DTMがみるみる上達する練習法3選
初めての作曲とDTM。
いざDAWソフトをインストールしてみたものの、何をしたらいいのか分からないと悩む方も多い事でしょう。
今や誰もが気軽に作曲や楽曲制作に踏み入れるようになりましたが、最低限の音楽理論の知識やDAWソフトを使いこなす知識とスキルが無いとなかなか1曲完成というところまで到達しずらいと思います。
今回はそういった知識ゼロのところから1曲作ってみたいと考える人のための練習法を紹介していきたいと思います。
1:DTMで何をしたいのかを明白にする
まず、漠然とDTMをやってみたいと考えている人はDTMを通して何をしたいのかというところを明白にしておく必要があります。
DTMで出来る事は主に3つ
・作編曲
・レコーディング
・MIXやマスタリングなどの音源編集
何をするかによって求められる知識も使うプラグインソフトも異なります。
例えば、作曲をやってみたいと考えている人であれば、MIXを行うエンジニアのような波形編集ソフトの知識等はそれ程重要視されません。
むしろ、音階やキーやリズムといった音楽に於ける基礎知識が求められます。
勿論、作曲からMIXまで全部自分1人でやってみたいと考えている人も多いかと思いますが、最初期の段階で〝あれもこれも〟と手を伸ばすのは危険です。
何故なら音楽制作の知識は膨大な量があるからです。
1つの事を極めようと思っても数年は余裕でかかります…。
ですので、〝作曲〟をやってみたいのであれば他の事は2の次にして作曲のみを極めるよう心掛けましょう。「ある程度のスキルが身に着いてきたな」と感じた時にMIXやレコーディング等の知識の習得に着手するのは大いにアリです。
2:DTMが上達する練習法3選
やりたい事によって求められる知識等が異なるという話をしましたが、今回の記事ではDAWソフトの操作やDTMでの作業に慣れる為の練習法を紹介していきます。
2-1:楽譜を打ち込んでみる
DAWの画面というのは、いわゆる譜面をデジタルで見ているようなものです。
楽譜が読めないという人でも、DTMでリズムの升目や音階と理解する事が出来ます。
音楽理論の知識がない段階では既存の楽曲(それ程難易度の高くないもの)を実際に打ち込んでみると良いでしょう。
2-2:ループ音源やサンプルパックを使用して作曲してみる
各DAWソフトには、ループ音源やサンプルパックといった音源が収録されています。
シンセサイザーやギター等の楽器は自分で音色を作ったり編集したりしなければいけません。加えてドラムやベース等の楽器をどのように打ち込んでいいのか分からない事もあるでしょう。
こういった時に役立つ〝既製品の音源〟が多数用意されています。これがループ音源・サンプルパックなのです。
各パート毎にパーツが用意されているのでパズル感覚で作曲を楽しむ事が出来ます。
2-3:打ち込んだ音源を編集してみる
1章で「作曲ではMIXやマスタリングの知識は重要視されない」と記載しましたが、それは飽くまでも「エンジニアを目指す人程の知識は必要とされない」という意味です。
少し矛盾した話にはなりますが、作曲する人にもある程度MIIXやマスタリングといった音源編集の知識は必要です。
というのも、アレンジの段階でイマイチな音源はMIXやマスタリングを施してもカッコよくならない場合があるからです。
例えば、ボーカルとギターの帯域がぴったり重なっていたりすると、音がぶつかってしまいお互い音抜けが悪いという事態に陥ってしまいます。こうなるとどうMIXしても解決されないのです。
良い音源を作るには、作曲者もアレンジの足し引きの経験や知識が必要なのです。
そこでDTM初心者にして欲しい音源編集の練習は3つ
・音量調整
・パン振り
・リバーブの挿入
これを最初に身に着けて欲しいです。
特に音量調整とパン振りはMIXの8割を左右する重要な行程です。パート毎の適切な音量バランスを見極められるよう練習に努めてください。
まとめ
如何でしょうか?
DTMは覚える事や勉強する事が多々あるので先を見据えると気が遠くなってしまいそうですが、1つ1つ段階を踏んでスキルアップしていきましょう。
本編には記載しませんでしたが、楽曲制作に於いて最も重要なのは〝リファレンス音源〟を用いる事です。常に一流のアーティストやエンジニアの手掛けた楽曲と聴き比べ自分の制作物の反省点を見出していく事が重要になります。
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