東京拘置所の現実と社会における明らかなウソ

 

  東京拘置所に刑事事件で収容されていると、裁判官が期日を定めた日の朝には、受刑者が、本日出廷になりますので朝食を早めに食べてください、と言われ、7時40分までには自弁の私服などに着替えて職員からただちに部屋から出されて、受刑者事務室の前で、証拠番号は、ときかれ、1階で記念撮影があるから、といったような、刑務官の意趣返しのようなことを言われる。確かに出廷の際に、地下で別の刑務官から写真撮影はされるが、記念撮影ではない。刑務官は、記念撮影と言った後に、しまったこれはいってはいけない、という顔をしているので、被告人のほうが、え?記念撮影ってなんですか、というと、気まずそうな顔をして返答はないだけである。拘置所用語で、記念撮影といっているのかもしれないが、死ぬほど厳しく、そこで被告人のほうが適当なことをいえるような状況ではない。適当に流すことはできても、職員に逆らうと刺されるような状況であるから、人によっては適当にやっているというのは嘘である。

 逆に民事出廷になると期日の紙だけが送られてきて、出廷の日に、殺人鬼が迎えに来るとか、そういったやばい人がバスで連れていくわけでもない。

 自分で勝手に歩いて行ってお客様がきたというような対応をされて終わるだけである。

 そういったことは赤ちゃんには見えているが、衝動統制に騙され切った状態になると何も見えなくなってしまうところが日本国民の悲しい性である。実は警察に捕まると、警視庁の留置施設から、電車に乗っている人が何をしているのかすら見えなくなる。要するにその場その場で騙されて働かされこきつかわれているだけだが言っても理解しようとしない。

 お前の言っていることは全然理解できないから現場に行ってみると衝動統制があり、1ミリも変えられない鉄則のようなものがあり、なんでお前から返事がないかというと大体そのあたりに理由が収斂ないし確率収束する。