あれは四角い先生?   作:メタ(YT)

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最近ストックがつきかけてるので、もしかしたら投稿一時停止するかもです。
(理由:Bedwarsとsoulstellが思った以上に楽しい)


額縁持ちとストラクチャー

ベアトリーチェをお星さまにした。

いや、あんな化け物は星にもならないか。

 

 

ジュルジュル…

 

 

大乱闘モードを解除し、へロブラインがクリエで回復のポーションを3本渡してきたので、それを飲み全回復する。

 

 

「‥‥‥そうですか、マダムは死にましたか。」

 

 

その場に突っ立っていると声が聞こえた。

振り返るとそこには杖を持った頭のない革装備を着たような何かが人の頭部が入った額縁を持っていた。

 

 

<スティーブ>?

 

「ああ、失礼しました。私は『ゲマトリア』のゴルゴンダ━━挨拶は省略しましょう。もしかしたら私たちは、以前お会いしたかもしれませんから。」

 

<スティーブ>残念ながらお前みたいな額縁には会ったことない

 

<へロブライン>目的は?

 

「本来であればマダムを連れ戻しに来ました。しかし、あなた方とは戦っても絶対に勝てる確証がありませんから。ましてや『ゲマトリア』全員がマダムのように怪物に変われるわけではないですからね。なので、手を切ったマダムの最後を見届けようかと。」

 

<スティーブ>なるほど。

 

 

確かにこちらには手段と手札がたくさんある。

名前さえあればへロブラインにkillコマンドで処理できるし、コマンド班に頼んでMODを入れることもできる。

さらにはまだ使っていないがこの変なカード型のアイテム。

これのデメリットはマインクラフターの性質上問題はない。しかし、これを使うタイミングが今のところないため現状はシュルカーボックスの奥深くにしまっている。

 

 

「マダムについてはおいたがすぎていましたのでどちらにせよ対処する予定でしたが、そちらが処理してもらったので感謝しています。」

 

<へロブライン>君らの組織は地下生活者といい内部が統率されてないん?

 

「元々ゲマトリアは個人主義者の集まりでしたので。それぞれが別々のアプローチで崇高に至る手段を模索する組織が現在のゲマトリアです。」

 

 

どうやら、ゲマトリアは中規模コミュニティとは違ってそこまで統率が取れていないらしい。

あくまで個人サークルのようなものだな。

 

 

「本来の文学的なテクストから逸脱した物語をさらに逸脱させるマインクラフターにはこちらとしても敵対はしたくないのです。」

 

<スティーブ>ふーん

 

「余談ではありますが、例えば…私はマインクラフターとは違った形で様々な道具を生産できます。あなたが入手したその『ヘイロー破壊爆弾』も私の作品ですので。」

 

<スティーブ>作者お前だったんだ。てことは起爆装置持ってるわけ?

 

「ああ‥‥さすがに、それをこの場所で爆発させるつもりはありません。あなた方にはほぼ無意味な上に、実験もできなかったので。その爆弾が確実にヘイローを破壊できるかどうかを…一度も確認できませんでした。私の計画は断じてそうではなかったのですが‥‥‥まぁ、ですから、それは廃棄する予定です。なので持って行ってくれても構いません。」

 

<スティーブ>サンキュー、一応これで面白い結果出たら教える。

 

「やはり、面白い方ですね。この爆弾に恐怖よりも興味が勝っているとは。では失礼しました。それでは、またどこかで。」

 

 

ゴルコンダは恐らくは一礼をして、その場から去っていった。

 

 

<へロブライン>あれ、額縁の中と身体は別人格だな。生体反応が2つあった。

 

<スティーブ>へぇ

 

 

 


 

 

 

「それで、これからアリウスをどう救うの?」

 

 

あの額縁首無しと会話をし終え、真っすぐな目をしたアツコが問いかけて来る。

 

 

<スティーブ>一応プランはある。

 

 

現状スティーブが考えているプランは、アリウスを全員バニラに移送。

そこで最低限*1の知識*2を叩き込む。

そのために衣食住の手配だが、この前のトリニティで捕獲したアリウス生徒を軍事部やらアレックスやらの作業廚などの連中に渡したところ、村人よりかは食料コストは高いが、それ以外はその辺で自然生成される村の村人とコストは同じであるため飼育‥‥‥ではなくて子育はクラフターでもできる。

その間に建築部や暇な作業廚を数百名呼んでアリウス自治区をきれいにする、という案もあったがコマンド班曰く「数百名以上招待するとラグくなる」そう。

我々の世界(ワールド)はそういう強い負荷に耐えられるようにはなっているものの、この世界(ワールド)だとラグが酷い。

軍事部大量招待した際の時もクソラグくて弓矢が使い物にならなかった上、兵器なんて投下したらどうなっていたか。*3

そのため、我々の世界(ワールド)に暮らすようにさせて、キヴォトスに戻りたい生徒のみ他の学園にシャーレの権限引っ提げて編入させるかシャーレにでも居させる。*4

無論アリウス自治区に対して思い入れのある生徒もいるだろう。そういう生徒らに対してのプランも考えている。

 

 

「意外と考えてるんだな‥‥。」

 

<スティーブ>冒険者なんて職業は頭が良くないと。

 

<へロブライン>とりま、他のクラフター数名呼んどくぞ

 

<スティーブ>ああ。

 

 

まずは、アリウスの生徒を全員保護だ。

友人のクラフターたちを招待して一気にケリを付ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

<スティーブ>━━ケリをつけたはいいもののなーーー

 

 

数日後、スティーブはとりあえず"複製した"アリウスの中で豪華そうな見た目の部屋で死んだふりのエモートをしながらチャットをした。

アリウスの生徒を全員保護したは良いもののこいつら熱帯魚並みに種類がある*5せいで覚えるのが大変すぎる。

 

 

<スティーブ>スバルはアリウス全員の名前知ってる?

 

「いえ、私でもせいぜい200名ほどですね。」

 

 

そう質問を返してきたのは梯スバルと呼ばれる黒に近い紫色の髪でパープルアイの生徒である。

他のアリウス生徒との円滑なコミュニケーションやメンタルケア要員・相談役として、スクワッドに一番アリウスの生徒に詳しい奴はいるのかと問いかけた結果、このスバルに白羽の矢が立った。

何とかサオリたち仲介の元スバルと会話はできたが、最初が大変だった。

サオリレベルでトリニティ嫌いを拗らせていたので、「村人でも分かる過去の怨恨の行先」などの知的なクラフターが書いた本を数冊読ませてそれでも「自分たちだけしかこんな悲惨なことになってない。」「それでも罪のない者は許せない。」などとほざいていたので2b2tというアリウスよりも悲惨な無法地帯を見せて「自分ら罪ぎょーさんありますよ。」的なアピールをしたらようやくオオカミやネコみたく懐いた。

スバルは現状はアリウス生徒の相談役やらメンタルケアを行ってもらっている。

 

 

<スティーブ>名札のリソースが‥‥

 

「あー確か先生方は作れないんでしたっけ?」

 

 

一時期奇跡*6で名札を増やすことに成功したとはいえ名札は作れないので、リソースが心配である。

これはまたスポナーやら森の洋館で名札集めをしなくては。

 

 

<スティーブ>それで"この世界(ワールド)"には慣れたか?

 

「ええ。最初の方は少し心配していましたが、まさか複製(ミメシス)よりも高度な複製技術を持っていたとは思いませんでした。」

 

 

スバルは思い出す。

最初に連れてこられた時は自身も入り路と心配していた。

特に一緒に連れてこられた立木マイアを含めた数名はに至っては少し恐怖していたか。

一部の生徒はホームシックを発動している生徒もいたが、それは数日でなくなった。

 

 

ポッ

 

 

スティーブがへロブラインに設置させた装置の横にレッドストーンブロックを設置すると、そこにはこの前までいたアリウスがあった。

どうやって、と困惑をしたスバルたちであったが、スティーブたちの説明で、ストラクチャーブロックと呼ばれる特殊なブロックで地形や建物のデータを保存し、それをこの世界(ワールド)の整地された場所でロードすることによってこの第2のアリウスを作った。

言っちゃえば複製(ミメシス)の上位互換のようなものである。

無論、ここまで廃れていてはあれなので建築勢を大量動員して建物を増築・リメイクしている。ここなら負荷は掛からない。

ではキヴォトスにあるアリウス地区はどうなってるかと言うと、使えそうな建物以外解体・更地にしてマインクラフターの引いてはシャーレの土地にしている。*7

トリニティに譲って借りを作ることも考えたがそういやアリウス地区の場所は公開されていなかったので「アリウス地区?何ですかそれ?」ということにした。エリドゥ以外にも土地はあるだけ良い。

そういや作業廚が「黙示録の天使TT(トラップタワー)」なんてものを作ってたっけ、どうしてモブの名前を知ってるのか聞いたら要塞の図書室のようなところにあった本にそのモブの名前と特徴が書かれていたらしい。

 

 

「最初は大変でしたが、今となっては快適な空間ですよ。自由にのびのびと過ごして明るい空を見れますので。まぁ、全て四角いのは今でも疑問ですが。」

 

<スティーブ>そうか、なら良かった。

 

 

今考えるとスバルを早めに懐柔させておいて正解だったとスティーブは考える。

変に拗らせるタイプの生徒であるため、スクワッド"だけ"引き取るまたは遅くに懐柔しようと動いていたら手遅れだったかもしれない。*8

リーダーシップのある奴は狂うと面倒なことになるものだ。

 

 

「あ、あの…スバル先輩、またトラブルです。2年の先輩方が‥‥‥。」

 

「分かりました。ではその場歩まで連れて行ってくださいね、マイアさん。先生、そういうことなので解決しに行きます。」

 

<スティーブ>OK

 

 

そうしてスバルたちが部屋を退出した。

彼女らにとっての楽園(エデン)はここなのだろう。

外のわいわいがやがやしているアリウスの生徒たちを見て珍しく感情を表に出さないスティーブはその光景を微笑ましく感じているのだった。

 

 

 

 

*1
マイクラ基準

*2
化学と数学と言語学は現実とほとんど大差ない

*3
サーバーが落ちる=世界崩壊

*4
そういや、アビドスに人員が欲しがってたような

*5
豆知識:熱帯魚はJAVA版では3072種類、統合版では2700種類の見た目がある

*6
バグ技

*7
アリウスの生徒全員から解体は承諾済み

*8
オラトリオ編を見ながら




実を言うとこれ書いたのはまだオラトリオ1章の時なんですよね。
数日前に出された3章を見て多少修正はしましたけど。

スバルがスティーブに懐いた理由なのですが、本文で書かれているように2b2tの光景を見せたというのもありますが、懐いた理由の8割はスティーブがトリニティの特にスバルが嫌悪していた層ををボコしたことですね。
チェーンソ-で切り刻んだ話をスティーブから聞いてさすがに気が引いたと同時に気分が晴れたので原作とは違う形になりますがオラトリオ編は潰れました。
次回エピローグです。


用語解説:

額縁…壁や地面に設置できる機能ブロック。中にアイテムを一つ入れて飾ることが出来る。JAVA版だとエンティティ判定であるため額縁と同じ面にボタンやレバーを取り付けて建築の内装作りに行かされることもある。統合版にも実装してほしい。

熱帯魚…海洋アップデートの際に追加された友好モブ。豆知識でも言ったように滅茶苦茶種類がある。食べれるけど腹持ちはそこまで良くないしタラやサケのように焼けない。使うとしてもバケツに汲んでウーパールーパーの繁殖か村人(漁師)との取引ぐらいしか使い道がない。

ストラクチャーブロック…クリエイティブモード限定で出せるコマンドブロックのようなブロック。suructureコマンドをこのブロック一つでできるようにした物で、指定した範囲の物を保存(セーブ)、それを複製(ロード)するというJAVA版で言うところのワールドエディットに似ている。本文でも述べたようにミメシスの上位互換(なんならcloneコマンドとか言う別の呪医互換もある)。







エデン4章で蓄音機から流す曲の投票

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