ラブホ「カラオケも露天風呂も使っていない」 前橋の小川市長「出直し市長選あれば出馬」
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前橋市の小川晶市長(42)は14日夜、市職員の既婚男性とホテルで複数回面会した問題をめぐり、前橋市民を対象にした公開対話集会にのぞみ、市民の意見や質問に答えた。前日に市議会から出された辞職勧告や不信任決議も辞さずとの見解を踏まえ、出直し選挙となった場合、「出馬したい」と言明。市民からは「即刻、辞めていただきたい」「任期いっぱい走り続けて」などの意見が出された。 【写真】市議会議長「本人の口からラブホテルと聞いて、ショックを受けた」 ■「小学校5年の孫が『ラブホ市長』」 集会はグリーンドームまえばし(前橋市岩神町)を会場に、市長と聴衆とのやりとりは、主催したまえばしCITYエフエムが生中継した。申し込んだのは248人だったが、実際の参加者は「200人弱」(同社)で空席も目立った。 冒頭、小川市長がホテルを利用した経緯などを約30分間説明、市民に不信や不安を招いたことや市政を混乱させたことを謝罪した。 最初に意見を語った男性は「一刻も早く辞めてほしい。小学校5年の孫が『ラブホ市長』と言っている。大変、恥ずかしいことだ」などと発言。小川市長は「失望、混乱させて大変、申し訳ありません。今は(辞任という)結論は出せないが、前橋を前に進めたい」などと応じた。 一方、別の男性は「私人としてラブホテルに行ったところで問題はない。昼に行ったら品位を損なうだろうが、夜なら問題はない。最後まで市長を務めてほしい」などと語った。小川市長は「私がラブホテルを使って誤解を与えるような問題行為をしたのは事実で、そのため給料の半額返納を申し出た」と述べた。 ■「27日までには進退について明らかに」 辞任要求の声にも、続投支持の声にも、それぞれ拍手が起きた。質問より意見が続いたが、ホテル内での施設利用についての質問には「カラオケも露天風呂も使っておりません」。 「今回の過ちは許されないものか、それとも許されるものと思うか」の問いには「許せない、許せる、どちらも市民の考えかと思うが、私としては許していただきたい」と吐露した。 市議会の8割を超える議員から辞任勧告を突き付けられるなど厳しい状況の中で「どう弁明するつもりなのか」という質問も。これには「私としてはしっかり続けることで責任を果たしたい」とする一方、「このような集会をいつまで続けるのか」との問いには市議会定例会初日の「27日までには進退について明らかにしたい」と答えた。
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