22日
私たちがここにいるのも明日がラストになりました。もうすっかり家族です。
この震災で家族を失った人たちをたくさん見てきたけど
家族って血が繋がってる人だけじゃなく一緒に涙を流せたり心に少しでも寄り添ったならもう「家族」って言っちゃっていいんじゃないかな。
だから私は避難所や病院や救護所で関わったみなさんを本当の家族のように思いながら毎日接してきました。
相変わらずまだお風呂に入れない状況。
今日は天気も悪いから仮設住宅を建ててる建設業の方たちも交代で避難所をのぞきに来てくれて
どこか不備がないか見回ってくれました。
医療チームで何かお土産を置いていけないか考えて
建設業の方にも協力してもらい、足湯だけでも出来ないかという話に。
建設業の方たちも即OKをくれて材料で流しそうめん並みのたくさんの人が使えそうなのをあっという間に作ってくれました。
水が出ないから給水車まで行って水をみんなで運んで焚き火の火やコンロで湯を沸かす。
避難所のみんなを呼びに行き、足湯を見せると『えぇーっ』とびっくりした様子。
みんなで一列に並んで足湯をすると、一気に笑顔でした。
あんまりあったかいお湯じゃなかったけど喜んでもらえて良かった。
嬉しくて足湯なのにそのお湯で顔を洗っちゃったおじいさんもいました。
『これみんなの足を洗ったお湯ですよ~(笑)!』って言ったら
『いいんだよ、みんな家族みたいなものだ』と。
みんなも家族みたいって思っていたんだなぁって嬉しかったです。
またみんなの笑顔に励まされてしまいました。
足がずっとぽかぽかだよって言って
ぐっすり眠りについたみんなを見て、自分が出来るちっぽけなことがなんだか嬉しくてずっと泣いていました。
ずっとここにいたいけど
そう思えるのは私には戻る場所があるからですよね。
実際滞在延期を申請したけど、これ以上いたら医療チームが体調崩すのは明確だから一旦戻るべきと反対されてしまいました。
避難されてる方は一刻も早くここを出たいはずですよね。
気持ちはあたたかいけど体育館はとても寒い。
早くみんなの住むところが確保されることを願います。
でもこんなふうに思える出逢いをずっと大切にしたいです。
ここでの仕事は私自身の考えや今後を大きく変えたと思います。
岩手にもたくさんの『Family』がいるよって胸を張って言おうと思います。
追伸:自衛隊の方がとなりの市にテントのお風呂を作ってくれました!
1日数人限定ですがやっと避難所のみんながお風呂に入れる機会ができました!!
さっぱりして帰ってくる笑顔を見て嬉しくなりました。
かんごんサン達がいたところだったんだ!と今分かりました。あの満面の笑みをしたおじいさん達を見て次から次へと涙が出て止まりませんでした。
グッジョブ!SPECIALかんごんサン!
有難う。皆の気持ちは1つ!お身体ご自愛下さいね!
お風呂アドバイザーなので、ずっと避難所で足湯ができたらなぁ…水も燃料も貴重な避難所では難しいだろうけど、高齢に方にいいのになぁ…と願っていました。
足湯をしてくださって、喜んでくださった方がいたことを知って、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
あのニュースを見たときにも、粋な事をするなぁと思ってたのですが、この人がやってたんだ!とおもって凄くうれしくなりました。
現地の人たちに生きる希望を与えているのは、間違いなくかんごんさん達だと思います。
自分の体にもお気をつけてください。より一層のご活躍、期待しています。
「足湯なんて、これは被災者の方々には嬉しいだろうなあ・・」って思ったのを覚えています。
ご自分たちもギリギリのところで踏ん張っているのに、本当に素晴らしい心遣い・・・
医療に携わる方々ってすごいな、って常々思って尊敬してますが、その気持ちがさらに強まりました。
もし、お時間有ればこの曲を聞いて下さい。「スマイル」と言う曲です。私が子供達のエコ活動の支援のために7年前に作った曲です。先日皆でこの曲を歌いました。いつか被災地の方たちに一緒に歌う場を作れればと思います。私達も止まらずに生きて行かなければなりません。御身体を十分休めて下さい。そして簡単には無理かもしれませんが、お心も少し休めて、次への力を付けて下さることを祈ります。
https://idisk.mac.com/sidekick1//Public/Smile.mp3
https://idisk.mac.com/sidekick1//Public/Smile_words.pdf
被災地に行かれた生の証言、報道では言えないこと、言わないことを伝えていただき、本当にありがとうございました。
「感動した」というコメントと同じか、それ以上に、「ありがとう」というコメントがたくさんあるのは、本当にみなさんの素直なお気持ちなのではないかと思います。
このブログで多くの方々が、「報道」とは違った形で被災地のことを知り、ご活動から勇気をもらっていると思います。もし、管理人さんがよろしければ、管理人さんのご経験を、書籍の形で、さらに多くのみなさんに発信されるお気持ちはあられませんでしょうか。
新聞やテレビのように、現地に入り、色々なルールに気をつかいながら「報道」をしてみなさんに情報を届けることのできない出版社ですが、管理人さんのようなご経験を、よりたくさんの人に知っていただくお手伝いをさせていただくことが、今、出版社にとっての使命でもあると思います。
よろしければ、ぜひ一度、ご連絡をたまわりますと幸いです。社用のアドレスを公開できません関係で、gooのメールアドレスを書かせていただきます。IDがy-nagao_kodanshaとなります。何卒よろしくご検討のほどお願い申し上げます。