学校の後、ロンドンの銀座とも言えるPiccadilly Circusでお買い物。今は夏前のセールを大々的にやっていて、英国ユニクロに行って服を買う。英国ユニクロはあまり成功していないと言われている通り、自分が訪れたときは店内は比較的閑散としていた。
英国ユニクロについては、イギリスの涼しい気候にも関わらず日本と同じDRY素材を導入したりと、マーケティング上の失敗が言われている。しかし、自分が実際に訪れてみての感想としては、何よりも日本のような「驚くべき安さ」が実現されていないことが失敗の原因ではないかと推察された。Tシャツやショートパンツが普通に10ポンド(約2200円)で売られていたりする。ユニクロはそれを980円で売ったからこそ日本で成功したのではなかったのか?確かに高級感はないし、ユニクロを着てると周りに言ったら貧しいと思われるんじゃないかとか、ブランド的には下級とみなされるかもしれないが、値段の割りに質が良いという絶対的事実をもとに成功してきたはずである。
Piccadilly Circusに店を構えること自体、ユニクロの「安くて良い品」戦略と合致するのかどうやら、自分には若干疑問。GAPとの違いが分からない。
そんなことはさておき、先日「イギリスはちょっと上等にしたインドのようだ」と述べた。これはあながち的外れな見解ではなく、実際のところ歴史的に両国のつながりは深いし、同じ白色人種でインド=ヨーロッパ語族、元をたどれば同じルーツの人たちである。しかし、自分にもインドとイギリスの違いが少しずつ分かってきた。
・(自分の知っている限り)イギリス人はインド人より正直。ウソをつかない。
・イギリス人は自分に落ち度があるときは一応謝ることを知っている。
この見解は自分がインドを旅したときのトラウマティックな経験をもとに述べているが、たぶん両国を知る多くの人は納得してくれると思う。その点、イギリスはやはり文明国だな、と安心させられる。