3日まで 川越・一番街 歩行者天国を試行

 川越市の観光スポットで蔵造りの街並みが広がる「一番街」で車両の通行を禁止する「歩行者天国」が試験的に実施されました。

 川越市の「一番街」は多くの観光客が訪れる一方、複数のバス路線が通るため人と車が交錯する状態になっています。

 このため市は、歩行者が安心・安全に過ごせる交通環境の整備を目指し、ことし5月と11月の連休に歩行者天国を試験的に行い、ほかの道路への影響を検証します。

 1日は、午前11時から午後5時まで、およそ400メートルの区間で車両の通行が禁止されました。

 観光客たちは、ゆったりと歩きながら記念写真を撮るなどして小江戸・川越の散策を楽しんでいました。

 歩行者天国は3日まで行われる予定で、市は検証結果を踏まえて今後、一番街周辺の交通のあり方を検討するとしています。

街頭募金 児童養護施設の子どもの支援呼びかけ

 児童養護施設で暮らす子どもたちの進学支援などを目的とした街頭募金がJR浦和駅前で行われました。

 街頭募金はボランティア団体「県社会的養護を考える会」が行ったもので、メンバー10人が参加しました。

 会の調査によりますと、主に県内にある児童養護施設の出身者の大学進学率は25.3%にとどまり、全国的にみても低くなっています。

 参加した人たちは子どもたちの進学を後押ししようと駅の利用客などに協力を呼びかけていました。

 集まった募金は、児童養護施設に暮らす子どもたちの心のケアを目的としたキャンプの開催費用や、会が2027年度に設立を予定している奨学基金に充てられるということです。

 募金活動は2日、今月15日、16日にもJR浦和駅前で行われるということです。