政治団体「NHKから国民を守る党」の斉藤健一郎参院議員が12日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員に対し、「意図的な虚偽発言」と怒りをあらわにした。
斉藤氏は先月、参院で自民党の会派に加入し、「自民党・無所属の会」で活動していたが、9日にNHK党の立花孝志党首が名誉毀損容疑で逮捕されたことを受け、「現政権にご迷惑をかけた責任と政治の停滞を避けたい」と11日付で会派を離脱していた。
この日、参院予算委員会で質疑に立った杉尾氏は冒頭、質問通告していないとしたうえで、「斉藤議員が会派解消を表明した。総理は10日の予算委で『NHK党と組んでいるということはない』と答弁した。あくまで自民会派とN党会派の合流で、総理の答弁は詭弁」と問いただした。
高市早苗首相は「私の答弁は当時、まだ会派から離脱される前に『自民党は無所属の斉藤議員と統一会派を組んでいる』と答弁したが、不都合があるか?」と返した。杉尾氏は「無所属ではない。NHK党と組んでいる」「立花党首も自民党と統一会派を組んだと言っている」と続け、委員会は一時、混乱する事態となっていた。
斉藤氏は「総理の答弁に誤りも詭弁もない」と指摘したうえで、杉尾氏が「自民会派とN党会派が合流」との発言に「これが虚偽です。今年の8月以降、浜田(聡)議員が落選して、NHK党の会派は自然消滅した。国会の中でNHK党会派は存在しない。自民党とNHK党が会派を組むことは制度上あり得ない。会派を組んでいたのは無所属の斉藤です」と反論した。
混乱を招いているのは、国会内の活動が政党とは別に会派主義を取っていることにある。2人以上の議員がいないと会派は結成できないため、斉藤氏は8月1日以降、会派に属さない議員となっていて、先月に自民党会派に合流する形となっていた。
斉藤氏は「立花孝志が『自民党とNHK党が連立を組んだ』という発言をしているが、拡大解釈であり、勘違いであり、早とちりで、ここは訂正する。杉尾議員が言っている統一会派を組んだというのは虚偽です。本当に無責任で、意図的な虚偽をずっと行っている。政治団体と政党と会派は別物。NHK党はただの政治団体で、この答弁を総理大臣に求めたところで分かるわけがない。それで『責任を取りなさい』と、ただ単に印象操作に過ぎない」と断罪した。












