実際軽くプロポーション調整してみよう
概念説明しても中々勘所を掴みにくいから、寒ジムとかジムコマンドを使って軽いプロポーション調整をしてみよう。
1.素組素体
先ずは素組見てみよう。最初に見るのは肘の関節位置だ。伝統的な1年戦争時のMSの体格バランスだと、人間の胸郭に当たるのが胸部の灰色と同色の部分であり、この下端辺りに肘が来るのが人体として破綻の無いバランスだ。
次に肩から肘、肘から手首の関節間距離を見る。肩ブロックが2分割されてるから分かりにくいが、こちらのサイトの以下の写真見ると実は前腕が僅かに長いのが見て取れる。
と、いうことで前腕を少し短絡させるとバランス改善するんだが……この系列のキットは前腕弄ろうとすると中の構造が複雑だし、そもそもの問題としてこのキットの肩関節軸がかなり下側にありましてな……
2.関節間距離調整
見かけ上の肩は想定される鎖骨のラインの延長上にあるが、実際の肩ブロック回転軸は青丸辺りにある。
ので、立ちポーズをベースに考えてポージングさせない前提なら、上腕部の明るい灰色パーツを1mm程度削って上腕短絡、結果として肘位置もちょい上げでバランス改善できる。で、1mmの測り方だが……0.3mmプラ板と0.5mmプラ板貼り合わせてその上にデザインナイフの刃を固定する(デザインナイフの刃は0.38mmで、刃先は大体真ん中0.19mmのところにある)
これを天地逆に固定した上腕パーツと共に平滑面に置き、デザインナイフの刃先でなぞれば0.99mmの高さにケガキ線が入る。てか、こーゆー使い方がケガキ針の本来の使い方なんだが、何故か皆ケガキ針で筋彫りしかしない(何故の嵐)
手元にある物でトースカンを模し、ハイトゲージケガいてるだけだぞ。
で、ケガキ線を基準に切削したら良い。なんならスミ入れして視認性高めても良い。
次に前腕が長いので前腕切削せずに、腰の上にプラ板1mm厚ぐらいの咬ませて腹部延長。この時腹部の黒っぽいパーツの上にプラ板貼ると(こっちの方が断面積小さいので)スリムに見える。下に貼ると腹部が太く見える。
同じ様にトースカンケガキで脛を詰めても良いのだが、脛パーツの脹脛より下の高さでテキトーなトコに基準線掘って、その後1mmほどプラ板で高さ増やして基準線ケガけばいい。上記写真(左)では胸郭に当たる灰色パーツの下端で1mm、腹部黒っぽいパーツ下端で1mm伸ばして脛は2mmほど短絡させている。(この為全高が素組と同じ、右側より1mm低くなってる)
3.ボリューム調整
大体だが、私はこの辺のジム作る際にアンクルガードを幅狭に見せて、胸部構造も幅狭に見せる様側面を斜め切削してる。
胴体部延長して細身に見せかけてるから逆にここの改変は目立たないのだが……
胸前部側面に傾斜作って胸部ボリュームを側面に逃しつつ、胸部側面と肩前面の作る角度を鈍角にして肩を反らせて胸を張っている様に見せかけているのである。また、胸部上面がなんかアールを微妙に取っている(まぁ、デザイン上そうなっているのだが)面出し・ヒケ消しの際に胸部上面は3面構造に作り直してる。
幾つか機械的に美を追求するやり方というものがありまして、左右対称や面に流れがありそれを複数面で連結する、幾何学的パターンの繰り返し、整列した要素……
この辺のジムの場合、単純な曲面が「続いている」……大腿の正面上側の面と脛から足首にかけての面が「連なっている」のが美しいと思うわけで、それを連なる様にアレンジしてるんですよ。立たせた時に腰フロントアーマー下端の傾斜と膝アーマー上端の角度合わせたりね。
どうしたらいいか、ではなく「デザインの美点探して」
それを強化するには
を考える。こういう所に製作者の嗜好や美的センスが色濃く出るから「改造すると自分の作品になりやすい」のだし、無改造素組は「製作者の思想性が反映されていない」ので「立体物としては作品足り得ない」訳ですわ。
尚、作品だとしてもヘボかったりダサかったりする訳で、別に「作品だから素晴らしい」訳ではない。
まぁ、素組の方がかっけーは残念ながら、ある。腐ってもバンダイは50年ぐらいガンプラ設計生産してるプロではある(50年でこれかという失望も無いではない)
4.皆の作品見て
別に当人の好きにしてるなら良いのだが、そのデザインの良さではなく筋彫りやプラ板小片貼りやらが好きな様に見えるってか、素材の味を無視して味の素ぶっ掛けたり、なんでも麺つゆの素かけて味を調整してる様に見えるってか……
君らが好きなのは筋彫りやレッドチップなの?
という疑惑が。
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