コツコツ貯めたタンス預金が500万円を超えたので、住宅のリフォームに使おうと思っています。税務署に指摘されることはないでしょうか?
長年コツコツと貯めてきた現金を、ついに住宅のリフォームに使おう。そんな夢を叶えようとしたとき、「税務署に何か言われないだろうか? 」と不安に思う人もいるのではないでしょうか。 特に500万円を超えるまとまった金額になると、税務上の取り扱いが気になるところです。本記事では、タンス預金をリフォーム費用に使う際に注意すべき点を詳しく解説します。 ▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
タンス預金自体は違法ではないが「出どころ」が大切
まず大前提として、「タンス預金」を持つこと自体はまったく違法ではありません。銀行口座ではなく現金で手元に保管しているだけのことなので、貯金の形が違うだけです。問題となるのは、そのお金の出どころが不明な場合です。 たとえば、長年の給与や年金、生活費の節約などで少しずつ貯めてきたお金であれば、当然ながら問題はありません。 ですが、もし税務署が「申告されていない所得があるのでは?」と疑うような状況になると、調査の対象になる可能性があります。株式会社スガワラくんが行った調査によると、約4割の人がタンス貯金があると回答しています。
税務署が注目するのは「大きな動き」
税務署は普段からすべての人の預金や現金をチェックしているわけではありません。しかし、あるタイミングで大きな資金の動きがあると、関心を持たれることがあります。 リフォーム費用として500万円を現金で支払うとなると、工務店側がその入金を「現金で受け取った」として帳簿に記載します。このとき、税務署が工務店を調査した際、「このお金の出どころは? 」と照会が入る可能性があるのです。 また、現金をいきなり銀行に預けて支払いに充てた場合も、銀行側から税務署に「預貯金等照会」や「疑わしい取引」として情報が渡るケースがあります。特に100万円を超える現金入金を何度も行うと、金融機関が内部的にチェックすることがあるため注意が必要です。
「貯めていた証拠」を残しておくのが安心
タンス預金を使う場合に最も大切なのは、「正当に貯めたお金である」と説明できるようにしておくことです。そのために、以下のような記録を整理しておくと安心です。 ・給与明細や年金支給通知など、収入の裏付けとなる資料 ・過去の家計簿、貯金の記録、日記など ・現金を引き出した通帳の履歴(少しずつ引き出していた証拠) ・家族や知人に「昔から現金を貯めていた」と証言してもらえる状況 こうした資料があれば、万が一税務署から説明を求められた際もスムーズに対応できます。