室井佑月氏「高市さんの発言もまずかった」中国総領事「首斬る」投稿は双方「国内向けアピール」
作家の室井佑月氏が、14日配信のABEMA報道番組「Abema Prime」に出演。中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が投稿したポストの内容をめぐり、私見を述べた。 【画像】室井佑月氏、家賃5万円のボロビル住まいで「落ちぶれた」の声 高市早苗首相は7日の衆院予算委員会で、台湾有事が集団的自衛権行使の対象となる「存立危機事態になり得る」と答弁。これに対し、薛剣氏がXで「その汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない」などと投稿(現在は削除)したとして、木原稔官房長官が、中国に抗議したことを明らかにしている。一方、中国も外務省などを通じ高市首相の発言について反発するなど、波紋が広がっている。 番組では、薛剣氏に対しウィーン外交関係条約に基づく「ペルソナ・ノン・グラータ(PNG=好ましからざる人物)」として、国外退去を求める声も政界などから出ていることを紹介された。日本維新の会の阿部圭史衆院議員は毅然(きぜん)とした対応を求め、薛剣氏と長年の交流がある公明党中央幹事の伊佐進一前衆院議員も「あっちゃいけない」投稿とした上で、冷静な対応が必要とも指摘した。 室井氏は「高市総理への中国総領事への発言は、厳重に注意すべきだと思います」と前置きした上で「ただ、高市さんの発言も、例えば中国と台湾がもめた時に、日本に先制攻撃を中国がしても、それを世界に言い訳できることを与えてしまったと思うんですよね。介入するって言ったわけですから」と指摘。「このままエスカレートする、というのは良くないことだと思います」と語った。 続けて「やっぱり政治家というのは、戦争をしない、戦争に行かせないことと、国民を飢えさせないということはすごく大事なことですから、領事の人も、高市さんも、一部の国内向けの人たちへのアピールなわけですよ」と持論を展開。「でも私は、そういうのってすごく小さいことで、戦争を絶対回避する、飢えさせないということが大事だと思うから、今ここであんまり、こっちも言ってやるぜ、あっちも言ってやるぜ、というチキンレースみたいな感じになっていくのは良くない。高市さんの発言もまずかったと思うんですよね」と話した。 高市首相の発言について、室井氏は「あいまいにしておく、という手もあったわけですから」と主張し「国外追放ということをやっちゃうと…」とPNGも疑問視。「今からでも遅くないから、あいまいにすべきだと思いますね」と繰り返すと「高市さんの発言もまずかったと思うので。厳重注意はすべきだと思いますよ」と強調した。 室井氏の意見に対し、維新の阿部氏は「高市さんの発言なんですけど、誤解があるんだろうなと思いますのは、存立危機事態について、どういう事態であれば存立危機事態に認定されるのか、そういう趣旨の質疑だったと思いますけど、高市総理の答弁は『総合的に勘案して存立危機事態というのは認定するもものだ』ということになってますから、具体的にこうう事例で台湾の時にこう適用されるとか、そういったことは言ってないので、そこは理解していただく必要があると思います」と補足した。