殆どないんじゃないかと思う。だって、ワシントンには米国大使館がないから。
これはよく知られたジョークですね。お父さん、どうしてアメリカにはクーデターがないの?と南米の子どもが尋ね、お父さんが、それは多分、ワシントンには米国大使館がないからだよ、と言ったというもの。
米国大使館は長い間クーデーターの活動拠点と認識されてる。今も。
今般の場合は、前から書いてるように、カラー革命のプロたちが外国でなくてアメリカで活動しているってのがキーだと思うわけですよ。
そこにあって、トランプ派は、カラー革命の中にビルトインされてしまったことが問題だったと思うなぁ。カラー革命集団にとっての、現地民になってたと思う。
偽の仲間にかき混ぜられ(法輪功などのカルト集団)、さらに、トランプ派のトレードマークである赤い帽子などが広く流用され、誰だかわからない人たちが中に入っていた。
警官とセルフィーで写真撮っちゃう「トランプ派」がいる一方で、
楽勝で入っていく人もいて、
THEY JUST LET THEM IN ?????? yeah i’m logging off pic.twitter.com/QJ0JCARWOC
— joy⁷ (@sugaspov) January 6, 2021
警官にホントに撃たれる人もいる。
GRAPHIC FOOTAGE: Police fatally shoot a Trump supporter inside the Capitol building. This is a sickening crime that should be prosecuted as such. pic.twitter.com/X8JK7HplJ7
— Dan Cohen (@dancohen3000) January 7, 2021
いずれにしても、カラー革命を何度もやってる奴らの方が利口だったという話だわな、って感じ。
そして、それに対抗するにはあまりにもトランプ派にはリーダー集団がいなかった。少数の利口な隊ってのがいつでも重要なもの。いなかったですね、ほんと。トランプがどれだけ群衆を引き寄せてもこれはプロの前ではただの烏合の衆。
冒頭のtwitterがインテリさんぽくおとなしく語っていることは実はとっても重大。
各国の米大使館は戦うための隊を持ってるといっていい。多分、バタリオン(大隊)を持っていると言っていいぐらいの規模だと思うなぁ。そこに当然司令がいて、全体で現地民を扇動してクーデターを起こすというのが基本構想だと思う。この全体が動くから、頭も金も武器もあって、成功する確率があがる(ロシアで失敗してるけど)。
トランプ派はこれに対応するためにできる限りのことをする必要があったが、そもそも隊がなかった。工作してるけどそこが偽の仲間に寄りかかってる時点でワヤやな、ってのが私の評価。
で、結果的に、ワシントンでの騒乱が問題にされ、選挙の不正の問題さえ吹き飛ぶような成り行きになってる。
ただ、ここで生まれた不信感は伊達ではないので、そう簡単に修復できない。もちろん、メディアを使って、トランプという変人が問題だったみたいな話にして、勝手にユナイトしたアメリカとか言い出すのかもしれないけど、職業的にそれで儲かる人以外誰も信じないでしょう。
特に政治の話題が絡むと両方の支持者に必ず現れて、あからさまに汚い言葉やおかしな発言をして、政治の話題から国民を遠ざける、或いは政治家の言う事は全部裏があると誘導して都合のいい政治家の不祥事を庇い、都合の悪い政治家の潔白を疑わせる等。