中古マンションを買った話 (住宅ローン・物件選びなどなど)
久々にnoteを書いています。いつもは個人ブログにソフトウェアエンジニアリングについて書いていますが、今回はエンジニアリングに全く関係がないことなのでnoteを使おうと思います。
タイトルの通り、中古マンションを買いました。
新卒のころからいつかは欲しいなぁと思っていましたが、直近のライフスタイルの変化や社会情勢の変化を考えると、「今のうちに買っておいたほうが良いだろう」ということで購入を決断しました。契約は数ヶ月以上前に完了し、現在は新しい家に住んでいます。
マンション購入は、相談する相手がいない中での戦いでした。自分はまだ20代で、まわりで家を買う人はまだほとんどいません。自力で情報収集したのですが、結構苦労したのでせっかくの機会だし調べたことをまとめようと思います。気づけば1万字を超える長文になってしまったので、お時間のある際にでもご覧ください。
なお、これ以降は東京23区に住むことを前提として話を進めます。地方移住は考えていません。簡単なプロフィールは以下の通りです。
夫婦2人暮らし
購入当時26歳
世帯年収1,X00万円
フルリモート
会社には月1回行くかどうか
なぜマンションを買うのか
家賃がもったいない
最初のきっかけは、家賃がもったいないと感じたことでした。
家を買う前は、2人で暮らすマンションに月20万円以上の家賃を払っていました。築浅で好立地だったので、最初は「そんなもんだろう」と考えていましたが、よくよく考えると「あれ、どれだけ家賃を払い続けても自分の手元に何も物が残らないのはもったいなくね?」と感じはじめました。
賃貸はホテル暮らしと同じです。お金を払うことで住んだ思い出は残りますが、退去してしまえば手元には何も残りません。
一方で、自宅用の不動産を買った場合、キャッシュアウトが発生する点は賃貸と変わらないものの、自分の家(家計B/Sの資産)は残ります。年に240万円、4年で1000万円近いお金を払い続けるのであれば、自分たちの資産形成に役立つようにするべきだと考えるようになりました。
(余談) 第三の選択肢として、投資用不動産を買ってCFを生みつつ、自分は賃貸に住むという手段もあるようなのですが、家を買った時点では知らない選択肢でした。
分譲マンションは投資用マンションより居住性やグレードが高い
分譲マンションは投資用マンションより居住性やグレードが高いことが多いです。 これは気づきにくい観点ですが、私も購入にあたって調べたことで初めて知った話でした。詳しい内容は、下記の2LDKさんのブログに書かれています。
分譲マンションは個人に対して販売される商品では最も高額な商品の1つです。そのため、分譲デベロッパーは購入意欲をそそるために、開発するマンションの設備や仕様を比較的豪華にする傾向があります。
例えば専有部には床暖房やディスポーザーが標準装備されていたり、建具のグレードが高かったりします。共用部も、大規模マンションであれば住民専用のフィットネスルーム、キッズルーム、各階の24時間ゴミ捨て場などが設置され、快適な暮らしを支える設備が充実しています。
一方で、最初から賃貸用に作られた投資用マンションは利回りを出すためにできるだけコストカットしているため、設備や仕様は比較的シンプルになっています。
私のように社会人になって上京してマンションやアパートに住む場合、そのほとんどが投資用の1Rや1Kです。その後同棲や結婚で広い部屋に引っ越したとしても、分譲賃貸に住むケースはまれでしょう。マンションを買った身としては、「ちゃんとした作りのマンションいいよ!」と伝えたいです。
社会情勢の変化
2024年から2025年にかけて、日本、特に東京の不動産価格・賃料は上昇しています。東京カンテイによると、東京23区の中古マンションの平均希望売り出し価格は1億477万円(70平米換算)でした。
前年同期比38%もの上昇は、当然ながら自分の昇給ペースを大幅に上回っています。 このまま価格上昇が進めば、自分の与信(年収)で買える物件の選択肢は急速に失われていくことになります。
また、不動産価格上昇に遅れる形で家賃も上昇し始めているため、(借地借家法で守られているとはいえ)賃貸のまま暮らしていても家賃は上がりますし、別の賃貸に引っ越そうとしたら、引越し先の家賃が高騰している可能性があります。
一方で、「これから不動産価格が暴落する」と警鐘を鳴らしている人がSNSに大勢いるのも知っています。 しかし、価格上昇により物件が買えなくなるリスクと、暴落によって一時的に不動産価格が下がるリスクを天秤にかけたときに、物件が買えなくなるリスクの方が大きいと判断しました。
典型的なFear Of Missing Out (FOMO)であることは自覚していますが、それでもなお見過ごすことのできない社会情勢の変化だと判断しました。
住宅購入は税制上有利
居住用の住宅購入は国が支援しており、税制面での優遇措置が多くあります。一次取得 (初めての住宅購入) においては、住宅ローン控除が一番恩恵を受けられる施策でしょう。
住宅ローン控除は、住宅ローンの残高に応じて所得税を税額控除する制度です。所得控除ではないため、控除額がまるっと減税されます。
条件によって限度額が異なりますが、中古で環境性能が高い物件を購入した場合、最大3000万円 x 0.7% = 21万円/年 の所得税が控除されます。ペアローンで組んだ場合、2倍になるので 42万円/年 になります。
月額に換算すれば3.5万円/月なので、賃貸と比べて3.5万円高いランニングコストになったとしても、控除のおかげでトントンになります。ありがたや。
なお、中古で環境性能の高い物件を購入する場合は注意が必要で、売主から必要な書類を入手する必要があります。また、売主が書類を紛失している場合もあるので、その場合は別途書類を作成する必要があります。書類がない場合は、3000万円ではなく2000万円が上限となります。(私は幸いなことに売主から必要書類を受領できたため、問題なく控除を受けることができる予定です。)
詳細は築浅ハセンさんの下記noteが参考になります。(読みまくりました)
また、住宅売却時には最大3000万円の譲渡所得の控除があります。仮に値上がりした状態で売ったとしたら、3000万円分が無税で手に入ります。ペアローンで持分比率を1:1にすれば、合計6000万円分の値上がりが無税になります。すごい。
ちなみに、逆に損失が出た場合は、給与所得と損益通算でき、更に繰越控除も可能です。
その譲渡損失をその年の給与所得や事業所得など他の所得から控除(損益通算)することができます。
さらに、損益通算を行っても控除しきれなかった譲渡損失は、譲渡の年の翌年以後3年内に繰り越して控除(繰越控除)することができます。
他にも、不動産取得税の特例や固定資産税の特例など、自己居住用の住宅購入のための制度は山ほどあります。
情報収集したい方は、東京シティ税理士事務所が提供している「税金の本」というサイトが網羅的にまとまっていてオススメです。三菱地所レジデンスのサイトから飛べます。後は、ChatGPTやGeminiでDeep Researchして概要をキャッチアップしつつ、ソースとなっているページを確認しにいくやり方も良かったです。
私達はマンションを買えるのか? (与信・社会的信用)
ここまでマンションを買う理由を書いてきました。次はお金の話です。
当たり前ですが、マンションを購入するためにはお金が必要です。 普通のサラリーマンがお金を用意する一番現実的な方法は住宅ローンです。
住宅ローンは誰でも使えるわけではない
しかし、住宅ローンは誰でも使えてお金を借りられるわけではありません。住宅ローンには審査があります。
あなたがどういう人間で、どういう会社に勤めていて、年収がどれくらいか、これまで信用情報に傷がつくような問題(クレカの未払いや公共料金の滞納など)を起こしていないか、など厳しくチェックされます。 その審査に通らなければお金は借りられません。
否決される事前審査
しかし残念なことに、私たちは一番最初に申し込んだ住宅ローンの事前審査で否決されてしまいました。配偶者が転職して1年未満であり、勤続年数の短さが主な理由でした。
そういった事情もあり、今回は自分たちで直接銀行に申し込むのをやめ、仲介業者(が提携する住宅ローン代理店)経由で申し込む戦略に切り替えました。担当者から私たちの属性を銀行側に補足説明してもらい、事情を汲んで審査してもらえるようお願いした形です。この方針は功を奏し、その後に申し込んだ住宅ローンは無事に全て承認されました。(ヤッタネ)
その後色々と調べてみたのですが、以下のような属性だと住宅ローンが通りづらいようです。ソフトウェアエンジニア界隈だと結構当てはまりそうなので、意思決定の順番をミスると大変です。
転職直後で勤続年数が短い: 私達のパターン
ベンチャー (零細企業) を渡り歩いている: 会社の信用や転職回数の問題
節税のために所得を低く確定申告している: 個人事業主やフリーランスで節税していると住宅ローンの限度額が伸びない
車のローンを先に組んでしまった: ローンが減額される1つの要因になるらしい。住宅ローン→車のローンの順番であれば問題ないらしい。
全ての銀行がNGというわけではないので、しっかり探せばマッチする銀行はあると思います。
【現在無職でも採用通知書があれば事前審査ができる可能性がある銀行3選】
— ふじふじ太@湾岸マンションエキスパート|藤田祥吾 (@fuji_fujita_kun) September 18, 2025
・SBI新生銀行
・千葉銀行
・三井住友銀行
※ご勤務先の信用や規模にもよるので、必ず事前審査できるとは限りませんので注意!
本審査の条件は各行で異なりますが、最短で購入検討中なら上記3行がおすすめ。
予算をいくらに設定するか
予算には2つの考え方があります。
住宅ローンが組める最大額 (与信)
あなたの生活が苦しくない支払い額
住宅ローンが組める最大額 (与信)
1つ目は、銀行がどれだけのお金を貸してくれるかです。あなたがどういう生活をしているか (散財しがちなのか貯金派なのか) に関係なく、銀行はあなたの属性や金融動向に応じて、借りられるMAXの金額を決めています。そのため、どう頑張ってもこの金額を超えた物件を買うことはできません。 (資産がたくさんあってフルローンではなく頭金を入れる場合などは除く。)
まずはこの金額を把握することが大事です。事前審査を出せばだいたいの額は分かります。私達は前年度の年収に対して8倍以上の事前審査が通りました。銀行すごい。
ちなみに、最近は諸経費 (仲介手数料や銀行の融資手数料) も含めたオーバーローンもできるようで、私達もオーバーローンでの審査を通しました。オーバーローンにすると最終的な手出しなしで物件を買えます。
注意点としては、手出しがないと言っても、単月のキャッシュフローで見ると、一時的にマイナスになります。売買契約のタイミングで手付金や手数料を支払い、その1~2ヶ月後の決済 (住宅ローンの実行) のタイミングで諸経費分のお金が戻ってくるからです。
自分が買ったエリアの手付金の相場は5%程度だったので、きりよく1億円の物件を買うとしたら、
手付金 (5%、相手方との交渉で変動)
仲介手数料半金 ( 最大1.5%+消費税、残り半分は決済時)
合計 6.65% (1億円の物件なら 665万円)
程度の現金が事前に必要になります。
中古マンションの売買の流れは想像以上に早く、私達の場合は物件申し込みの1週間後に売買契約というスケジュールで動いたので、本気で買うつもりがある場合は内見前に株式などを売却しておくことをおすすめします。
余談ですが、iDeCoや企業型確定拠出年金 (DC) など老後まで資金を引き出せない類のものにお金を突っ込みすぎていると、この現金の準備で詰みます。(見方によっては)税制面ではNISAよりも有利ですが、若い間は結婚・子育て・住宅購入など大きな出費の機会が多いので、資金がロックされる投資は控えめにした方が良いかもしれません。(自分は気付いたタイミングで止めました。責任は負えません。)
あなたの生活が苦しくない支払い額
2つ目は、あなたの生活に応じた予算です。
子どもがいるのか、旅行が好きなのか、など人によって支出が十人十色です。自らの生活費を把握し、問題ない支払額がいくらなのかをシミュレーションします。
シミュレーションの際には、育休など給料の減る可能性があるライフイベントを考慮に入れると良いでしょう。私達は学生の頃からマネーフォワードで家計簿や資産を管理しているので、それと照らし合わせながら、問題ないかどうかを確認しました。
ライフプランシミュレーションツールとしては、「マネソル」というサービスがおすすめです。初月無料なので、1度試すだけであればお金をかけずに使えます。細かいシミュレーションができるツールなのですが、初見だとちょっと難しいので、実際にマネソルを使っているYouTube動画を見つつシミュレーションしました。
また、給与の伸びもポイントです。20代や30代であれば、これからまだまだ給料の伸びが期待できる年齢です。このタイミングで保守的な予算設定をしてしまうと、数年後には保守的すぎる予算になっている場合があります。
私の場合、新卒からの平均昇給率は約10%/年だったので、楽観的に同様の伸びを想定すると、ローンの年収倍率は7倍 (0年目) → 6.36倍 (1年目) → 5.78倍 (2年目) とかなり余裕を持った形になります。
春闘の賃上げ率5%で考えれば、7倍 (0年目) → 6.66倍 (1年目) → 6.35倍 (2年目) となります。昇給を考慮すると見えてくる景色 (予算)が変わってきます。
どのマンションを買うか?
大まかな予算設定ができたら、実際に買える物件を探していきます。ここは人によって個別性が高い部分にはなりますが、
どのエリアにするか?
エリア内のどのマンションにするか?
そのマンション内のどの間取りにするか?
あたりを決めていきます。
どのエリアにするか?
賃貸を探すときも同様ですが、通勤時間、商業施設の充実度合い、ハザード、子どもがいれば教育環境など色々な観点があります。100点満点のエリアはないので、取捨選択をしていかなければなりません。
また、購入であればそのエリアの資産性も気にした方が良いでしょう。資産性に関しては、色々な記事を参考に考えていきました。
私の場合は、
古い街より再開発された新しい街 (好み)
上京後に世田谷に住んでいて、細い道ばっかなのが嫌だった
歩車分離された広い歩道や電柱が地中化されているとGood
乳幼児がいたとしても暮らしやすい街
5~10年住むこと前提に、今は夫婦2人でも考慮しておく
酔っ払いが多かったり、ベビーカーが不便・危険なところは避ける
公園が近くにある
オフィスまでの時間は気にしない
フルリモートなのでどうでも良い
とはいえ23区内で絞っているので、通勤1時間以上とかにはならない。フルリモートが終わっても問題ない
災害リスクは死ぬリスクのあるものは考慮するが、それ以外は気にしない
という形で探しました。
ハザードについての考え方
災害リスクについて補足しますが、自分の住まいなので最低限死なないようなエリア・物件を選ぶことが最重要です。この大前提を無視し、災害後の「生活の不便さ」のリスクばかりを気にするのは本末転倒だと考えました。
例えば、雨や台風による水害はニュースで取り上げられることが多いですが、1階や2階でなければ自宅にいて自分自身が流されることはありません。災害後にエレベーターが止まるなど不便が強いられる可能性はありますが、自分の命が危険にさらされることは少ないでしょう。
一方で、地震による延焼(火事)の危険性が高いエリアや、旧耐震基準で倒壊リスクのある物件は、そこに「居住しているだけで」命の危険に直結します。この2つのリスクは明確に区別して考える必要がありました。
なお、地震による津波のリスクですが、東京湾はその構造上、津波のリスクは低いとされています。特に都内エリアはハザードで色がつきません。
海に近い = 津波リスクがある、と考えるのは短絡的です。
同様に、海に近い = 水害リスクがある、と考えるのも半分間違いで、大雨による洪水リスクは低いです。大量に雨が降ったとしても、大雨による海面上昇は微々たるものだからです。洪水は海沿いより川沿いの方がリスクが高いです。一方で、台風による高潮リスクは海沿いの方がリスクがあります。(当たり前といえば当たり前)
どのマンションを買うか?
エリアを絞り込めたら、そのエリアにあるマンションを調査します。
SUUMOやアットホームなど、中古マンションのポータルサイトで調べるのも良いですが、たまたまそのタイミングで自分の条件にマッチする部屋が売りに出されていない、というパターンも考えられるので、広く調べるなら「マンションレビュー」など、マンションごとにまとまっているサイトを調べるのがオススメです。
マンションレビューは、現在の売り出しだけではなく過去の販売履歴も見ることができるので、おおよその相場感をつかめます。
なお、 「XX万円割安」という記載が出るのですが、物件概要からしか推定していないデータなので参考程度で見るようにしました。部屋がめっちゃ汚いとか、眺望が終わっているなど、データでは見えない影響で価格が安いパターンがありえます。
必要な設備・間取りを言語化する
購入するマンションを絞り込むため、設備や間取りに関する条件の「MUST(絶対条件)」と「WANT(希望条件)」を、このタイミングで明確に言語化しました。特に、自分自身では変えられないもの (構造や共有部、眺望、ディスポーザーなど) はよく考えておいた方が良いと思います。
築年数: 20年以内。旧耐震は絶対にNG。
構造: 制震 (MUST)、免震 (WANT)
間取り: 2LDK (MUST)、 3LDK (WANT)
方角: 西向き以外 (MUST)
階数: 気にしない。眺望が良ければOK。
専有部設備: 床暖房・ディスポーザー (MUST)、食洗機 (WANT)
食洗機はなければ後から追加すれば良いので。
共有部設備: フィットネスルーム (ほぼMUST。妻の強い希望)、後はある程度充実していたらOK
築年数については、旧耐震だと住宅ローンが通りづらかったり、命の危険があるので絶対に避ける方針にしました。
また、構造については最低限制震としつつ、免震構造だと嬉しいなぁと思いながら探しました。東日本大震災では制震と免震で被害に差が出ていた背景もあり、「強ければ強い方が良い」という考えのもと、免震をメインに探しました。(なお、必ずしも制震 < 免震 の不等式が成り立つわけではないです)
具体的な売り物を探す
言語化した結果を元に、マッチする売り物を探します。うまく見つかればOKですが、場合によっては予算オーバーなものしかない場合もあります。その場合は、エリアを変えるか、条件を変えて調整します。
予算自体を引き上げる手段もありますが、そこに手をつけると変数が際限なく増え、決めきれなくなる(迷走する)恐れがありました。そのため、「最低でもここは譲れない」というラインを先に決めておく方が、迷走しにくいと思います。
仲介会社を見つける
ポータルサイトで物件を探しつつ、お世話になる仲介会社を探していきます。ここでポイントになるのが両手仲介と片手仲介という考え方です。
両手仲介は1社が買い手、売り手双方の仲介を担当します。片手仲介は買い手、売り手それぞれに別の仲介会社が付いて担当します。SUUMOから直接問い合わせすると、売主の仲介に問い合わせることになるので両手仲介になります。
仲介会社からすれば仲介手数料を倍取りできるので、片手よりも両手の方が金銭的インセンティブが高いです。そのため、瞬殺しそうな物件なら両手になるように問い合わせすることで、買える可能性が高まります。逆に不人気物件の場合は、両手でまとめたいので値引き交渉を頑張ってくれる可能性があります。
しかし、買主からすれば複数物件に問い合わせるために、毎回別の仲介会社に問い合わせる必要があるので、コミュニケーションコストは高くなります。
色々と調べましたが基本的にお得に購入する場合は、両手仲介の方が有利なようです。しかし、私達は先述したように住宅ローンの審査が通りづらい属性で、色々な会社に説明して問い合わせるのはしんどかったので、信頼できる仲介会社さん1本 (片手仲介) で行くことにしました。
仲介手数料を1.5%まで値引いてくれるとてもありがたい仲介会社さんを見つけることができたため、そちらにお世話になることにしました。(会社名は非公開です)
内見する
気になる物件が決まったら内見のスケジュールを立てて、実際の部屋を見に行きます。内見時は図面だけでは把握できないポイントを重点的に確認します。私は以下の項目を重点的に確認しました。
採光 / 眺望: リフォームでは変えられないポイントなので必ず確認
部屋の状態: リフォームが必要な箇所・不要な箇所を確認
共有部の状態・民度: ちゃんと管理が行き届いているか?
すれ違う住民: どういった属性の方が多いのか、自分にとって居心地が良いか?
ファミリーなのか、若い人が多いのか?
駅からの導線: 実際のところ何分かかるのか、どういったお店があるか?
内見して気に入ったら、申込み・契約です!
物件申し込み・契約 〜 引き渡し
住宅ローンの事前審査を通す
物件の申し込みをする前に住宅ローンの事前審査を通します。事前審査が通っていないと購入申し込みを受け付けてくれないことが多いためです。
事前審査は必ずしも該当物件である必要はなく、似た物件の事前審査が通っていれば大丈夫です (ただし、購入金額と同等以上である必要あり)。内見後に素早く申込書を出すために、何でも良いので内見1~2週間前に事前審査を通しておきましょう。
また、住宅ローンの条件は銀行によって様々です。優遇金利が出るかどうかも場合によります。可能であれば複数銀行に申し込む方が良いです。私達もいくつかの銀行の事前審査に通りましたが、各行さまざまな優遇金利や条件が出ました。
物件の購入を申し込む
購入したい物件が決まったら、仲介会社経由で購入申込書を売主に提出します。この申込書には購入希望金額や手付金額を記載できるので、値引きしてもらいたい場合はここから交渉が始まります。
私達の購入した物件では、多少の値引きを指値 & 手付金を物件価格の4%程度 (キリの良い数字) にして提出しました。不動産売買は相手方がいる取引なので、あまりに失礼な指値をすると見向きもされないことがあるらしいので、値引き額などは基本はプロに任せました。
なお、この購入申込書は単なる申込書で法的拘束力はありません。この次のステップで行われる売買契約の締結によって、正式に売買が成立します。
また、このタイミングで仲介手数料の交渉を追加で行いました。仲介業はフロー型のビジネスで回転させることで売上が増えていく形態であるため、初めての内見日に「即日申し込みするから値引いてくれないか?」という戦術で交渉しました。
たくさん内見するのに申し込みはしない客よりも、サクッと申し込みしてくれる客の方が仲介会社にとってはありがたいはずだろう、と見込んだ交渉だったのですが、嬉しいことに更なる値引きができました。
売買契約する
無事売主との交渉がまとまったら売買契約です。仲介会社のオフィスで様々な書類にハンコを押していきます。この辺は言われた通りに書類を準備し、ハンコを押していくだけの作業ではあるのですが、大事なことが書かれているのでしっかりと読み込みましょう。
私は事前に資料をもらえたので、NotebookLMに売買契約書のドラフトや重要事項説明書を突っ込んで内容を把握していきました。
住宅ローンの本審査を通す
売買契約が終わったら住宅ローンの本審査に入ります。事前審査よりも必要書類が多いので、依頼されたものを準備します。副業をしていると確定申告書が必要になる場合もあります。結果は1~3週間ほどで届くので待ちましょう。
引き渡し
ローンの本審査が通ったら引き渡しです。残代金の決済や抵当権の設定などを銀行で行います。全ての手続きが終わったら、晴れて購入した家はあなたのものになりました!
引っ越してからの細々としたこと
インターネットが遅い問題 (90Mbps張り付き問題)
引っ越し後にインターネットの速度をfast.comで計測したのですが、90Mbps台で張り付いてしまい、100Mbpsを突破できないことに気づきました。マンション全体で導入されているインターネット回線 (管理費込) だったので、専有部までの回線が遅いのかも?と思ったのですが、調べる限り1Gbpsで来ていそうでした。
どこかでボトルネックになっている部分があるんだろうなぁと思い、クローゼットにある情報機器スペースを開けてみたところ、100Mbpsが上限のスイッチングハブを見つけました。
これだ!と思い、ビックカメラで1Gbpsに対応しているスイッチングハブを買ってきて交換したところ、実測で700Mbpsまで出るようになりました。めでたしめでたし。
月々の支払いの変化
家を買ってどのくらい月々の支払いが変わったのか計算してみました。もともとの家賃や購入金額によって人それぞれ大きく異なるので、参考程度にしてください。
住宅ローンと家賃の差額 (管理費・修繕積立金含む): +64,000円
インターネット代: -5,900円
個別で回線を引いていたが、標準の回線で十分だった
妻のジム代: -8,500円
共有部のフィットネスルームで代用できるため不要に
住宅ローン控除: -35,000円
合計: 14,600円の増加という結果になりました。住宅ローン控除偉大ですね。
カーテンをお得に買いたい
購入した部屋の窓は規格外で、ニトリや無印など量販店の既製品を使えない窓でした。オーダーカーテンを注文する必要があるのですが、コスパよく買えないかなぁと調べたところ、ふるさと納税で「ジャストカーテン」というショップのオーダーカーテンの割引券をもらえることが分かりました。
この割引券は複数枚使え、かつ実店舗でも使えるので、私達は店舗に行って実際の商品を見てオーダーしました。ふるさと納税の枠が余っている方にはおすすめです。
更に、ららテラス TOKYO-BAYに入っているジャストカーテンでは、火曜日に行くと最大5%のポイントが付くので、もっとお得に購入できます。平日なのが難点ですが、カーテンは数万円以上するので場所や時間が合うなら検討しても良いと思います。(独立店ではなくショッピングモールに入っているメリット)
地味だけど役に立ったツール
地味だけど良かったツールの紹介です。
ニフティ不動産のアプリ
ニフティ不動産のアプリは、地図上にそのエリアで売りに出されている物件を可視化してくれます。SUUMOやアットホームなどを情報源としているので、データは豊富です。ただ、更新速度はデータ提供元より遅めなので、大体の相場感を掴むのに利用し、その後はSUUMOやアットホームを巡回していました。
三菱UFJ不動産販売のサイトから見れるマップ
三菱UFJ不動産販売の物件ページでは、その地域の学区や人口、ハザード、容積率など色んな情報を見れます。大まかなエリアの状況を確認するのにオススメです。
東京23区無電柱化マップ
街の整備度合いを確認するための1つの指標として、無電柱化率を見ました。エリア選びに占める無電柱化率の影響度合いはそこまで高くないですが、防災観点や街の開発具合を簡単に知れるという点で良かったです。 (単純に面白かった)
まとめ
ここまで長々と中古マンションの購入について書いてきましたが、まさかの1万字超えになっていて自分でもびっくりしています。これでもまだ書ききれていないことがあるのですが、あまりに長くなりすぎたので締めます。
実際にマンションを購入して感じたのは、事前に税制や制度を理解し、「あなたが住みたい家」の条件を言語化し、予算を固めさえすれば、最後は「決断するのみ (気合)」だということです。幸い、インターネットには先人たちの貴重な情報が溢れているので、ぜひ色々な記事を参考にしてみてください。
ただし、情報を集めすぎて理想が高くなりすぎると何も買えなくなるので、自分にとっての妥協ラインをしっかりと引くのも忘れないようにすると良さそうです。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。質問したいことがあったら飲みに行ったときにでも聞いてください!
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面白かった方は僕にコーヒーを一杯奢ってくれると泣いて喜びます🙏

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