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48.組織において「いい人」とは“都合のいい人”。気づけば“便利屋”にされていた。

日本の会社組織における「いい人」という罠

日本の会社でよく言われる「いい人」。表向きは褒め言葉のように聞こえるが、実際には“都合のいい人”という意味を含んでいることが多い。
誰もやりたがらない雑務や、行きたくない出張を引き受ける。期限が迫った仕事を押し付けられても、断らずに引き受ける。周囲からは「助かるよ」「ありがとう」と言われるが、それは本心からの感謝というより「自分がやらなくて済んだ」という安堵に近い。

つまり「いい人」という評価は、その人の能力や人格を称えるものではなく、周囲にとって便利であることへのラベルにすぎない。

見返りはほとんどない

「いい人」と呼ばれる人が損をするのは、見返りがほとんどないことだ。
確かにその場では感謝されるかもしれないが、それが昇進や評価に直結することはまずない。むしろ「この人に任せれば何とかなる」というイメージが定着し、さらに面倒な役割が集中する悪循環に陥る。

上司にとっても「悩みの種を解決してくれる便利屋」でしかなく、そこに特別な評価や恩義は存在しない。結果的に「便利だから頼まれる→断らない→ますます便利屋扱いされる」という構図が固定化されていく。

「いつかいいことがある」という幻想

「頑張っていれば、いつか報われる」「苦労していれば、そのうち評価される」。
こうした考え方は一見美徳に見えるが、組織の現実に照らせば幻想に近い。評価は往々にして“見える成果”に基づいて行われる。誰かの尻拭いをしたり、雑務を引き受けたりすることは、組織の数字に表れにくい。

むしろ「何でも引き受ける便利屋」としての印象が強くなり、専門性やリーダーシップが評価される機会を自ら手放してしまう。これでは「いつかいいことがある」と信じて動き続けても、徒労に終わる可能性が高い。

会社はあなたを守ってくれない

さらに厳しい現実は、便利屋として疲弊した人を、会社は守ってくれないということだ。
精神的に追い込まれて休職に追い込まれても、代わりはいくらでもいる。健康を害して退職しても、組織は痛まない。結局、最後に壊れるのは自分自身であり、そのあとのケアは自己責任にされる。

つまり「会社のために」と思って頑張りすぎても、組織はあなたを最後まで面倒見てくれるわけではない。ここに早く気づけるかどうかが大きな分かれ目になる。

「立場を超えて解決しなくていい」

多くの人が抱える勘違いのひとつが、「自分の立場を超えてでも問題を解決しなければならない」という思い込みだ。
例えば、部署全体の効率の悪さや、他人の抱えるトラブル。確かに気になるかもしれないが、それを一人で背負い込む必要はない。責任の所在は上司やマネジメント層にある。

自分の権限を超えた問題を解決しようとすればするほど、疲弊するだけでなく、逆に煙たがられることすらある。だからこそ「これは自分の範囲外」と割り切ることが大切だ。

根本にあるのは「嫌われたくない」という気持ち

なぜ断れないのか。なぜ便利屋になってしまうのか。
多くの場合、その根本には「嫌われたくない」という気持ちがある。波風を立てたくない、角を立てたくない。そう考えるあまり、断るべきことまで引き受けてしまう。

しかし、誰からも嫌われないことは不可能だ。どれだけ気を使っても、あなたを快く思わない人は必ずいる。むしろ「何でもやってくれる人」と見なされれば、軽んじられる可能性すらある。

必要なのは“見切り”

だからこそ大切なのは、“見切り”をつけることだ。
「これはやらない」「この範囲までは自分の責任、それ以上は背負わない」と線を引くこと。時には「それはできません」とはっきり伝える勇気を持つこと。

嫌われることを恐れるより、自分を守ることを優先すべきだ。無理に好かれようとするより、毅然とした態度を貫いた方が、かえって信頼されるケースも多い。

まとめ

日本の会社で「いい人」と言われることは、必ずしも褒め言葉ではない。多くの場合、それは“都合のいい人”として扱われているにすぎない。
そして、その役割に甘んじていても見返りはなく、最後に傷つくのは自分自身だ。

だからこそ大切なのは、都合よく使われる構図から抜け出すこと。断る勇気を持ち、自分の責任範囲を明確にし、時には“見切り”をつけること。それが、あなたの心とキャリアを守る唯一の方法になる。



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