デニー知事「戦争のきっかけ、与えてはいけない」 高市首相の台湾有事発言に


デニー知事「戦争のきっかけ、与えてはいけない」 高市首相の台湾有事発言に 定例記者会見で記者の質問に答える玉城デニー知事=11月14日午前、沖縄県庁
この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社

 高市早苗首相が「台湾有事は存立危機事態になり得る」と国会で答弁し、中国側が反発していることについて、沖縄県の玉城デニー知事は14日の定例記者会見で「戦争は絶対に起こしてはならないし、引き起こすようなきっかけを与えてもいけない」と述べ、冷静かつ平和的な外交を日中両国政府に求めた。

 玉城知事は、アジア太平洋地域の安全保障環境が複雑化しているとの認識を示した上で、「県民の生命財産を守り、沖縄の振興発展を図る上でも(アジアの平和と安定は)不可欠であると認識しており、台湾有事は決してあってはならない」と強調。「戦略的互恵関係」を推進するとした日中共同声明の趣旨に沿った対応を求めた。

 高市首相は7日の衆院予算委員会で、台湾有事が存立危機事態に当たるかどうか問われ、状況次第で該当するとの見解を示した。その後、薛剣駐大阪総領事が高市氏の発言を巡り「汚い首は斬ってやる」などとX(旧ツイッター)に一時投稿するなど中国側が反発、その発言に対する日本側からの批判も高まっている。

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