"コラボレーションは最悪だ"(Collaboration sucks) という記事。個人的に、共感するところが多かった。
以下、メモ。
・「速く行きたければ一人で、遠くへ行きたければみんなで」という格言は、実は会社を徐々に殺す毒である
・車の運転に例えると、適切なコラボレーションとは道案内やガソリンスタンドの位置を教える程度のこと
・不適切なコラボレーションとは、運転中に通行人に車の感想を聞いたり、10分ごとに運転手を交代したりすること
・不適切なコラボレーションが増えると、目的地にたどり着くのが遅くなり、最悪の場合は到達できなくなる
・スタートアップ企業の多くは、良かれと思ってこの「不適切なコラボレーション」の罠に陥っている
・会社が成長するにつれ、価値を生まないコラボレーションが増え、時間を浪費するようになる
・筆者の会社では「コラボレーションは最悪だ」というテーマで全社会議を行うほど危機感を持っている
・重要な価値観は「自分が運転手(ドライバー)だ」という当事者意識を持つこと
・優秀な人を雇い、その邪魔をしないことこそが会社の方針であるべき
・締め切りや管理職の指示をなくし、代わりに極めて高いオーナーシップを社員に求める
・マーケターがコードを書くなど、一人で完結できる能力を持つことが推奨される
・自分より詳しい人がいても、安易に巻き込むと説明コストがかかり全体の速度が落ちる
・「〇〇さんの意見も聞きたい」という言葉は、ドライバーの自信を奪い、意欲を削ぐ原因になる
・多くの人を巻き込むことは、時には有益なインサイトを生むが、進み速度は遅くなる
・人は役に立ちたいという善意から、求められていないフィードバックをしてしまう傾向がある
・特定の人だけに意見を求めると排他的に見えるため、あえて広く意見を募ってしまう
・どのようなフィードバックが欲しいかを具体的にしないため、議論が必要以上に広がってしまう
・「とりあえず話し合おう」という姿勢は、行動を起こすことからの逃げである場合が多い
・誰が責任者か不明確な場合、議論だけが続いて誰も決定を下さなくなる
・コラボレーションを減らすためには、議論よりもまずリリースすることを優先すべきだ
・Slackでの会話やIssueでの議論よりも、具体的な成果物であるPull Requestを重視する
・関係者が多すぎる場合は、「あなたが運転手なのだから、あなたが決めろ」と声を上げると良い
・誰からのどんな入力が必要なのかを明確にし、漠然と全体に意見を求めないようにする
・フィードバックはリリース前に行うと承認プロセスのようになるため、リリース後に行うのが望ましい
・コラボレーションのすべてが悪ではない。だが、意識的に減らす努力をしないと自然に増えてしまう
・積極的にコラボレーションを減らさなければ、遠くへ速く行く能力は損なわれる
・過剰なコラボレーション体制を打破しなければ、企業の成長スピードは鈍化する一方だろう