ＧＣＡ？なにそれ

本日は多少乱文


①多重債務者の救済
②本来の多重債務者予防・事前防止
③クレジット事故者のクレジット社会再復帰の道作り
④クレジット教育・再教育による健全なクレジット社会作りへの貢献



を理念に掲げるＧＬＬであるが、パンフレットを見るにつけ、
いかに収益性・営利性に着目した説明が多い気がする。

尤も、この事業の立案者自身が、ネットの日記上で
「収益の上がる事業」と言ってしまっているのだが。
この日記を保存した画面が後日お見せすると思う。


52/77ページでは
過払い金の市場と新規戦略と銘打っていたりする。

56/77～58/77ページでは、カウンセラー報酬体系がある。

（52/77）



（57/77）


（58/77）



再度公開。

では、このＧＣＡなる団体が目指すものとは一体何なのか？


第1回目のブログ記事でＵＰしたパンフレットによれば、



①多重債務者の救済
②本来の多重債務者予防・事前防止
③クレジット事故者のクレジット社会再復帰の道作り
④クレジット教育・再教育による健全なクレジット社会作りへの貢献

とある。



また、サイトのメッセージを一部引用するならば、

現在の相談は、多重債務の整理に主眼が置かれていて、
そのあとの家計コントロールにまでアドバイスが及ばな
いことがほとんどで、再び多重債務に陥ってしまうとい
うケースも多いようです。
それに、借金を否定するようなところから見る人が多い
のも、相談しようとする側にとっては敷居が高い状況を
生んでいます。
もっと、現代の消費生活の中では借金すること（クレジ
ットカードの利用も含めて）を当たり前のこととしてと
らえて、家計を自己コントロールする能力を身につける
というスタンスからの相談窓口が必要 という視点から、
改めてカウンセリング機関の在り方を考え、設置してい
こうとするのが私たちGLLの活動理念です。


とあり、


債務整理というとりあえずの対症療法的解決ではなく、
自分で生活を改善し、豊かな生活を築いていく力を養う
ためのアドバイスを行っていくことがカウンセラーの仕
事だと考えます。
だから、カウンセラー自身がカウンセラーとしての資質
を身につけていくことを基本に、クレジット、ローンに
ついての正しい知識も持っていなければいけません。


とある。要するにカウンセリングを通じ金銭教育・消費者
教育を行うということなのであろう。

このＧＬＬカウンセリング協会（以下ＧＣＡ）の運営母体たる
株式会社ジー・エル・エル （以下ＧＬＬ）の謄本を取ってみた。
取得日は平成20年6月26日である。

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商号　株式会社ジー・エル・エル

本店　東京都中央区日本橋浜町三丁目19番2号
　　　東京都中央区日本橋小網町18番11号
　　　平成18年8月1日移転　　平成18年8月23日登記

会社成立年月日　　平成17年4月22日

目的
1.介護用品及び介護機器のレンタル並びに販売
2.介護保険法に基づく指定居宅サービス・指定居宅介護支援等の
　介護保険適用事業
3.介護事業のコンサルティング業務
4.医療事業のコンサルティング業務
5.健康器具及び美容機器の販売
6.日用品雑貨、書籍、家具、食料品、医薬品、医薬部外品及び家庭用
　電気製品の販売
7.損害保険代理業
8.飲食店の経営
9.前各号に付帯する一切の事業


20.6.26の段階では、
この会社のwwwにあるような

１）　クレジット教育、及びカウンセリング業務
２）　個人情報に関するコンサルティング業務
３）　中小企業に対する経営コンサルティング業務

は業務をしていない。


だからこそ、ＧＣＡを立ち上げ運営しているのだろうか？
それでもＧＣＡ運営は目的外ということになる。

また、目的は変更したが未登記のままということもありうる。

しかし、遅くとも次のブログ　http://tomoya007.exblog.jp/4857693/にあるように
2007年 03月 15日には構想が練られ、プレゼン可能な状態であった。

また、mixiにて、この関係者が立ち上げたであろうコミュニティーもあり、
その開設日は2007年05月27日である。
そして、このコミュニティーの管理人が関係するものと思われるwwwもあり、
その掲示板によれば、当サイトの開設日は2007/07/12である。

大体、この頃に本格的活動を開始したとみてもよいのではないかとも思う。


その間、1年。ずっと未登記のままなのであろうか？

1年ほど前だろうか。
クレジットカウンセラーという資格の存在を知った。

多重債務者。借金に借金を重ねており、自分の債務返済能力を超えている状態の人。
そういった人々を救うのだそうだ。
宣伝文句はブラックリストに載らない（信用情報に傷がつかない）で債務整理が行える。
らしい。

因みに、そのような『ブラックリストに載らない（信用情報に傷がつかない）債務整理』
それ自体は可能であり、当職（弁護士、あるいは司法書士のいずれかである）も
そのような依頼があれば事情が許す限りは対応してきた。
尤も、そのように対処しても、債務者が生活態度を根本的に変えなければ、
再び多重債務になることは目に見えているので、積極的には推奨していない。


話を戻そう。

そのクレジットカウンセラーという資格を与える協会がある。
資格といっても民間資格であるが。
株式会社ジー・エル・エル
その会社が運営している協会がＧＬＬカウンセリング協会（ＧＣＡ）という。


以下は、その協会が発行したものと思われるパンフレットである。
因みに、当方のハードディスクの保存日は2007年12月28日である。
よって、それ以前に作成されたものと思われる。

尚、PDFファイルで2,547ＫＢの容量なので環境によっては開くまで時間が掛かるかもしれない。
なにせ表紙を含め77ページオールカラーなのだから。

又、今後話を進めていく上で、関連するページを画像表示するので、無理に踏む必要も無い。



http://proxy.f3.ymdb.yahoofs.jp/bc/47498e90_2fcb/bc/4420/%bb%f1%ce%c1%a4%cf%a4%b3%a4%ec.pdf.pdf?bcRAXsIBrPppGKAX


今後は、このクレジットカウンセラー及びＧＬＬカウンセリング協会（ＧＣＡ）について
話を進めていこうかと思う。
実は、この協会を調べていくうちに色々と疑問点が出てきたのだ。